都市の未来 人や企業が集い、つながり、新しい価値を生み出し続けるまち これまでの歴史の中で、受け継いだ様々な価値と、新たに生み出す価値を織り交ぜながら、常に変化し、独自の魅力を発信し続け、人と企業が集う都市を目指します。 01 賑わいとイノベーションがあふれるまち 02 子育て世代が住みやすいまち 03 グローバル視点で選ばれるまち 04 観光とビジネスが融和する心地よいまち 05 企業にDXと人の力が浸透している 06 脱炭素・世界基準企業への挑戦ステージへ 07 様々なプレーヤーが集う研究開発の集積地へ 都市の未来ー人や企業が集い、つながり、新しい価値を生み出し続けるまち 01 賑わいとイノベーションがあふれるまち FUTURE SCENARIO 今日はパシフィコ横浜で開催される国際会議に参加。併催の展示会で地元の研究者やクリエーターとの出会いがあった。会場からの帰り道は自動運転の小型カートに乗り、普段電子図書で見ている資料の現物を見に、図書館へ移動。夜は、会議に訪れていた有識者の方々と、港のレストランで地ビールや食事をとりながら、貴重な情報が交換できた。国際会議はオンライン参加もできるけど、横浜はスタートアップ企業等の実験的な取組に触れることができ、新しい発想の刺激も多いので定期的に足を運びたい。 未来の兆し MICEの開催形態は多様化していますが、ネットワーク構築のための対面の重要性が再認識されています。横浜のアクセスやファシリティ、企業集積などのまち全体の価値を生かしたハブ機能を発揮し、国内外のビジネスや人材が活発に交流する仕組みづくりが重要です。 #MICE#実証・実装#国際都市#コンパクトシティ 施設別国際会議参加者数はパシフィコ横浜が1位となっている。 スタートアップ成長支援拠点YOXOBOXでは、国内外の人材や大企業等と連携し、イノベーション支援を行っている。 中大型国際会議開催件数について、本市が全国3位となっている。 本市では研究開発機関が立地。 都市の未来ー人や企業が集い、つながり、新しい価値を生み出し続けるまち 02 子育て世代が住みやすいまち FUTURE SCENARIO 郊外部に魅力的な中古住宅を購入し、東京から移住。治安も良く、静かでみどりに囲まれた暮らしは、子育てにもぴったり。子育て支援が充実していて、SNSでも窓口でも、妊娠・出産・子育ての悩みを相談できるし、地域の人も見守ってくれるから安心。駅までの距離だけ心配だったけれど、自動運転バスが頻繁に⾛っているから問題なし。バスで行ける図書館は、コンサートもあるし、のんびりできるカフェ、子どもが楽しく遊べるスペースもあったりと、家族それぞれの時間を過ごしに毎週通っている。 未来の兆し 横浜の良質な住宅ストックを適切に維持管理し、環境性能のより高い住宅へリフォームするなど、価値の維持向上を図ることで、ニーズが高まっている既存住宅の流通を更に促すことが期待できます。併せて、治安など、子育て世代のニーズを踏まえたまちづくりに取り組むことで、子育て世代の呼び込みにも貢献します。また、様々な日常の移動ニーズに応える、交通インフラの整備等によって、交通手段が障壁となっていた地域間の移動の実現にもつながっていきます。 #妊娠・出産・子育て#郊外部#空家#地域交通#テクノロジー 未就学児の親が相談しやすい相手先として「地域の身近な集える場所での気軽な相談」が38.6%と最も多い。 子育て世帯が求める住環境は、「治安」が最も多い。 既存住宅の流通の割合は少しずつ増加しており、近年、流通の戸数は横ばいで推移している。 都市の未来ー人や企業が集い、つながり、新しい価値を生み出し続けるまち 03 グローバル視点で選ばれるまち FUTURE SCENARIO これまでNYの本社で働いてきたけど、昨年、日本の東京支社に転属。職場アクセスが良く、人気の高い横浜駅近くを選んだ。