市民像5 生活の中で不満に思うこともあるが、何事にも積極的に関わろうとする人たち 10.9% 生活の満足度は必ずしも高くなく、時間の余裕もあまりありませんが、子育てや仕事、地域や社会のことなどにも関心が高く、活動的な人たちです。 【このグループに属する人の特徴】 ◎生活の満足度はやや低い 「生活に満足している」と答えた人の割合は57%で平均と比べてやや低く、「不満がある」と答えた人の割合も27%で平均を上回っています。項目別の満足度では、「収入」や「自由に過ごせる時間」についての不満が高くなっています。 ◎時間に余裕を感じていない人が多い 「時間の余裕がない」と感じている人の割合は48%で平均と比べて高くなっています。また、「自由に過ごせる時間」の満足度も54%と平均を下回っています。 ◎家庭のことは家族の協力で 「仕事をしているかどうかにかかわらず、家事や育児は夫と妻で分担すべきだ」、「親の介護はなるべく子がすることが好ましい」、「老後は子どもの子育てや生活を手助けしたほうがよい」などの項目に「そう思う」と答える人の割合が平均よりも高くなっています。 ◎社会貢献に関する意欲が高い 「困っている人がいたら、進んで自分から声をかけるほうだ」と答えた人の割合は75%で他のグループと比べて最も高く、「何らかの形で、積極的に社会の役に立つことをしたい」と答えた人の割合も76%と平均と比べて高くなっています。住まいの周辺の地域への愛着や誇りを持っている人の割合も高いグループです。 ◎生きがいは「仕事」、今後も続ける意向 生きがいややりがいについて、「仕事」と答えた人の割合が4割半ば、「いくつになっても元気なうちは働くべき」と答えた人の割合も7割を超え、どちらも他のグループと比べて最も高くなっています。 【このグループに属する人の“活躍”】 ●現在行っていること 地域活動等の社会的な活動を行っている人が平均と比べて多い。 ●今後の活動の希望 「特にない」と答えた人の割合が他のグループと比べて最も低く、今後も新たな活動の場を求める人が多い。具体的な内容としては、「家族の介護・看護」や「地域活動・ボランティア活動などの社会的な活動」が多い。 ●“活躍”のイメージ 「自分らしく生き生きと過ごすこと」をイメージする人の割合が他のグループと比べて最も高い。「目立った成功や活躍」や「感動を与える」といった大きなことよりも、「周りの人の役に立つ」など、身近にある、手の届きそうななことをイメージする人が多い。