78ページ 第5章 取組の進め方 1 区全域計画の推進体制・振り返り 区民の皆さんや関係団体・機関、地域ケアプラザ・区社会福祉協議会・区役所などが、連携しながら進めていきます。 取組の状況については、区内の様々な関係団体・機関が参加する「保土ケ谷ほっとなまちづくり推進会議」において確認し、振り返りを行うとともに、今後の方向性などの意見をいただきます。区役所・区社会福祉協議会・地域ケアプラザは事務局として会議を開催するとともに、推進会議の意見を踏まえ、区民の皆さんや関係団体・機関と協働して区全域の取組を更に充実させていきます。 ≪区全域計画推進のイメージ≫ 取組状況の確認・振り返り 今後の方向性の検討など 保土ケ谷ほっとなまちづくり推進会議 区民会議 自治会 町内会 地区社協 民生委員・児童委員 主任児童委員 保健活動推進員 食生活等改善推進員 保護司 更生保護女性会 環境事業推進委員 老人クラブ 女性団体 子ども会 PTA 地域子育て支援拠点 小学校 中学校 ≪事務局≫ 区社協 区役所 地域ケアプラザ 地域自立支援協議会 心身障害者・児団体 ボランティア団体 市民活動団体 災害ボランティアネットワーク 地域防災拠点管理運営委員会 防犯協会 スポーツ推進委員 青少年指導員 ≪スケジュール≫ 79ページ 2 地区別計画の推進体制・振り返り 地区別計画でまとめた「目標・目指す姿」や「地区の取組」については、毎年振り返りを行い、取組状況やその成果を確認することで、今後の活動につなげていきます。また、より効果的に取り組んでいくため、様々な活動の状況や地域の困りごとについて、関係者が定期的に情報共有することも大切です。 振り返りや情報共有・検討などを行う場には、広く状況把握や検討、連絡調整ができるように、地域で活躍する様々な方に参加していただくことが望ましいです。 なお、各地区の取組状況は、様々な機会(「ほっとなまちづくりフォーラム」での活動発表、活動事例集の作成など)を活用して区全体で共有していきます。 振り返ることによって取組が整理され、その先の活動にもつながります。 ≪地区別計画推進のイメージ≫ 取組・困りごとの共有 今後の活動の検討など 振り返りや共有・検討の場 地区社協 民生委員・児童委員 主任児童委員 保健活動推進員 食生活等改善推進員 関係団体・機関 ボランティア 地域住民 老人クラブ スポーツ推進委員 青少年指導員 自治会町内会 地区ごとに、区役所・区社会福祉協議会・地域ケアプラザの職員で“地区支援チーム”を編成し、地区別計画の推進をサポートします。 ≪スケジュール≫ 80ページ 区全域の取組と地区別の取組の連携について 区全域の取組と地区別の取組は、互いに反映させ合いながら推進します。 区役所・区社会福祉協議会・地域ケアプラザは、地区支援チームとして各地区の取組をサポートする際や、各種会議の機会を活用して、2つの取組をつないでいきます。 各地区の取組を区全体で共有します。 地区では解決できない課題を区全域の取組につなげます。 地区別の取組 区役所 区社会福祉協議会 地域ケアプラザ 区全域の取組 区全域の取組の目指す方向性、重要な取組などを地区の皆さんに伝え、一緒に推進していきます。 コラム 地区社会福祉協議会(地区社協)とは・・・ 地域住民に最も身近な社会福祉協議会として、地域の方々が「自分の地域は自分たちで良くしていこう」という気持ちで組織する任意の団体です。 メンバー 自治会町内会、民生委員・児童委員、主任児童委員、保健活動推進員、食生活等改善推進員、青少年指導員、スポーツ推進委員、ボランティア、老人クラブ、子ども会、学校、福祉施設など、様々な方々 活動内容 ・集まった団体などのメンバーと連携し、共通の目標を持ちながら地域内の福祉活動の支援・調整を図る ・地域の特性を生かした福祉活動を実施する 81ページ コラム 保土ケ谷ほっとなまちづくり推進会議参加団体の取組 保土ケ谷ほっとなまちづくり推進会議に参加した団体の方々に、第3期計画期間中に取り組んでいくことをまとめていただきました。 保土ケ谷区連合町内会長連絡会 自治会町内会は、清掃活動やパトロール、お祭りなど地域生活に関わる様々な分野を対象に活動しています。 社会環境が大きく変化する中で、福祉、防災などの課題に取り組んでいくためには、これまで以上に地域の力を合わせることが必要です。そのためにも、多くの方が自治会町内会に加入・参加していただけるようなきっかけづくりに取り組みます。 保土ケ谷区民会議 私たちは、区民の視点で、行政と区民とのパイプ役として「いつまでも住み続けたいまち保土ケ谷」を目指して活動しています。 