市民像6 生活に多くの不満や不安を抱えながらも、生きがい、やりがいを模索する人たち 7.9% 生活全般に不満を抱えており、時間の余裕もなく、社会への不信感を抱えながらも、やりがいや生きがいを感じることができる活動を模索している人たちです。 【このグループに属する人の特徴】 ◎生活の満足度がとても低い 生活に満足していると答えた人の割合が1割程度と低く、他のグループと比較しても突出しています。「住まい」や「収入」など7つの項目別満足度の全てについて低くなっています。 ◎時間に余裕を感じていない人が多い 「時間の余裕がある」と感じている人の割合が28%と非常に低くなっています。 ◎何かしら心配ごとを抱えている 「心配ごとや困っていることはない」と回答した人はおらず、何かしらの心配ごとや困りごとを抱えています。 ◎社会への不信感は強いが、社会とつながる意欲が低いわけではない 「今の世の中は、努力をすれば報われる社会だ」と考える人は少なく、社会への不信感を持つ人が多いと言えます。ただし、「何らかの形で、積極的に社会の役に立つことをしたい」や「街なかで困っている人がいたら、進んで自分から声をかけるほうだ」と答えた人は突出して少ないほうではなく、社会とつながる意欲が低いというわけではありません。 ◎仕事が負担になっている 「仕事は収入のためで、仕事以外のことを大事にしたほうがよい」とも思いながら、「仕事のため、家族を多少犠牲にしても仕方がない」と思う人が比較的多くなっています。また、仕事の負担感が強いことも影響しているのか、「仕事と家庭を両立するよりも、どちらかに専念したほうがよい」と考える人の割合が平均と比べて高くなっています。 ◎やりがい・生きがいは「特にない」人が多い やりがいや生きがいについて、「仕事」と答えた人の割合が最も高くなっていますが、「特にない」と答えた人の割合も同様に高くなっています。 【このグループに属する人の“活躍”】 ●現在行っていること 仕事と家庭のことの両方をしている人が多い。 趣味のことや地域活動などの社会的な活動を行っている人は少ない。 ●今後の活動の希望 「趣味」と答えた人が多く、「特にない」と答えた人の割合は平均と同程度となっている。 ●“活躍”のイメージ 「広く社会や人のためになることをすること」と「自分らしく生き生きと過ごすこと」は平均と比べて低く、そのほかの項目は同程度となっている。平均より高いのは「世間の注目を集める目立った成功や成果をあげること」と「人から感謝されるようなことをすること」である。