令和7年度横浜市職員採用試験合格者の皆様  横浜市職員採用試験の合格、おめでとうございます。  市民の皆様のために働きたいという、高い志を持った皆さんをお迎えできることを、大変嬉しく思います。皆さんを心から歓迎します。  377万人の市民の皆様を支える横浜市職員は、大変幅広くやりがいのある仕事に携わります。子育て支援や教育、医療、福祉など、市民の皆様の生活を支える仕事、水道・交通・消防など、命と暮らしを守る仕事、まちづくりや経済振興・観光・国際交流等を通じて横浜の成長を実現する仕事、脱炭素化やDXを推進する仕事など、皆さんの活躍のフィールドは多岐にわたります。 そして、大都市でありながら市民生活を最前線で支える基礎自治体でもある横浜市では、「現場」の持つ課題やニーズを施策に反映し、時には国をも動かしていくダイナミックな仕事に携わることもできます。 全国的に人口減少が進む中、横浜市では昨年、20代から40代の子育て世代の転入超過数が過去20年で最大となり、4年ぶりの人口増となりました。また、昨年横浜を訪れた観光客の数が観光消費額と共に過去最大となるなど、これまで進めてきた取組の結果が、横浜の更なる成長に向けた好循環のシグナルとして表れ始めています。こうした好循環をさらに発展させ、市民生活の「安心・安全」と横浜経済の持続的な「成長・発展」をより確かなものにするため、横浜市職員として新たにお迎えする皆さんと共に、「循環型都市への移行」、「観光・経済活性化」、「新たな未来を創るまちづくり」に向けて挑戦を続けていきたいと考えています。 そして、環境にやさしい循環型社会への移行をリードする横浜市では、2027年に、環境との共生がテーマの国際博覧会「GREEN×EXPO 2027」を開催します。この世界的なビッグイベントを起爆剤として、グリーン社会の実現、そして市民が世界に誇れるグローバル都市に向けて、大きく発展していきたいと考えています。 こうした挑戦を支えるのは職員一人ひとりの力です。皆さんが横浜市職員として新たな一歩を踏み出すにあたり、安心して力を発揮できるよう、働きやすい職場づくりにも力を入れています。育児や介護との両立やライフスタイルに応じた柔軟な働き方を叶える「横浜版フレックスタイム制度」、テレワーク制度に加え、Microsoft 365やモバイルアクセス(moconavi)などのデジタルツールを活用することで、業務の効率化と質の向上を図り、さらなる市民サービスの充実と働きやすさの両立を目指しています。 横浜市職員の一員として、誇りとやりがいをもって仕事に取り組み、共に学び、支え合い、成長していきましょう。  皆さんと一緒に仕事ができることを、心から楽しみにしています。 横浜市長 山中 竹春