ほっとなまちづくりに関しては、区や地域ケアプラザ主催の「認知症サポーター養成講座」のお手伝いなどを福祉分科会が担ったり、更に区民会議主催の各種講座等を通じて、多くの区民へ、子どもや高齢者福祉に対する理解を深めたりする活動を推進していきます。 保土ケ谷区民生委員児童委員協議会 地域の方に幸せの種をまくことができるよう、地域福祉の最前線で高齢者・子どもの見守り・支えあいを、あんしん訪問や地域サロンなどを通して強い使命感を持って行っています。 福祉のアンテナを高く掲げて、地域の福祉に関わる内容を受信できるよう、自治会町内会、社会福祉協議会、地域ケアプラザなどと協力して努めていきたいと思います。そして、それらを的確に行政など関係機関につなげ、地域の福祉向上に努めます。 保土ケ谷区主任児童委員連絡会 主任児童委員は、未来を担う子ども達を育てるために、行政機関と協力し、連絡を取り合うパイプ役です。地域の中で子育て支援として「子育てサロン」を開催しているほかに、保育園や小中学校、その他各関係機関とも連携して幅広く子どもたちを見守る活動をしています。 今後は世代間交流の場として「子育てサロン」を活用することで、地域の方々が安心して集える場所を作るなど、更なる子育て支援につなげていきたいと考えています。 保土ケ谷区青少年指導員協議会 地域社会における青少年の自主的活動と育成組織活動を推進することにより、青少年の健全育成を図ることを目的に活動しており、イベントの開催や地域の見守りを行っています。 今後は、区内の青少年が健やかに成長できる環境づくりのため、関係団体と連携し、子ども同士及び大人と子どもの交流を深める事業やパトロールによる見守りを行います。 82ページ 保土ケ谷区スポーツ推進委員連絡協議会 スポーツ推進委員は自治会町内会長より推薦され、各自治会町内会・地域、また保土ケ谷区の事業の企画・実施・支援、それから横浜市や関係団体と連携をとり各種事業に取り組んでいます。 スポーツ推進委員の母体である各自治会町内会に重点を置き、地域から盛り上げて保土ケ谷区を活発な区にするために、区民のニーズを調査して多くの区民が参加できる事業を企画していきます。 保土ケ谷区保健活動推進員会 「健康寿命を延ばそう」をテーマに、日常生活にウォーキングを取り入れることや、がん検診の受診啓発活動等を通し、地域住民とともに健康づくりをしています。 一人でも多くの方が健康づくり活動を継続していけるよう地域の関係団体とも連携し、テーマを共有しながら取組の輪を広げていきたいと考えています。 保土ケ谷区食生活等改善推進員会 通称:ヘルスメイト 私たちの健康は私たちの手で」を合言葉に、野菜たっぷり、塩分少なめ、バランスよく3食しっかり食べましょう、の内容を盛り込んだ啓発活動を地域で行っています。 健康横浜21の数値目標の達成を目指して健康寿命の延伸に向けた事業を展開し、健康寿命日本一を実現しましょう。 保土ケ谷保護司会 保護司会は、更生保護を目的に、各々の立場で犯罪や非行のない地域社会のため頑張っています。 保護司とは法務大臣が委嘱する非常勤の国家公務員で、罪を犯し少年院や刑務所を出所したり保護処分を受けたりした人の立ち直りや再犯を防ぐため、社会復帰の指導援助に努めています。そのためには地域の方々の理解と援助が必要です。皆様の協力をお願いいたします。 保土ケ谷区更生保護女性会 私たちは、犯罪の起こりにくい地域づくりと青少年の健全育成に向けて取り組んでいます。特に、区内の中学校との交流を中心とした活動を行っています。 中学校と近隣小学校の保護者・教職員・保護司を交えての「ミニ集会」を開催、区内の中学校を卒業する3年生全員に、1つ1つ会員手作りの「愛の鈴」を届けるなどの活動を続けています。 保土ケ谷区環境事業推進委員連絡協議会 地域・学校・事業所・行政等と連携し、様々な活動を通して、花と緑を愛し清潔できれいなゴミのないまちづくり活動を推進しています。 「ほどがや花フェスタ」での「3R夢キャンペーン」によるごみを減らす3R活動の推進、手つかず食品削減、リサイクルの推進などを行い、今後も連携しながら、住み続けたいきれいなまちを創りあげていきます。 83ページ 保土ケ谷防犯協会 「みんなでつくろう安心のまちほどがや」を目指し、警察・区役所と連携し各防犯ボランティア団体とともにキャンペーンや防犯教室、青色回転灯装備車(青パト車)による防犯活動を行っている団体です。 年間を通じ、青パト車による目と耳からの防犯広報や、自治会町内会等での防犯教室、区内で行われる催し会場での防犯啓発活動を行っていきます。 