生活に関する意識 生活に対する満足感や心配ごと、隣近所とのつき合いをどう思っているかなど、市民の生活に関する意識について、2025(令和7)年度市民目線のニーズ探究調査の結果を基に見ていきます。 ●現在の生活に満足している人は7割以上 生活に対する満足度について見ると、「全く満足していない」を0点、「非常に満足している」を10点としたときに6点以上を選択した人は75.9%でした。6点以上を選択した人は、男女別に見ると男性の方がやや多く、77.4%でした。年代別では、15~24歳で83.1%と全体平均よりも高く、25~34歳では73.0%という結果になりました。 なお、前回の市民生活白書では、内閣府の「国民生活に関する世論調査」の数値で全国との比較を行いましたが、同調査の実施方法が変更され、変更前との単純比較が行われていないため、全国との比較は見合わせることとします。なお、2025(令和7)年8月に行われた「国民生活に関する世論調査」では、現在の生活に対する満足度が、総数で50%、都市規模別では大きな差異は見られないとされています。 ●心配ごとや困りごとを抱える人は9割を超える 「近頃、ご自分やご家族の生活のことで心配ごとや困っていることがありますか」という問いに対して「心配ごとや困っていることはない」と回答した人は6.8%。市民のうち9割以上の人が何らかの心配ごとや困りごとを抱えていることになります。 心配ごとや困りごとの内容は、全体では、「自分の老後のこと」が最も多く、次いで「自分の病気や健康」、「景気や生活費のこと」、「家族の病気や健康、生活上の問題」と続いています。 年代別に見ると、15~24歳では「景気や生活費のこと」が最も多く、25~34歳では「景気や生活費のこと」が5割を超え、「こどもの保育や教育のこと」、「自分の老後のこと」も25%を超えました。35~49歳では「景気や生活費のこと」、「こどもの保育や教育のこと」が4割を超えました。50~64歳では「自分の老後のこと」を選んだ人が5割を超え、次いで「家族の病気や健康、生活上の問題」が4割弱、「自分の病気や健康」、「景気や生活費のこと」も3割を超えました。 65~74歳の前期高齢者では、「自分の老後のこと」を選んだ人が55%を超え、全年代で一番高い結果となりました。次いで「自分の病気や健康」、「家族の病気や健康、生活上の問題」が続き、「景気や生活費のこと」を選んだ人は3割弱でした。 75歳以上の後期高齢者では「自分の病気や健康」が最も高く約6割に上り、次いで「自分の老後のこと」が5割強、「家族の病気や健康、生活上の問題」が4割弱、「景気や生活費のこと」は2割強と、ライフステージに応じて心配ごとや困りごとに変化が見られました(図1)。 なお、「心配ごとや困っていることはない」と回答した人が1割を超えた年代は15~24歳のみで、2割近くに及びました。 ●生活全体への満足度に大きく影響しているのは「交通利便性」、「生活の楽しさ・面白さ」への満足度 生活に対する満足度について0から10点で6点以上を選択した人のうち「交通利便性」、「生活の楽しさ・面白さ」について「満足(とても満足している、どちらかといえば満足しているを含む)」とした人は80%を超えました。また、「住宅」、「身の回りの安全」、「自然環境」、「健康状態」についても「満足」とした人が70%を超えています。「不満(とても不満がある、どちらかといえば不満があるを含む)と答えた割合が10%を超えた項目は「家計と資産」、「雇用環境と賃金」、「健康状態」のみで、それ以外は全て10%未満でした。 一方、生活に対する満足度について0から10点で4点以下を選択した人では、「交通利便性」について「満足」とした人が5割近く(47.9%)いたものの、他の項目はすべて4割未満でした。「不満」と答えた割合については全ての項目で2割を超えており(24%以上)、中でも「家計と資産」については65.9%、「雇用環境と賃金」については55.5%、「仕事と生活」については50.3%と半数以上でした(図2)。 ●隣近所とのつき合い方について 隣近所とのつき合い方に関して、一番多かったのは「道で会えば挨拶くらいする」の51.4%でした。「たまに立ち話をする」も23.2%。「一緒に買い物に行ったり、気の合った人と親しくしたりしている」(3.7%)と「困ったとき、相談したり助け合ったりする」(4.1%)の合計は7.8%でした。 一方で、「顔も良く知らない」を選択した人も16.7%で、2018年調査の14.0%を上回りました(図3)。 65歳以上の人は「一緒に買い物に行ったり、気の合った人と親しくしたりしている」、「困ったとき、相談したり助け合ったりする」の数値が全体平均よりも高く、25~34歳の人は「顔も良く知らない」が43.7%と、全体平均よりも25%以上高い結果となりました。 ●横浜について、愛着や誇りを感じている人は8割以上 横浜市に対して愛着や誇りを感じている(とても感じている、どちらかといえば感じているを含む)人は81.7%に上り、自分の住んでいる区に対しても75.9%、住まいの周辺地域に対しても76.6%という結果になりました。 また、「横浜」について魅力を感じる点では「ショッピング施設が充実しており買い物が便利である」が53.6%で最も高く、次に「道路鉄道網が発達しており買い物が便利である」の42.4%、「海や港が身近にある」の35.9%が続きました。