コートジボワール共和国経済インフラ大臣が横浜を訪問
最終更新日 2018年10月29日
~横浜の都市開発の経験・ノウハウを紹介~
平成28年1月19日(火曜日)、コートジボワール共和国のパトリック・アシ経済インフラ大臣が都市開発の状況を視察するため、横浜を訪問しました。
昨年10月、日仏両国は、「アフリカにおける持続可能な開発、保健及び安全のための日仏計画」(下記参考)を採択し、コートジボワールの最大都市アビジャンにおける都市開発に共同で取り組むことになりました。横浜は、急速な都市化や人口増加に伴う様々な課題を克服する過程で、都市運営やインフラ整備に関する経験・技術を蓄積してきており、この日仏計画に積極的に参加・協力していく予定です。
今回、アシ大臣に、横浜港の整備状況や市営バスの運行システムをご視察いただくとともに、水道・道路分野で横浜が積み重ねてきた経験をご紹介しました。
また、市役所を訪問した大臣を、林市長が職員とともに拍手で出迎えました。大臣は、「このように大歓迎いただき、言葉に表せないほど感激している」と挨拶しました。林市長は、アビジャンの都市開発について、「喜んで協力させていただきたい。横浜のノウハウを活かしていただければ大変嬉しい」と伝え、大臣は「ぜひ横浜をモデルにしたい」と応えました。
その後、大臣は、佐藤祐文 日本アフリカ友好横浜市会議員連盟会長と面会されました。
《参考》「アフリカにおける持続可能な開発、保健及び安全のための日仏計画」
昨年10月、安倍晋三日本国内閣総理大臣とマニュエル・ヴァルス フランス共和国首相が会談し、「アフリカにおける持続可能な開発、保健及び安全のための日仏計画」を採択。都市開発、保健等でアフリカにおける日仏協力を強化していくもので、同日仏計画の附属書において、パイロット都市としてコートジボワールのアビジャンが選ばれている。
詳細は、外務省ホームページ参照
http://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/we/fr/page4_001430.html(外部サイト)
《参考》コートジボワール・アビジャンと日本政府の支援について(外務省ODAメールマガジン(※)から抜粋・引用)
コートジボワールの人口は約21百万人。1960年にフランスから独立し、70年代にかけて年平均8%の経済成長を遂げるが、その後の内戦で、国内のインフラ整備が停滞。かつて「アフリカのパリ」と呼ばれ、繁栄した最大都市アビジャンは、内戦の影響を受けた国内移民の増加等で、98年に約280万人だった人口が2014年に約470万へと増加し、都市機能が著しく低下した。日本政府は、内戦終結後の2011年から同国への支援(都市計画の策定支援等)を本格的に再開している。
※ODAメールマガジン第304号
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/mail/bn_304.html(外部サイト)