10ページ 第2章 区全域計画 1 区全域計画の構成  3つのテーマごとに以下の項目に整理しています。 @見守り・支えあい Aいきいき健康 B担い手づくり・情報 第3期計画の取組/区民アンケート結果/第4期計画では更に… みんなで目指すまちの姿 これまでの取組や現状を踏まえた、今後目指していくまちの姿・将来像 私たち一人ひとりができること 地域のみんなで取り組むこと 地域ケアプラザ・区社会福祉協議会・区役所が取り組むこと みんなで目指すまちの姿の実現に向けた取組や例示 主な取組例  第4期保土ケ谷ほっとなまちづくりの取組は「私たち一人ひとりができること」「地域のみんなで取り組むこと」「地域ケアプラザ・区社会福祉協議会・区役所が取り組むこと」に整理しています。   一人ひとり・地域のみんな・公的機関それぞれが補い合い、関連し合いながら、安心していきいきと暮らせるまちづくりを進めていきます。 みんなで目指すまちの姿 私たち一人ひとりができること(自助) ・自分でできること ・日頃から人とのつながりを持つこと ・隣近所や仲間、地域のために自分ができること 地域のみんなで取り組むこと(共助) ・協力・連携し合いながら取り組むこと ・活動している人・団体同士がつながり合うこと 地域ケアプラザ・区社会福祉協議会・区役所が取り組むこと(公助) ・支援が必要な人へ公的サービスを提供すること ・私たち一人ひとりができること、地域のみんなで取り組むことへの支援 11ページ テーマ1 見守り・支えあい 〜地域に住むすべての人が孤立せず 自然な見守り・支えあいがあるまち〜 【第3期計画の取組】 一人暮らしの高齢者などのちょっとした生活の困りごとを、地域住民のボランティアが支援する取組 【区民アンケート結果】 あなたと近所とのつながりについて、次のうち当てはまるものはどれですか。 挨拶だけする程度 43.2% 会ったら世間話をする 16.1% 気のあった人と親しくしている 15.6% 困ったときにお互いに助け合っている 7.2% つながりはない 6.1% 無回答 11.8%  「つながりはない」と回答した人は6.1%います。「気のあった人と親しくしている」が15.6%、「困ったときにお互いに助け合っている」は7.2%で、合わせると2割を超える程度となっています。親しい付き合いをしているという人がもっと増えると良いですね! ※保土ケ谷区 防災・地域福祉保健アンケート(令和元年度)  調査対象:18歳以上の区民4,000人(無作為抽出) 有効回答者数:1,794人(有効回答率44.9%) ※回答の比率は、小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、合計が100%にならない場合があります。 【第4期計画では更に…】 ・閉じこもりがちで地域とのつながりがなく、様々な生活課題を抱えていてもSOSを出せない人がいます。近隣の住民の見守りと気付きによる助けあいがより一層必要です。 ・誰もが地域とのつながりを持つことができるよう、病気や障害のある人の声を聞く機会、一緒に取り組んでいく視点が更に必要です。 12ページ 1.見守り・支えあい みんなで目指すまちの姿 @地域とつながりが薄かった人とも出会いつながるきっかけがある。 A病気や障害のある人とその家族の暮らしや思いなどへの理解が広がり、 Bみんなが地域の中でつながりあえる。 C困った時や普段の生活の中で、住民同士、助けあいができる。 D地域で活動している方々・団体同士の連携が深まり、活動が充実している。 キーワード きっかけ 理解 助けあい 連携 【私たち一人ひとりができること】 きっかけ ・隣近所の人に会ったら、子どもも大人も挨拶をしましょう。 ・日頃から地域の情報に関心を持ち、身近で行われている行事や活動に参加して、顔見知りを増やしましょう。 ・困った時のために、相談できる知り合いとのつながりを大切にし、身近な地域の相談先を調べたり、災害への備えをしたりしましょう。 