市民像4 家族や友人との関係も充実し、悠々自適に暮らす人たち 11.6% 生活の満足度が高く、心配ごとも多くはありません。時間にも余裕を感じていますが、人とのつながりを広げる意識や社会のことへの関心は突出して高いわけではなく、家族や友人との時間を大切に過ごしている人たちです。 【このグループに属する人の特徴】 ◎生活の満足度が高い 「生活に満足している」と答えた人の割合は、9割半ばを超え、他のグループと比べて最も高くなっています。「住まい」や「収入」など7つの項目別の満足度も大変高くなっています。 ◎時間に余裕を感じている 「時間に余裕がある」と答えた人の割合は64%と、他のグループと比べて最も高く、「余裕がない」と答えた人の割合は23%と最も低くなっています。 ◎心配ごとや困りごとが少ない 「心配ごとや困っていることはない」と答えた人の割合が23%と平均と比べて高く、「ある」と答えた人の場合も、心配ごとや困っていることとして挙げている項目の数は少なくなっています。 ◎生きがいは、「家族との時間・団らん」、友人との関係にも満足 生きがいは「家族との時間・団らん」と答えた人の割合が約6割と、他のグループと比べて最も高くなっています。次いで「趣味」、「友人等とのつき合い」となっています。 ◎社会貢献への意欲はそれほど高くない 「地域の仕事の当番が回ってきたら、地域の一員として引き受けるのは当然」と考える人は多いのですが、「何らかの形で、積極的に社会の役に立つことをしたい」と考えている人が突出して多いというわけではありません。 ◎働き続ける意向もそれほど強くない 「いくつになっても、元気なうちは働くべきだ」と考えている人の割合は60%と、平均と比べてやや低くなっています。しかし、「仕事は収入のためで、仕事以外のことを大事にしたほうがよい」と考えている人の割合は40%とやや低くなっており、仕事も大事だと感じています。 【このグループに属する人の“活躍”】 ●現在行っていること 趣味のことをしている人や、家事のみをしている人、地域活動等の社会的な活動をしている人や、家事と育児のみを行っている人の割合が平均と比べて高い。仕事と家庭のことを両方行っている人の割合は低い。 ●今後の活動の希望 「特にない」と答えた人の割合が高い。今の生活に対する満足度が高いことも影響していると考えられる。 ●“活躍”のイメージ おおむね平均と同程度の割合となっているが、「自分らしく生き生きと過ごすこと」が平均と比べて高くなっている。