72ページ 第4章 第4期保土ケ谷ほっとなまちづくりの進め方  保土ケ谷区に関わる様々な人や団体が、それぞれの立場で「ほっとなまちづくり」に取り組みます。 また、お互いに協力・連携することで取組を更に充実させていきます。 自治会・町内会 保健活動推進員 食生活等改善推進員 子ども会 老人クラブ 心身障害者・児団体 災害ボランティアネットワーク 地域防災拠点 消防団・家庭防災員 ボランティア団体・市民活動団体 環境事業推進委員 更生保護女性会 保護司 女性団体連絡協議会 在住・在勤・在学の皆さん 地区社会福祉協議会 民生委員・児童委員、主任児童委員 青少年指導員 スポーツ推進委員 地域自立支援協議会 区民会議 子育て支援団体 防犯協会 交通安全母の会 NPO法人・企業・施設など 国際交流ラウンジ 学校・PTA 地域ケアプラザ・区社会福祉協議会・区役所など 区全域計画 ほっとなまちづくり推進会議 情報や課題の共有/連携/協働 地区支援チーム 地区別計画 (22地区) ほっとなまちづくり懇談会 など  地区ごとに、地域ケアプラザ・区社会福祉協議会・区役所の職員で「地区支援チーム」を編成し、地域の皆さんと一緒に地区別計画を進めていきます。 1 区全域計画  保土ケ谷区在住・在勤・在学の皆さんや関係団体・機関、地域ケアプラザ・区社会福祉協議会・区役所などが、連携しながら進めていきます。  取組の状況については、区内の様々な関係団体・機関が参加する「保土ケ谷ほっとなまちづくり推進会議」において確認し、振り返りを行うとともに、今後の方向性などの意見をいただきます。地域ケアプラザ・区社会福祉協議会・区役所は事務局として会議を開催するとともに、推進会議の意見を踏まえ、区民の皆さんや関係団体・機関と協働して区全域の取組を更に充実させていきます。  また、3つのテーマごとの地域ケアプラザ・区社会福祉協議会・区役所の取組については、各機関において継続的に取り組み、取組状況やその成果の両面で振り返りを行い、推進会議で報告します。 73ページ 2 地区別計画  地区ごとの目指す姿に向かって、様々な取組を進めていきます。地区別計画でまとめた「目指す地域の姿」「取組目標や具体的な取組」は、毎年振り返りを行い、取組状況やその成果を確認することで、今後の活動につなげていきます。また、より効果的に取り組んでいくため、地区内の様々な活動の状況や地域の困りごとを、関係者が定期的に情報共有することも大切です。地区支援チームが地域の皆さんと一緒に地区別計画を進めていきます。  話し合いを行う場には、広く状況把握や検討、連絡調整ができるように、地域で活躍する様々な人に参加していただくことが望ましいです。  なお、各地区の取組状況は、様々な機会(「ほっとなまちづくりフォーラム」での活動発表や広報よこはま区版など)を活用して区全体で共有していきます。 3 振り返りとスケジュール  ほっとなまちづくりは、区民の皆さんをはじめ様々な関係機関、地域ケアプラザ・区社会福祉協議会・区役所が一緒になって、策定・推進する計画です。  結果だけでなく、様々な人が参加して取り組んだ過程、多くの人に関心を持ってもらったか、様々な団体や機関が協力して取り組めたか、などの「大切にする視点」を踏まえた振り返りも重要です。 大切にする視点 地域のみんなを対象に / 地域のみんなで進めよう 振り返りのポイント @ 目的に合った取組ができたか  A 様々な人や団体と協力して取り組めたか B 地域にとってどのような良いことが起こったか 例えば、地区別計画では… [振り返りのポイント] ポイント@ 目的に合った取組ができたか [例1(地域活動の担い手不足)]  地域活動の参加者を増やすために、住民アンケートを行った。 [例2(会食会参加者の高齢化)]  自力で参加できなくなった高齢者に向けて、会食会を一部配食にして対応した。 [振り返りのポイント] ポイントA 様々な人や団体と協力して取り組めたか [例1(地域活動の担い手不足)]   様々な人や団体に協力してもらえるよう、事前に説明を行い、内容検討や配布回収にも関わってもらえた。 [例2(会食会参加者の高齢化)]  近所の人にも協力してもらい、自宅に届けることができた。小学生の書いたイラストをカードにして添えたところ喜ばれた。 [振り返りのポイント] ポイントB 地域にとってどのような良いことが起こったか [例1(地域活動の担い手不足)]  住民の希望や特技が確認でき、地域活動に関わる人が増えた。 [例2(会食会参加者の高齢化)]  会食会を欠席していた人にも、食事を楽しんでもらえ、安否確認ができた。 [振り返りのポイント] Step up [例1(地域活動の担い手不足)]  同じ特技を持つ人がつながって、地域で活躍できる場がないかな… [例2(会食会参加者の高齢化)]  なかなか外出できないと話していたので、何かお手伝いできることはないかな… 74ページ ≪スケジュール≫ 活動を更に盛り上げていくために  目標に向けて取組を実行したら、皆で振り返りを行い、その成果や課題点を話し合い、今後の活動につなげていきましょう。様々な情報を共有し、アイデアを出し合うことで、一人ひとりのやりがいや喜びも生まれます。 イメージ図 Plan 計画を立てる 子育てしやすいまちを目指して、遊び場の情報を発信できたらいいな。  