助けあい ・生活のちょっとした困りごとは、お互いさまの関係で助けあいましょう。 ・近所の人や仲間の「様子がおかしい」「いつもと違う」に気付いたら、声をかけたり、相談先に連絡したりしましょう。 【地域のみんなで取り組むこと】 きっかけ ・地域の活動にあまり参加しない人も、まわりとの関係が切れないよう、協力して、声かけを工夫したり、そっと見守ったりしていきましょう。 ・地域の活動やイベントに、初めて参加した人が居心地よく過ごせ、働き・子育て世代も含め幅広い世代の住民同士が交流できるように配慮しましょう。 理解 ・病気や障害のある人、外国にルーツのある人などが地域の活動に参加しやすくなるように工夫したり、地域の中で活躍できる機会をつくりましょう。 助けあい ・災害時には地域ぐるみで、支援が必要な人の安否確認や避難支援を行うことができるよう、日頃から顔の見える関係づくりや防災訓練などに取り組みましょう。 連携 ・見守り活動に関わっている人同士が顔の見える関係づくりをしましょう。 ・地域活動団体や福祉施設、企業・学校などが連携して、地域の見守りや支えあいの取組を進められるよう、お互いの取組を知り、課題を共有できる機会をつくりましょう。 13ページ 1.見守り・支えあい 【地域ケアプラザ・区社会福祉協議会・区役所 が取り組むこと】 きっかけ ・若い世代、子育て中の人、高齢者、病気や障害のある人、外国にルーツのある人などが、身近な地域でつながりを持てる機会を設けます。 理解 ・病気や障害のある人とその家族の暮らしや思いなどへの理解が深まるように、講演会や研修会の開催、啓発活動に取り組みます。 ・子どもの頃から福祉に触れる機会を設けます。 ・虐待、ひきこもり、孤立などについて正しく理解できる機会を設け、啓発活動を行います。 助けあい ・地域の見守り・支えあいの活動がより円滑になるよう、活動の相談、担い手育成の支援、区内の見守りに関する体制の充実に取り組みます。 ・地域の方々と、医療・介護の関係機関などが参加する会議を通じ、個別支援の充実、地域課題の発見・解決に取り組みます。 連携 ・施設や企業などを地域活動団体とつなぎ、地域の見守り・支えあいの取組についての情報共有や検討をする機会を設けます。 ・関係機関や地域の方々が、虐待・ひきこもり・孤立などについての情報共有・検討ができる環境づくりを進め、連携を深める場を設けます。 ・地域団体や施設、企業などと連携して、様々な理由から社会的に孤立し、生活に困窮した世帯に対し、食料品の支援など、自立に向けた支援を行います。 ・制度の狭間や複数の分野にまたがる課題にも対応できるよう、関係機関同士の連携、関係機関と地域での支援を重ね合わせた体制づくりを行います。 ・誰もが支援が必要になり得ることを踏まえ、支援を必要とする人が、早期に相談につながるよう、関係機関と連携し、相談先の周知、権利擁護、支援体制づくりに取り組みます。 大切にする視点 地域のみんなを対象に / 地域のみんなで進めよう 14ページ 1.見守り・支えあい 【主な取組例】 きっかけ ・気軽に集える場(子育てサロン、誰でも立ち寄れる居場所 など) ・子育て中の人の交流の場(赤ちゃん教室、地域子育て支援拠点 など) ・仲間づくりの場(認知症カフェ、介護者の集い、障害のある子どもと保護者の集いの場 など) ・青少年指導員などによる青少年健全育成(異年齢間の交流 など) ・障害のある人とない人が一緒に楽しめるイベント ・外国にルーツのある親子のつどいの場 理解 ・病気や障害などに関する啓発(認知症サポーター養成講座、精神疾患についての研修会 など) ・学齢障害児余暇支援 ・精神障害にも対応した地域包括ケアシステム ・学校や企業における福祉教育 ・悩んでいる人に気付き、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、 ・見守る人(ゲートキーパー)の養成 ・虐待、引きこもり、孤立などに関する学習会 ・国際交流イベント 助けあい ・地域の中での見守り活動(あんしん訪問活動、民生委員・児童委員による見守り活動 