🔶自己紹介 横浜国立大学大学院環境情報学府の肖(しょう) 君(くん)と申します。 2016年に横浜に来るまで上海市に住んでいました。大学院では人口環境学を専攻していて、エッセンシャルオイル(精油)に含まれている香料アレルギーについて研究しています。(博士後期課程) 日本には消費者製品に係るリスク評価を研究している教授や学者がたくさんいることを知り、ここ横浜で学ぶことを決めました。 🔶中華人民共和国の紹介 中華人民共和国はアジア大陸東部、太平洋の西海岸に位置し、面積は約960万㎞。ロシア、カナダに次いで世界で3番目に大きな国土を有しています。人口は約14億人と世界で最も多く、首都は北京市です。2008年に第29回夏季オリンピックが開催されたのも、記憶に新しいと思います。また、日本でも大人気のパンダですが野生のパンダは中国にしか生息していません。今回紹介する上海市内にも、かわいいパンダに会える動物園がありますよ! 🔶上海市の紹介 上海市は中国東部、長江河口南岸に位置し、市街地は長江の支流である黄浦(こうほ)江(こう)を遡った所にあります。2019年時点の人口は約2428万人で、人口増加が著しい街です。金融、イノベーション、交通業界の世界中心地として名高く、上海港は世界最大規模の国際貿易港と言われています。  私は上海と横浜の気候はよく似ていると思います。上海も通常、湿気の多い亜熱帯気候で、四季がはっきりしているのが特徴です。冬場は肌寒く、少し湿気があります。夏は高温多湿で、夏場と秋口には台風の影響を多く受けます。近年、台風による甚大な被害は、さほどないようです。一般的に過ごしやすい季節は春ですが、天気が変わりやすく、雨が多いです。また、秋は晴れて乾燥した日が続くことが多いです。 🔶上海市のおすすめ 上海の観光ブックなどを見ると、近代的で大きくて、日本では目にしないような珍しい形のビルが立ち並ぶエリアの写真をよく目にすると思いますが、古くからある歴史的建造物や庭園、自然もたくさんあります。明代永楽年間(1403-1424年)に建立された道教の寺院である上海城隍(じょうこう)廟(びょう)は有名な観光スポットで、このあたりには上海で最も古い商業地区として発展した場所と言われています。 また、このすぐ近くにある豫(よ)園(えん)は400年以上の歴史を持つ中国江南を代表する古典庭園です。園内には大小の楼閣(ろうかく)が並び、様々な形の瓦や屋根、塀、庭石など、見応え十分な美しい庭園です。一方、バンド地区と呼ばれていた外灘(わいたん)は、かつて「東洋の金融街」とも言われて、西洋建築群が立ち並ぶエリアです。かつて、各国の領事館や銀行、商館が集結した上海の経済と交易の中心地であったこの場所は、今も当時の建物が多く残り、ノスタルジックな雰囲気が漂う素敵なエリアです。この外灘エリアから、上海市内を流れる川(黄浦江)の対岸には浦東エリアは近代的な建物が立ち並ぶエリアで、この場所から撮る写真はSNS映え間違いなしです! 食事に関しては、美味しいものがたくさんありますが、中でも私は小籠包をお勧めします!横浜中華街で食べられる小籠包との味の違いを楽しんでほしいです。また、市内には市場がたくさんあって街全体、活気があります。熱々の焼きまんじゅうや、新鮮な魚介が美味ですが、特に上海ガニが美味しいと評判です。米や麦などの穀物を原料にした醸造酒である紹(しょう)興(こう)酒(しゅ)と一緒に食すと最高ですよ! 🔶横浜市と上海市 1973年に横浜上海友好都市宣言を締結後、市民交流や訪問団の相互派遣、スポーツ、文化、芸術、経済、技術交流など、幅広い分野で連携、協力を続けています。2018年には横浜と上海の友好都市提携45周年を記念したイベントも両市で開催されました。今後も、幅広い領域での関係強化を目指しています。 🔶保土ケ谷区についての感想 保土ケ谷区が大好きで、この先もずっと住み続けたいと思っています!静かで自然豊かな保土ケ谷は、季節の移ろいと共に見せる街の表情の変化や、活き活きとした人との交流がいつも私を元気にさせてくれます。特に興福寺松原商店街で、野菜やお花など、お店の人とお話をしながら買い物をすることが大好きで、とても楽しいです。 そして何より、地域主催のイベントが多くて素敵です。私もたくさんのイベントに参加させてもらいましたが、浴衣を着て夏祭りや花火大会に行った思い出は色褪せない最高の思い出です!これからも私の第二の故郷として、たくさんの方々と交流して良い関係を築いていけたらと思います!