保土ケ谷区地域防災拠点管理運営委員会連絡協議会 震災発災時の混乱の中でも避難者の方が安全・安心に生活を送れるよう、地域防災拠点開設訓練や地域の防災リーダーの養成などを平常時から行っています。 防災・減災は高齢者や障害者、子どもといった「災害弱者」を第一に考えて取り組まれるべきものです。そういった方々が防災訓練などの地域の活動に参加しやすくなるような仕組みを目指します。 保土ケ谷区災害ボランティアネットワーク会議 私たちは、災害時支援活動の効果的な実施に向けて、平常時から地域防災拠点や区行政等との幅広い交流による関係づくりを進め、協働連携する体制を構築し、災害時に備えています。 今後は各種取組、特にささえ愛バンダナ・一品一食運動の普及啓発等を通して、区民相互のつながり・支えあいによる災害に強いまちづくりを一層進めていきます。 保土ケ谷区老人クラブ連合会 老人クラブは、仲間づくりを通した生きがいと健康づくりで生活を豊かにする楽しい活動、明るい長寿社会づくり、福祉保健の向上に努め地域を豊かにする社会活動を目的としています。 自治会町内会等地域の諸団体と共同で介護予防と健康維持、高齢者がお互いに支えあい見守る友愛活動と多世代との交流を通して防災防犯美化活動等地域の環境整備に努めます。 保土ケ谷区女性団体連絡協議会 私たちは、相互の連絡協調により、地域での社会的文化的生活の確立を目指しています。これまで地域ケアプラザでの介助ボランティア活動を通して、ふれあい支えあいを実践してきました。 今後も健やかにいきいきと暮らせるまちづくりを目指して、現在の活動を更に発展させるとともに、認知症サポーターを増やし高齢者とのつながりを深め、支えあいの精神を育んでいきます。 保土ケ谷区子ども会育成連絡協議会 地域に根差した異年齢集団として、「子どもの手による子ども会活動」をモットーに、ジュニアリーダーの育成に様々な体験を重ねつつ活動しています。 仲間同士や大人との関わりを通じ、子ども会指導者、育成者がいろいろと展開でき、より良い運営ができるよう活性化に向けていきます。 84ページ 保土ケ谷区PTA連絡協議会 協議会に所属する小・中学校のPTAと学校が協力し、子どもたちの健全な育成のため活動しています。 具体的には、保護者同士の親睦をスポーツを通して図ったり、講演会を開催し啓蒙活動に努めたり、またPTA専門委員会について情報交換を行うなどしています。今年度も様々な企画を進行中です。 保土ケ谷区心身障害者・児団体協議会 当事者団体として社会への理解促進のための啓発活動の強化を目的に、ボランティアとの交流会・共同募金・障害者週間での街頭キャンペーン等、社会活動に積極的に参加しています。 三障害団体(身体障害・知的障害・精神障害)の障害特性の総合理解を深め、ほっとなまちづくり推進会議の発展に提言できるよう努めていきます。 保土ケ谷区地域自立支援協議会 80を超える区内の障害福祉の関係機関、事業所、団体等により構成され、障害児・者への福祉や支援の充実について協議しています。 全体会のほか、防災、住居、情報、当事者、こども、計画相談の6部会において、地域における連携とネットワークづくりを図りながら、様々な障害者支援策を検討・実施します。 保土ケ谷区地域子育て支援拠点 こっころ 就学前の子どもとその保護者が交流するスペースの提供、子育て相談、情報提供などを行う子育て支援の拠点です。 子どもが親以外の大人に優しい気持ちで見守ってもらえると、親が安心して子育てができ、親子にも笑顔が生まれてきます。「いっしょにつくろう!まぁるい笑顔!」を合言葉に、お腹の中の赤ちゃんも子どももおとなも笑顔があふれる地域を目指して、多世代交流ができる地域づくりを考えていきます。 保土ケ谷区中学校長会 現在、各中学校区では学校家庭地域連携事業を通して、小中学校・家庭・地域が連携し、児童生徒の問題行動の防止及び健全育成を図っています。また、区内の小中学校と警察・児童相談所とともに学校警察連絡協議会を行ってます。 今後は区内の中学校が協力して取り組めることを見出し、「ほっとなまちづくり」を目指す活動に協力したいと思います。 保土ケ谷区小学校長会 小学校教育では、知・徳・体・公・開の調和を大切に生涯にわたって学び続け、区民の一員として地域文化を大切にし、地域の発展に主体的に関わろうとする児童の育成を目指しています。 各校では、地域や児童の実態に応じた教育課程を作成し、商業施設・福祉施設・教育ボランティア・農家・自治会等との交流学習を通して区民意識と実践力を育成しています。