など) ・食を通じた交流・助けあいの場(みんなの食堂、食事会、配食サービス など) ・ちょっとした生活の困りごとを地域住民のボランティアが支援する取組 ・フードドライブ ・災害時要援護者支援 ・地域防災拠点訓練 ・地域ケア会議※ ※高齢者個人に対する支援の充実とそれを支える地域づくりを目的とした話し合い 連携 ・子育て支援関係者の情報共有・検討の場(子育て支援連絡会、児童虐待防止連絡会 など) ・見守り活動に関する連携の会議(見守り会議 など) ・生活に困窮した世帯やみんなの食堂への食料支援(企業からの食材提供 など) ・様々な機関と連携した制度にもとづく支援(生活困窮者自立支援制度、成年後見制度、横浜市障害者後見的支援制度 など) 15ページ テーマ2 いきいき健康 〜仲間とともに 楽しみながら 健康づくりを続けられるまち〜 【第3期計画の取組】 公園や自治会町内会館など身近な場所での健康づくり 学校と協力した、よりよい生活習慣を身につけるきっかけづくり 乳幼児健診の機会を活用した、がん検診や健康診断の大切さのPR 身近な場所でできるウォーキングの普及を目的としたマップを作成 【区民アンケート結果】 あなたは、いきいきと生活していると感じていますか。 そう思う 22.4% どちらかと言えばそう思う 52.5% どちらかというとそう思わない 16.7% そう思わない 6.5% 無回答 1.9% 「そう思う」が22.4%、「どちらかと言えばそう思う」が52.5%で、合わせると約75%と高い割合になっています。これからも多くの人がこのように感じられると良いですね! ※保土ケ谷区 防災・地域福祉保健アンケート(令和元年度)  調査対象:18歳以上の区民4,000人(無作為抽出) 有効回答者数:1,794人(有効回答率44.9%) ※回答の比率は、小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、合計が100%にならない場合があります。 【第4期計画では更に…】 ・若いうちから、健康づくりをすることで、健やかな壮年期や老年期を迎えることにつながります。働き・子育て世代への健康づくりに関するPRが必要です。 ・自分自身や身近な人の健康に目を向けることができるように、様々な機会を通じて普及啓発を行う必要があり、地域や企業などの協力が大切です。 16ページ 2.いきいき健康 みんなで目指すまちの姿 @みんなが自らの健康に関心を持っている。  Aみんなが身近なところで心と身体の健康づくりができる。 B地域で活動している団体同士が連携し、地域での健康づくりが効果的に進められている。 キーワード 関心 心と身体の健康づくり 連携 【私たち一人ひとりができること】 関心 ・運動、栄養、休息をバランスよく生活に取り入れ、健康的な生活習慣を身につけましょう。 ・感染症の予防を心がけましょう。 ・心の健康にも目を向けて、不調を感じたら、周囲の人や専門機関に相談しましょう。 ・定期的に健診を受けて、体の状態を確認し、病気の早期発見に努めましょう。 心と身体の健康づくり ・趣味の活動や社会参加を通して、生きがいづくりに取り組みましょう。 ・地域や企業、公的機関で実施されている健康づくりの行事やイベント(健康まつり、健康づくり講座、スポーツ教室、体力測定など)に参加しましょう。 【地域のみんなで取り組むこと】 関心 ・基本的な感染症予防について知り、みんなで実践しましょう。 ・働き・子育て世代の人も含め、自分自身や身近な人の健康に興味や関心を持ってもらえるように、工夫して情報を伝えましょう。 心と身体の健康づくり ・講座などのイベントは、対象の人が参加しやすい時間や場所、内容で開催しましょう。 ・様々な機会を通して、みんなで心と身体の健康づくりや介護予防に取り組みましょう。 ・仲間と一緒に、楽しく取組を継続しましょう。 ・健康づくりのイベントを開催する人も、参加する人も、それぞれが役割を持ち、みんなが地域で活躍できる機会をつくりましょう。 