まずは公園のマップを作ってみよう。 Do 実行する  公園の場所を確認するためにまち歩きをしたら、いろいろな人に話を聞くことができたよ。  イラストの得意な人に、絵を描いてもらえたよ。 Action 改善する  公園マップを使って、いざという時の避難訓練をやってみてはどうかな。  もっと情報を増やしていくにはどうしたらいいかな。 Check 振り返る 子育て中の人に、公園情報を知ってもらえたね。  マップ作りがきっかけで子育てサークルやPTAの人と知り合いになれたね。 75ページ コラム 「保土ケ谷ほっとなまちづくり」を広く知ってもらうために 【あなたは「保土ケ谷ほっとなまちづくり」を知っていますか?】 知っており、何かしら関わっている 3.0% 関わりはないが、内容は知っている 7.0% 名前は聞いたことがある 27.6% 全く知らない 58.6% 無回答 3.8%  「全く知らない」が58.6%と過半を占めています。 「知っており、何かしら関わっている」(3.0%)、「関わりはないが、内容は知っている」(7.0%)を合わせても、内容まで認知されている割合は10%であり、更に広く知ってもらう必要があります。 ※保土ケ谷区 防災・地域福祉保健アンケート(令和元年度)  調査対象:18歳以上の区民4,000人(無作為抽出) 有効回答者数:1,794人(有効回答率44.9%) ※回答の比率は、小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、合計が100%にならない場合があります。  ほっとなまちづくりをいろいろな機会を通して多くの人に知ってもらうことが「地域のみんな」で取り組むためには必要です。 〈例えば…〉 ・広報紙 ・新聞 ・ちらし ・まちの掲示板 ・区民まつりや地域の行事 ・イベント ・公共交通機関の掲示板 ・テレビやラジオ ・ウェブサイト ・SNS など 様々な世代の人にPRできるように、媒体や方法を工夫します。  地域の活動に参加している皆さんからの発信や声かけも大事な方法の一つです。  ほっとなまちづくりをより身近に感じてもらえる取組を行うとともに、活動を理解する人や活動に参加する人を増やしていきます。 76ページ 地域ケアプラザとは  地域の福祉保健の総合相談窓口として住民に寄り添い、また、活動をサポートする、福祉保健の拠点として区内7か所※に設置されています。皆さんが、住み慣れた地域で安心して生活ができるように、まちづくりに取り組んでいます。 ※今井・岩崎・上菅田・川島・常盤台・仏向・星川地域ケアプラザ  令和5年度に区内8か所目の地域ケアプラザが開所予定です。 【主な機能】 ・地域活動・交流 地域の福祉・保健活動の支援 / ボランティア活動の支援 / 自主事業の開催 ・生活支援体制整備 見守りの仕組みづくり / 通いの場づくり / 生活支援の仕組みづくり ・地域包括支援センター 福祉保健に関する相談・支援の総合窓口 / 地域住民、事業者、医療機関などとのネットワークづくり / 介護予防・認知症予防などの事業の開催、地域の活動の支援 / 高齢者虐待の防止や消費者被害の防止などの取組 ・居宅介護支援 介護認定の申請・更新手続きの代行 / ケアプランの作成 ※その他、デイサービスを行っている施設もあります。 区社会福祉協議会(区社協)とは  「誰もが安心して自分らしく暮らせる地域社会をみんなでつくりだす」を活動理念として福祉のまちづくりに取り組む、民間の社会福祉法人です。  連合自治会町内会、民生委員・児童委員、地区社会福祉協議会、障害者団体など当事者団体、ボランティア・市民活動団体、社会福祉施設・関係団体、区役所など多様な会員で構成された協議体です。 【主な取組】 @団体活動などの支援  ・地区社会福祉協議会支援  ・福祉活動団体支援  ・ふれあい助成金  ・福祉保健活動拠点の運営 など A相談・個別支援事業  ・ボランティアセンター  ・あんしんセンター  ・移動情報センター   ・生活福祉資金貸付 など Bつながり・支えあいの仕組みづくり  ・個別ニーズに基づく新たな資源開発 など C福祉啓発・福祉教育  ・福祉情報の発信、PR  ・福祉教育の実施  など D福祉活動に必要な財源の確保  ・賛助会費、共同募金、善意銀行 など 77ページ 地域ケアプラザ・福祉保健活動拠点 所在地 @ 上菅田地域ケアプラザ 上菅田町1696 電話 371-3831 FAX 371-3810 A 横浜市川島地域ケアプラザ 川島町360-2 電話 370-1550 FAX 744-6443 B 横浜市仏向地域ケアプラザ 仏向町1262-3 電話 336-1565 FAX 342-1571 C 横浜市今井地域ケアプラザ 今井町412-8 電話 351-8812 FAX 351-8814 D 横浜市岩崎地域ケアプラザ 岩崎町37-5 電話 334-1551 FAX 334-1500 E 横浜市星川地域ケアプラザ 川辺町5-11かるがも1〜2階 電話 333-9500 FAX 340-2100 F 横浜市常盤台地域ケアプラザ 常盤台53-2 電話 339-5701 FAX 339-6068 G 区内8か所目の地域ケアプラザ(令和5年度 開所予定) ★ 区社会福祉協議会・福祉保健活動拠点 川辺町5-11かるがも3階 電話 341-9876 FAX 334-5805