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第13回 横浜市公立大学法人評価委員会 会議録

最終更新日 2020年3月11日

第13回 横浜市公立大学法人評価委員会 会議録

  • 日時 平成19年8月24日(金曜日)14時00分~16時30分
  • 場所 崎陽軒本店 6階 3号室
  • 出席 者 川村委員長、蟻川委員、岸委員、桐野委員、山上委員
  • 開催形態 公開
  • 次第
  • 議事

1.第12回横浜市公立大学法人評価委員会議事要旨(案)について
【資料1】により事務局から説明があり、了承された。
*主な意見交換等
特になし

2.公立大学法人横浜市立大学の平成18年度に係る業務の実績に関する評価結果について

【資料2】(PDF:763KB)により評価結果の最終的な修正を行い、委員長一任で了承された。

*主な意見交換等

(1) 全体評価について
・ 特になし

(2) 1. 大学の運営に関する目標を達成するための取組について
・ 市大の科学研究費補助金の額と件数しか検証するデータが無いので、研究が活性化しているのか、衰退しているのかわからない。
・ 評価委員会としても前年度の指摘事項を中間で確認していかなければならないのではないか。
・ 指摘することが目的ではなく、法人が変わっていくことが重要だ。
・ 本当に計画が正しいのか、今後、検討が必要であり、現実を目標に近づけていくのか、あるいは目標を下げて、現実に近づけていくのか検証が必要だ。
・ このように指摘事項が多くなると、指摘にもレベルの違いがあり、どれが重要な指摘かわからなくなる。例えば、FDなどは非常に重要だと思う。

(3) 2. 地域貢献に関する目標を達成するための取組について
・ エクステンションセンターについては、新しい試みではあるが、プロジェクトではなく、単なるパフォーマンスになってしまっている気がする。法人が息切れしているのであれば、きちんと考えないといけない。将来への発展可能性はあると思うので、やるならきちんとやるべきだ。

(4) 3. 国際化に関する目標を達成するための取組について
・ 留学生については、せっかく国際化推進センターを設置したわけであり、留学生受入数をもっと増やさなければならない。
・ 全体的に環境整備に追われている感じがする。

(5) 4. 附属病院に関する目標を達成するための取組について
・ 地方の新設国立大学病院と比較するならば少し甘いと思う。多額の運営交付金が交付され、施設の負担も無く、都市部にある病院としては当たり前のことばかりだ。他の公立病院でもやっていることばかりで、特徴的なところが無い。
・ 中期計画では2つの病院の位置づけを明確化するとあるが、果たしてそのような方向に向いているのか疑問だ。2つの病院が競合・競争しているようにも思われる。むしろ競争することで、パフォーマンスが向上するという考えもあるが、何か検討をしているようには感じられない。
・ 診療科の再編については「実施」とあるが、診療科部長の名称を変えただけではないのか。診療科の再編は医師のアイデンティティーを再編するということであり、教育から研究までを一体化して再編するということだと思う。ばらばらにする一方で、対応するための装置も作っておかなければならない。
・ 7対1看護体制については、都心部にある病院として、看護師を確保できなかったということに危機意識を持つべきだ。
・ 附属病院を2つ持っている国立大学は3つあるが、明確に位置づけが違う。東大では片方は毎年赤字を出しているが、位置づけが明確になっているからこそしかたがないと理解されている。
・ 2つの新しい施設を持つことは新しい試みでもある。その強みを活かす戦略を立てなければならない。2つの病院を持っているということは、経営の安定化だけでなく、スタッフのローテーションがうまく機能することにつながる。7対1看護体制については、あらゆる点で経営に有利になるので確保すべきだ。しかし、病床数を減らして確保するのは得策ではない。
・ 診療科の再編には、教育・研究・診療を統合する責任者が必要だ。ホームページを見る限りでは名前だけではないのか。機能するように徹底した再編をすべきだ。
・ 権限を強化するためには、予算と人事権を与えないと何もできない。副病院長を3名にしたことは、権限を分散しただけに終わる可能性がある。

(6) 5. 法人の経営に関する目標を達成するための取組について
・ 人事異動が全くないというのはだめだ。お互いの大学で何か新しいことがあれば、人事交流のメリットはある。
・ ISO14001の認証取得がすべてではないが、きちんとやってもらわなければならない。

(7) 6. 自己点検・評価、認証評価及び当該状況に係る情報の提供に関する目標を達成するための取組について
・ 主な実施状況に「評価結果の指摘事項を大学評価本部から各部署にフィードバックし…」とあるが、重要な指摘事項が積み残しとなったこととの整合性をどう考えるのか疑問だ。

(8) 7. その他業務運営に関する重要目標を達成するための取組について
・ 特になし

(9) 8. 予算、収支計画及び資金計画等について
・ 特になし

(10) その他
・ 大学としては、いかに志願者を増やすかということが重要だ。内容の充実が最も重要なことだが、入試倍率が上がっていくことにも期待したい。
・ 入試倍率が増減を繰り返すようになると止まらない。危機感を持つことが必要だ。
・ 「国際総合」という学部名から内容が受験生に上手く伝わらないのではないか。国立大学では2つの方法があり、1つは「国際」「総合」を外すこと、もう1つは自分の大学の「国際」はこういうことだとPRすることだ。
・ できたばかりの学部で「国際」をはずすわけにはいかないので、もっとPRするしかない。高校の進路指導の先生にどこどこの大学の「国際」はこういう意味だと理解してもらうことは難しい。34の高校を回ったぐらいでは少ない。
・ 特色であるTOEFLをクリアした学生が社会にどのように受け入れられるのか、卒業生が出れば示せるのだが、それまでは、英語が苦手な学生から敬遠されるという懸念もある。
・ ISO14001の認証取得や国際学術雑誌への発表など、中期計画の見直しが必要なものもあると思う。
・ 大学評価本部は各部署に指摘事項を伝えるだけで、改善を見守ることまでしていないようだ。民間ではPDCAサイクルの中で、ウオッチをしっかりと行ない、アクションにつなげている。評価委員会事務局(市)にも責任がある。評価結果を法人に渡して終わりではなく、きちんと改善しているのか促していかなければならない。
・ 認証評価が平成21年度では遅い。認証評価を受けるにあたっては、教員も総動員でやらないといけない。教員が自分の問題として評価を受けるということ自体に意味があると思っている。みんなで危機感を持つということだ。
・ 地域貢献と国際化が遅れているが、幅広い分野だけに、組織横断的に束ねて、誰かがマネジメントとウオッチをしていかなければならない。国際化では国際化推進センターがあるが、組織体制が不十分であり、地域貢献に至っては組織すらない。病院では病院長が意識してやっているのだろうが、大学として重要だと思うなら組織化をしっかりと行なわなければだめだ。
*主な意見交換等
・ 外部資金の獲得の増が、他の公立大学と比較しても多くなっている。他の大学との比較が気になっていたが、かなり頑張っているようだ。効率が良いと言える。

以上

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