連携 ・地域の多くの人々や活動団体と連携して、活動を充実させていきましょう。 17ページ 2.いきいき健康 【地域ケアプラザ・区社会福祉協議会・区役所 が取り組むこと】 関心 ・これまで健康への関心が少なかった人が、健康づくりの場へ参加するきっかけをつくるとともに、働き・子育て世代をはじめ、各世代に必要な健康に関する情報を、機会を捉えて発信します。 ・感染症の具体的な予防方法について広く普及啓発します。 ・地域の様々な活動の情報を収集し、PRなどの支援をします。 心と身体の健康づくり ・地域に出向いて、健康に関する講座や相談の機会をつくるとともに、身近な場所で健康づくりや介護予防を行うグループが増えるよう、様々な人や団体に働きかけます。 ・庭先や駐車場などの身近なスペースを活用してできる集いの場づくりの情報を発信し、支援します。 ・地域の方が、効果的に楽しみながら活動を継続できるよう、活動に役立つ講座の開催や相談対応、活動の成果が確認できるような支援をします。 ・活動に参加している高齢者や障害のある人が、それぞれの活動の中で、その人らしい役割が発揮できるよう、活動の主催者と連携して支援します。 ・趣味の活動や他者との交流、身近な地域の活動が、健康づくりや生きがいづくりにつながることを広く周知します。 ・みんなの食堂(地域食堂/子ども食堂)など、食の提供を伴う地域の活動について、必要な衛生管理上の情報を提供し、安全に活動できるよう支援します。 連携 ・健康づくりに取り組む地域の方や、地域にある身近な施設と連携した事業を実施します。また、地域の健康づくりの担い手を増やす講座を行います。 ・健康づくりや介護予防に取り組む人や団体の活動が充実するよう、スキルアップのための情報提供や各活動のPRを行います。また、情報共有の機会を設けるなど、ネットワークづくりを支援します。 大切にする視点 地域のみんなを対象に / 地域のみんなで進めよう 18ページ 2.いきいき健康 【主な取組例】 関心 ・学校や企業など、対象者に身近な場所での出前講座 ・SNSやホームページでの健康に関連した情報提供(感染症予防、生活習慣病予防、心の健康など) ・気軽に見ることができる動画での啓発(体操、ストレッチ など) ・広報紙を活用したPR、冊子やチラシの作成(ウォーキングマップ、レシピ集 など) 身体の健康が心の健康にもつながっているんだね 心と身体の健康づくり ・近な場所での健康づくり(ミニデイ、ラジオ体操、体操教室、ウォーキング講座、きらり☆シニア塾 など) ・保健活動推進員や食生活等改善推進員(ヘルスメイト)などによる生活習慣病・オーラルフレイル※・食育などの健康講座、介護予防教室 ※口の機能がやや低下した状態(滑舌低下、食べこぼしやわずかなむせの増加、噛めない食品が増える、口の乾燥など) ・身近な地域での活動の立ち上げに関する事例などの情報提供(庭先での集いの場 など) ・スポーツ推進委員や企業などによるスポーツイベント(かるがもファミリーマラソン、さわやかスポーツ など) ・健康づくりや介護予防に関する地域活動の支援 ・食を通じた地域活動への衛生管理に関する支援 連携 ・活動団体と連携した啓発(保健活動推進員と連携した乳幼児健診での乳がん検診のPR など) ・活動の担い手養成やスキルアップのための講座(食生活等改善推進員(ヘルスメイト)養成講座、地域の学習会への講師派遣 など) ・地域にある身近な施設と連携した啓発(スポーツセンターと連携した体操動画 など) 19ページ テーマ3 担い手づくり・情報 〜いろいろな世代のより多くの人が できることを できる時に できる範囲で活動しているまち〜   〜必要な人に必要な情報が届いているまち〜 【第3期計画の取組】 趣味や特技、これからやってみたいことなどを聞き、地域活動に関心のある人を募る住民アンケート 区内の地区社会福祉協議会では、ほぼ全地区で定期的に広報紙を発行 デジタル媒体を活用した、地域の活動情報の発信 【区民アンケート結果】 あなたの今後の地域活動に関する考えで、次のうち当てはまるものはどれですか。 