近隣の商店街では、外国語表記や、英語対応も当たり前なので、生活もしやすいし、住んでいる人も様々で、多様性を認め合う文化が感じられる。週末は、海辺をジョギングしながら街中に溢れるアートを鑑賞したり、美術館で過ごしたりしている。アーティストやクリエーターとの連携がしやすく、新商品のアイデアにもつながるなど、暮らしの満足度は高い。 未来の兆し アクセス性や景観等のいわゆる「横浜ブランド」は選ばれる都市であるための大きな強みであり、市民のアイデンティティでもあります。社会全体の価値観の多様化と共に、多様性を認め合う社会への期待も高まっている中では、横浜のブランドを守り受け継ぎながらも、都市の歴史や個性を生かした創造性のあるまちづくりを進めるなど、常に新たな価値を生み出し続け、新しい時代にこそ選ばれる横浜として輝き続けることが重要です。 #横浜ブランド#都心へのアクセス#商店街#多文化共生#異分野交流 「お互いの立場や能力、価値観などの違いを認め合い、それぞれが望む生き方を選択できる社会になること」に期待している人は81.9%と非常に高い。 本市の外国人人口は増加傾向。新型コロナウイルス感染症流行後も、依然として高い水準で推移。 現在の横浜の魅力について、「都心に近く、住まいとしても最適なまち」が64.6%と感じる市民が最も多く、次いで「暮らしに必要なものが揃ったまち」「観光資源が豊富なまち」の回答が多い。 都市の未来ー人や企業が集い、つながり、新しい価値を生み出し続けるまち 04 観光とビジネスが融和する心地よいまち FUTURE SCENARIO 横浜で合宿型のワーケーション。VRでも世界中の観光地を体験できるけど、水と緑が調和する港の風景など、ここにしかない現地の魅力で横浜を選んだ。食・景観・カンファレンススペースの全てが混ざって、ビジネスにいい刺激がある。今日は中華街で夕食、明日はエントリーしたマラソン大会に、チームビルディングとして皆で参加するのも楽しみ。ホテルやエンターテインメント施設が多く、家族も呼んでこのまちを満喫したいな。 未来の兆し 国においては、「観光地経営」の視点に立って、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための法人(DMO)を中心とした観光施策の展開を強化しています。横浜では、都心臨海部を中心に、ホテルやエンターテインメント施設、文化施設などの集積が進んでおり、様々なイベントが開催されています。これを好機に、DMOが舵取り役となって、横浜ならではの観光資源を磨き上げつつ、様々な関係者を巻き込みながら、地域内経済循環を拡大させていく必要があります。 #観光#スポーツ#横浜の固有資産#ワーケーション#DMO 新型コロナウイルス感染症の影響で右肩上がりであった本市の観光消費額は大きく減少。 都市の未来ー人や企業が集い、つながり、新しい価値を生み出し続けるまち 05 企業にDXと人の力が浸透している FUTURE SCENARIO 中小企業を長年経営しており、特許製品などを世界中の企業に販売してきた。製造工程や社内の事務処理のほとんどをAI・ロボットが担ってくれていて、最近では手元で加工もできるようになってきた。私もそろそろ高齢になってきたので、事業の成長と雇用の維持の両方を目指して、M&Aを検討しようかと考え始めている。まずは、横浜のエージェントが相談にのってくれる事業承継のデジタルプラットフォームにエントリーしてみよう。 未来の兆し 人口減少・超高齢社会の進展により、企業の担い手不足が懸念されます。横浜の企業の貴重な技術を次代に残すため、事業承継を進めながら、多様な主体の参画やテクノロジーを駆使した担い手確保を実現する仕組みや活動が必要です。企業・団体の規模や業態を問わず、デジタル基盤を当たり前に浸透させつつ、人の力でこそできる支援も必要です。 #市内中小企業#担い手確保#事業承継#DX#テクノロジー 本市の今後の人口見通し推計では、生産年齢人口(15〜64歳)は減少傾向にあり、今後、担い手不足が課題となる。 事業承継策の1つであるM&Aの相談数・成約数は向上し、事業規模拡大の手法として活用されるケースが増加している。M&Aは多くのケースにおいて譲渡企業の従業員の雇用維持や事業の成長を目的としている。 都市の未来ー人や企業が集い、つながり、新しい価値を生み出し続けるまち 06 脱炭素・世界基準企業への挑戦ステージへ FUTURE SCENARIO 大学で研究していた再エネの新技術のスタートアップを関内で立ち上げた。関内の歴史ある街並みや海に近い環境が、創造力を刺激してくれる。バタバタしっぱなしの中、会社設立などの手続きも、オンラインで即時にできたので助かった。脱炭素経営が多くのビジネスの要件になった今の時代、横浜にはこうしたテーマのスタートアップも多く集積しており、横のつながりもありがたい。今度は大学生のインターンを受け入れる予定。色々な意味で将来が不確実な時代だからこそ、常に時代の潮流を感知してビジネスチャンスをつかみ取っていくぞ。 未来の兆し 公共サービスのほとんどが24時間オンライン上で可能という国がある中で、本市においても行政のデジタル化に合わせ、スタートアップ支援の仕組み強化などの取組を連携させていくことが重要です。ESG投資が急速に増加するなど、脱炭素経営が広がりつつあり、グリーン分野は国の成長戦略に位置付けられるなど、注目の成長産業です。変化の激しい時代の潮流を捉えながら、横浜発の世界的スタートアップの創出を図っていく必要があります。 #世界的スタートアップ創出#脱炭素#グリーン成長#再エネ#DX#人材育成 本市のスタートアップ企業への投資額は、直近3か年で目標100億円を上回り、約120億円となった。 世界全体のESG投資額は2020年までの4年間で約55%増加。 グローバル企業がサプライチェーン排出量の目標を設定すると、そのサプライヤーも影響を受ける。 エストニアでは、国民の7割が電子IDカードを日常的に使用し、住所変更等の行政サービスや会社設立などもオンライン上で可能となっている。 都市の未来ー人や企業が集い、つながり、新しい価値を生み出し続けるまち 07 様々なプレーヤーが集う研究開発の集積地へ FUTURE SCENARIO 横浜には世界中の企業の研究開発拠点が多く集積しており、私の会社の研究開発部門も横浜に拠点を一元化。羽田空港などの広域交通拠点へのアクセスも良く、多くの大学や国内外の企業、研究者が連携する環境に魅力を感じている。の環境を求めて、市内大学には国内外から多くの学生も集まっているようだ。そのおかげで、高度人材、外国人材も獲得しやすい。多様な市民が集まる横浜では、実証実験をしても多くのサンプルが得られて、大学や企業の実証結果もデータバンクで参照できる。横浜から革新的イノベーションを起こして、世界的課題解決に貢献したい。 未来の兆し 国内外から多様な人材や、産・学・官のシームレスな連携を促すことで、横浜は世界基準のイノベーション創出拠点に成長していく可能性を秘めています。国際色豊かな市民を擁する中で、新たな技術の実証実験をまちぐるみで取り組める環境は、有機的に連携が進むほど、強い企業メリットになることも考えられます。これらの強みを生かし、世界企業の研究開発拠点の誘致や、活性化に取り組むことが横浜の未来につながるでしょう。 #産学官連携#オープンイノベーション#実証・実装#企業誘致#研究開発拠点 本市の研究者・技術者数は東京都区部に次いで2位。 本市には外資系企業が多く立地しており、近年も増加傾向にある。 本市は29の大学とパートナーシップ協議会を設立。 神奈川県の留学生数は増加傾向にある。