Ⅲ基本戦略 中期計画の全体像 共にめざす都市像 「明日をひらく都市OPEN×PIONEER 2040 YOKOHAMA」に向けて 「明日をひらく都市」を実現していくためには、明日をひらく都市を「共にめざす」仲間を増やす必要があります。 仲間とは、現在の横浜を支えてくださっている方々はもちろんのこと、今後横浜市民になっていただく方、横浜で生まれる方、横浜で働く方です。 仲間を増やすために、「横浜で子育てしたい」と思っていただけるような、あらゆる策を講じる必要があります。 計画では、「子育てしたいまち次世代を共に育むまちヨコハマ」を「基本戦略」に掲げて、「住みたい都市」「住み続けたい都市」「選ばれる都市」となり、「明日をひらく都市を共にめざす仲間」を増やしていきます。子育て世代を支援し、仲間を増やしていきながら、高齢者を支えていく等の好循環を創出していきます。 また、「財政ビジョン」で掲げた「必要な施策の推進と財政の健全性の維持」を実現していくためには、政策の優先順位付けも必須です。そのため、「基本戦略」への貢献度が高い策を優先して実行していくことと、「行政運営の基本方針」を踏まえた行政サービスの最適化(事業手法の創造・転換)をセットで進め、将来の横浜市民を支える財源もしっかり確保していきます。 ここに画像があります。 中期計画の全体像をイメージした画像です。 画像の説明は終わりです。 ここに画像があります。 基本戦略・戦略の構造のイメージ図です。 画像の説明は終わりです。 基本戦略 子育てしたいまち 次世代を共に育むまち ヨコハマ 2040年頃の共にめざす都市像「明日をひらく都市」を実現するためにも、未来の横浜を担う次世代を育むまちであることが不可欠です。 横浜市では基本戦略として「子育てしたいまち次世代を共に育むまちヨコハマ」を掲げ、横浜に関わる様々な人・団体の皆様と共に、横浜の受け継ぐ多様な魅力を更に高め、「住みたい都市」「住み続けたい都市」「選ばれる都市」を目指し、市民生活の質と都市の活力の向上の好循環へつなげていきます。 テーマ01 子育て世代への直接支援 誰もが安心して出産や育児ができるまち 施策例(抜粋) ・出産費用、小児医療費等経済的負担の軽減 ・保育所、放課後キッズクラブ等安心して預けられる場の提供 ・相談体制の充実や地域での子育て支援 ・困難な状況にある子ども・家庭の支援 ・全ての生徒が満足できる中学校給食の実現 ・個性や多様性を大切にする教育の推進 テーマ02 コミュニティ・生活環境づくり 未来を育むつながり・自然・文化・学びに溢れるまち 施策例(抜粋) ・子育て世帯にも居心地の良い図書館づくり ・自治会町内会等の支援 ・地域活動に参加しやすい風土づくり ・いざというときに困らない医療体制の確保 ・空き家を活用した子育て世帯向け住宅の提供 ・通学路の安全確保(歩行者空間の確保とブロック塀の改善) ・子どもがスポーツに親しむ環境づくり ・子どもを育む花と緑の空間づくり ・子どもの農体験等による土に触れる機会の提供 テーマ03 生産年齢人口流入による経済活性化 住居・交通・仕事において便利で選ばれるまち 施策例(抜粋) ・生活圏内での移動利便性の向上 ・魅力的な商業施設やイベント関連施設の整備 ・郊外部駅周辺や都心部の再開発による利便性の高い住宅の供給 ・郊外部住宅地における店舗等生活サービスの充実 ・職住近接を実現する郊外部での働く場の確保 ・大規模団地の再生・魅力向上 ・生活や経済を支える交通ネットワーク ・スタートアップ支援 ・規制緩和による戦略的な土地利用 ・中小・小規模事業者への支援 ・商店街の活性化 テーマ04 まちの魅力・ブランド力向上 いつまでも愛着をもって過ごせる魅力的なまち 施策例(抜粋) ・都市デザインの展開による魅力ある都市景観の形成 ・身近な緑地の保全 ・3動物園の特徴を生かした憩い・癒しの場の創出 ・ガーデンシティ横浜の更なる推進 テーマ05 都市の持続可能性 将来の世代にわたり安全・安心に暮らせるまち 施策例(抜粋) ・ゼロカーボンシティの推進 ・大規模地震への対策 ・風水害に強い都市づくり ・災害から命を守るための地域防災力の向上