行事の参加だけなら関わりたい 28.8% 活動している人のお手伝いをしたい 15.9% わからない 24.0% 今のところできれば関わりたくない 22.0% 無回答 4.3% その他 4.2% 中心となって活動したい 0.8%  「活動している人のお手伝い」と「行事の参加だけなら」という回答が合わせて44.7%あります。一方で、「わからない」という回答が24.0%もあり、地域活動への関わり方を決めかねている人が多いことが分かります。活動してみたい、という人がもっと増えると良いですね! ※保土ケ谷区 防災・地域福祉保健アンケート(令和元年度)  調査対象:18歳以上の区民4,000人(無作為抽出) 有効回答者数:1,794人(有効回答率44.9%) ※回答の比率は、小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、合計が100%にならない場合があります。 【第4期計画では更に…】 ・新たな担い手が、地域活動につながるよう、コーディネートしていくことが必要です。 ・働き・子育て世代には、地域活動や健康に関する情報が届きにくいため、情報を届けるための一層の工夫が必要です。 20ページ 3.担い手づくり・情報 みんなで目指すまちの姿 @より身近なところで、活動に興味を持ってもらうためのきっかけづくりが意識的に行われている。 A活動に関心を持った人が活動につながり、地域で活躍できている。 B人が集まる行事やイベントが情報伝達の機会として活用されている。 C紙面やSNSなど対象者に合わせて様々な媒体を活用して、情報発信がされている。 キーワード きっかけ 活躍 情報 【私たち一人ひとりができること】 きっかけ ・趣味の講座など、興味が持てるような企画の開催により、地域の活動に参加してもらうきっかけづくりを行いましょう。 ・活動の雰囲気を知ってもらうための体験会など、地域活動へのハードルを下げる工夫を行いましょう。 活躍 ・できることをできる時にできる範囲で手伝ってもらう、といった、新たな担い手の受け入れ方を考えましょう。 ・子どもや学生、働き・子育て世代などが担い手として参加できる機会を作りましょう。 ・高齢者、病気や障害のある人も、地域の中で活躍できる機会を作りましょう。 情報 ・行事やイベントの機会を活用して、地域の取組の情報発信を行いましょう。 ・SNSを活用した情報発信など、若い世代にも情報が届きやすいように工夫をしましょう。 ・情報を届けたい相手には、一言添えて直接伝えるようにしましょう。 21ページ 3.担い手づくり・情報 【地域ケアプラザ・区社会福祉協議会・区役所 が取り組むこと】 きっかけ ・学校と連携し、若い世代が地域活動や福祉活動に触れる機会を設け、地域のことに関心を持つきっかけづくりを行います。 ・地域活動団体や地域にある身近な施設と連携して、趣味活動をきっかけに地域の活動にも関心を持ってもらうような講座開催や、ニーズ把握などを行います。 ・地域活動の情報を集約し、地域活動への参加を促すための情報提供を行います。     ・地域活動について相談できる施設の周知を行います。 活躍 ・学校との連携など、学生の視点を取り入れた事業展開を行います。また、若い世代を地域の活動につなげる支援を行います。 ・趣味や特技を生かしたボランティア活動が行える機会を増やします。 ・活動に関心を持った人を地域活動につなげ、活動を継続できるよう支援します。 ・障害者施設などと連携し、病気や障害のある人が、心身の状態に合わせて地域活動やボランティア活動に参加するなど、活躍できる場づくりを進めます。 情報 ・若い世代にも地域で開催されるイベント情報などがタイムリーに届くよう、SNSなどを活用した情報発信の環境づくりを支援します。 ・SNSや動画などの活用や、二次元コードを付けてインターネット上の情報にアクセスしやすくするなど、幅広い世代にも情報が届くよう工夫します。 ・イベントなどの機会を活用した情報発信を積極的に行います。 ・多様なコミュニケーションの手段がとれるよう支援をしていきます。 大切にする視点 地域のみんなを対象に / 地域のみんなで進めよう 22ページ 3.担い手づくり・情報 【主な取組例】 きっかけ ・初めての人向けのボランティア講座 ・学校や企業における福祉教育 ・小・中学校での防災講習 ・地域情報冊子の配布 活躍 ・横浜国立大学学生との連携(ほどがや区民まつりなどへの出店、区内小中学校での学習指導やクラブ活動補助、広報よこはま区版のコラム作成 など) ・趣味や特技を生かしたボランティアのコーディネート(ボランティアセンター、ほどがや市民活動センターアワーズ など) ・地域活動につながる講座(はぐくみ塾 など) 情報 ・SNSを活用した広報(保土ケ谷区ツイッター、保土ケ谷区インスタグラム など) ・SNSの導入講座や活用講座 ・行事やイベントを通した情報発信(ほっとなまちづくりフォーラム〜保土ケ谷区社会福祉大会〜、ほどがやこどもニコニコフェスタ など) ・地域の福祉保健活動の情報サイト(ほっとなタウンマップ など) ・障害者の移動支援に関する情報提供(移動情報センター) ・ICT※の活用支援 ※情報・通信に関連する技術一般の総称(Information and Communication Technology) 23ページ 2 私たちも一緒に取り組んでいきます!  保土ケ谷ほっとなまちづくり推進会議(72ページ)に参加した方々に、第4期保土ケ谷ほっとなまちづくりの推進に向けて、力を入れたいことや思いを語っていただきました。 【保土ケ谷区社会福祉協議会 地区社会福祉協議会分科会】  各地区の社会福祉協議会会長と事務局長などを構成メンバーとする当分科会は、これまでも「保土ケ谷ほっとなまちづくり」の推進において、その一翼を担ってきました。  第4期計画においても、新型コロナウイルス感染症の影響でその推進には困難を伴うことでしょうが、各メンバーがこれまで以上に知恵を絞り、激励し合って、その役目を果たしていく決意です。 【保土ケ谷区連合町内会長連絡会】  自治会町内会が行っている行事や活動は、地域の親睦・福祉・防犯・防災など、住民の生活を多くの面で支えています。  近年、少子高齢化による社会的な孤立化や子どもの貧困が社会問題になっている中で、地域の問題を「我が事」のように捉え、複雑化している問題に対処できる地域共生社会の実現に努めていきたいと思います。 【保土ケ谷区民会議】  私たちは、区民の視点で区民の声を反映し、区民と行政とのパイプ役を担い、「いつまでも住み続けたいまち保土ケ谷」を目指し活動しています。  これからも、廃食油回収、あいさつ運動、高齢者の介護問題、フードドライブ等、環境・教育・交通・災害・福祉の分科会活動や「地域のつどい」「区民のつどい」の開催等を通じ、「人に優しいまちづくり」を推進していきます。 【保土ケ谷区民生委員児童委員協議会】  多くの皆様が地域で安心して過ごせるように、声かけや見守り活動を通して、年齢を問わず日常の困りごとの相談を受けています。内容によっては、区役所や地域ケアプラザなどの関係機関と連携して、必要な支援が受けられるようパイプ役も担っています。自治会町内会や地区社協が取り組む様々な交流活動にも協力しています。 【保土ケ谷区民生委員児童委員協議会 主任児童委員連絡会】  主任児童委員は、未来を担う子どもたちを育てるために行政機関と協力して連絡を取り合うパイプ役です。地域の中の関係機関とも連携して子育てサロンの運営や、小中学校と連携した児童生徒の見守り、地域の子育て世代や関係機関への子育てに関する情報提供を行っています。  今後も学校、地域、家庭とのネットワークづくりに努めていきます。 【保土ケ谷区青少年指導員協議会】  青少年の健全育成を図ることを目的に、イベントの開催や地域の見守りを行い、地域社会における青少年の自主的活動を推進しています。  各活動において、今までの方法にとらわれない、新しい生活様式に合わせた開催方法を検討し、子ども同士及び世代間交流を深める事業やパトロールによる見守りを行います。 24ページ 【保土ケ谷区スポーツ推進委員連絡協議会】  スポーツ推進委員は、地域の方がスポーツに親しむことができるよう、地域に根ざしたスポーツイベントの企画や運営をはじめ、県や市が開催するイベントにも協力をしています。  スポーツを通じて地域を盛り上げ、区民の交流や健康増進をするために、新しい生活様式に合わせたイベントの開催方法を模索し、展開していきます。 【保土ケ谷区保健活動推進員会】  「延ばそう地域の健康寿命」をテーマに、日常生活にウォーキングを取り入れ、がん検診の受診啓発及び感染症予防に関する普及啓発等を通し、地域住民とともに健康づくりをしています。  住民の多くの方が健康づくり活動を継続していけるよう、地域の関係団体と情報を共有しながら取組の輪を広げたいと考えています。 【保土ケ谷区食生活等改善推進員会】  野菜たっぷり・塩分少なめ、バランスよく3食しっかり食べましょう、の内容を盛り込んだ啓発活動を区内9つの地域に分かれて行っています。合言葉は「私たちの健康は私たちの手で」。  健康横浜21の数値目標の達成を目指し、健康寿命延伸に向けた事業を展開しています。共に健康寿命日本一を実現しましょう。 【保土ケ谷保護司会】  保護司会は、更生保護を目的に、犯罪や非行のない地域社会を目指しています。少年院や刑務所を出所したり保護観察処分を受けたりした人の再犯防止と、社会復帰への指導援助に努めています。  犯罪や非行から立ち直ろうとする人たちを、地域の輪に迎え入れ、責任ある社会の一員となるよう支え、誰もがやり直し、活躍できる地域の構築を目指します。 【保土ケ谷区更生保護女性会】  青少年の非行や犯罪の予防と地域社会の更生保護活動として、様々な活動を行っています。 更生保護事業の推進協力・地域社会の防犯活動としての「社会を明るくする運動」や、保護司会・教職員・保護者・近隣小学校と共同で「ミニ集会」を区内中学校2校で実施するほか、中学校卒業生に手作りの「愛の鈴」の贈呈などを行っています。 【保土ケ谷区環境事業推進委員連絡協議会】  花と緑を愛し清潔できれいなごみのないまちづくり活動を、地域・学校・事業所・行政などと連携し、様々な活動を通して推進しています。ほどがや花フェスタでの「3R夢キャンペーン」によるごみを減らす3R夢活動、手つかず食品削減、リサイクル、プラスチックの減量推進など、これからも連携しながらきれいな住み続けたいまちを創り上げていきます。 【保土ケ谷区地域防災拠点管理運営委員会連絡協議会】  震災発生時の混乱の中でも避難者が安全・安心に生活を送れるよう、地域防災拠点開設・運営訓練や自治会町内会自主防災訓練を参加しやすい内容で行っています。  避難先での高齢者・障害者・子どもや、女性ならではの配慮に取り組まなくてはなりません。過去の被災を教訓に、常に行動できるよう努めてまいります。 25ページ 【保土ケ谷防犯協会】  20万区民の安全・安心を目指した活動を進めています。特に、相変わらず多発、巧妙化している特殊詐欺(オレオレ詐欺)を重点対策として、青パトカー・機関紙を通して、広く広報・啓発を行っています。  一人でも大切な財産を失わないよう、きめ細かく活動を展開しています。 【保土ケ谷区災害ボランティアネットワーク会議】  私たちは、日頃からの地域の「顔の見える関係づくり」が、災害に強い、支えあいのできるまちづくりにつながると考えています。  平時はローリングストックで備蓄を、災害時は「一品一食」を持ち寄り、分かち合い「孤立せずに災害を乗り越える保土ケ谷」を目指しています。 【保土ケ谷区老人クラブ連合会】  老人クラブは人と人との触れ合いを大切に、仲間づくりと健康づくり、友愛活動を通じた助け合いの地域社会づくり、ボランティア活動を通じた地域のまちづくりに貢献する取組を推進しています。  今後、地域の高齢者にとって拠りどころとなるよう、明るく元気に楽しい活動を推進するため、新たな行動計画をまとめました。立てた行動目標に向けて、できることから取り組んでいきます。 【保土ケ谷区女性団体連絡協議会】  私たちはお互いの連絡協調を深め、地域での様々な課題を受け入れ、住みやすいまちづくりを目指しています。福祉に関わるボランティア活動を実践し、継続してきました。  今後も「認知症サポーター養成講座」で学んだ知識を生かし、福祉に関わるボランティア活動を更に充実させて、高齢者とのつながりを深め、支えあいの精神を育んでいきます。 【保土ケ谷区子ども会育成連絡協議会】  異年齢集団の子ども会は「子どもの手による子ども会活動」を主とし、ジュニアリーダーの育成や様々な体験を重ねつつ活動しています。  子ども同士や大人との交流、そして自主活動を推進しながら、子どもの指導者・育成者がいろいろと良い運営ができるように活性化に努めてまいります。 【保土ケ谷区PTA連絡協議会】  保土ケ谷区の小学校19校、中学校8校が協力し、「つながろう保土ケ谷・子どもたちの未来のために」をテーマに、子どもたちの健全な育成のために教育・福祉等の関係団体と連絡・連携し、活動しています。区内の小・中学校との情報交換、親睦のためのスポーツ、啓発活動に努めています。  今後もより良い運営ができるよう活性化していきます。 【保土ケ谷区社会福祉協議会 ボランティア・市民活動分科会】  私たちは、福祉に関するボランティア活動や市民活動をする団体で構成されています。手話、点字、朗読などのグループからNPOまで活動内容も様々です。  新しいほっとなまちづくりでは、個性豊かなグループの中で、情報交換を活発にして、協力し合い、取組の輪が広がるような活動を進めたいと思います。 26ページ 【保土ケ谷区視覚障害者福祉協会】  本会は、視覚障害者の相互扶助及び親睦を図り、積極的な社会参加を通して、障害者への理解と啓発を目的として活動しています。  新型コロナウイルス感染症の影響長期化での生活困窮者自立支援方策に強い関心を持っております。第4期計画を「みんなを対象に」「みんなで進める」ために障害者への理解と啓発をより一層進めていきます。 【保土ケ谷区地域自立支援協議会】  区内80以上の障害福祉関係機関、事務所、団体等で構成され、全体会と防災・住居・情報・当事者・こども・計画相談・精神の7部会で、障害児・者の生活や福祉、支援方法等を検討し、その充実を目指し活動しています。  区民として「ほっとなまちづくり」に参加し、合わせて障害者権利条約が地域に広がるよう活動していきます。 【保土ケ谷区地域子育て支援拠点こっころ】  就学前の子どもと保護者が交流するスペースの提供、子育て相談、情報提供、子どもの預かりのコーディネート等を行う子育て支援の拠点です。  「いっしょにつくろう まぁるい笑顔」を合言葉に、おなかの中の赤ちゃんも子どもも大人も笑顔があふれ、みんなに温かく見守られる地域づくりを考えていきます。 【ほどがや市民活動センターアワーズ】  「住んでいる街をもっと良くしたい」「一緒に活動する人を探している」「地域で活動を始めたい」など保土ケ谷で活動したい人、すでに活動している「あなたのまちづくり」を応援します。  ボランティアやサークル活動、講座講師、助成・補助金など、幅広い情報を提供しています。気軽に相談できる体制づくりを目指します。 【保土ケ谷区小学校校長会】  小学校では、知・徳・体・公・開の調和を大切に生涯にわたって学び続け、区民の一員として地域文化を大切にし、地域の発展に主体的に関わろうとする児童の育成を目指しています。  各校では、地域や児童の実態に即した教育課程を実践し、施設やお店、人との関わりを通して区民意識を深め、活動を進めています。 【保土ケ谷区中学校校長会】  各中学校では、小学校と連携しながら「学校・家庭・地域連携事業」や「地域学校協働活動」に取り組んでいます。また、区や地域から部活動の発表の機会を提供していただいています。  今後も、子どもたちに自ら学んで社会とつながる力を育んでいくために、地域の力をお借りして「ほっとなまちづくり」に貢献したいと思います。