広報よこはま3ページ 2018(平成30)年1月号 よこはまの水 No.127 ●水道局ウェブサイト ホームページ www.city.yokohama.lg.jp/suidou/index.html ●編集:水道局総務課 電話045-633-0110 ファクス045-664-6774 横浜市水道局 これで分かる水道工事  当たり前のように蛇口から出てくる水道水。毎日の生活に欠かせない水道水を絶え間なく届けるために、市では施設の管理を日々行っています。市内に張り巡らされている水道管の維持管理もその一つです。 古くなった水道管を地震に強い管に取り替えています  古くなった水道管は、漏水したり大きな地震で管の継ぎ目が外れて断水してしまう可能性があります。断水すると、修理するまで水が使えなくなってしまいます。そこで、市では古くなった水道管を地震に強い管(耐震管)に取り替える工事を行っています。 水道管が破裂して漏水が発生した様子の写真 高度経済成長期に設置した水道管が寿命を迎えています  市内にある水道管は約9,200km。横浜からロサンゼルス(米国)までの距離とほぼ同じ長さの水道管を維持管理しています。そのうち、1965年以降の高度経済成長期に設置された水道管約2,400kmは老朽化が進み、取り替え時期を迎えています。現在は、年間約110kmを目標に古くなった水道管を取り替えています。 水道局キャラクター はまピョン 横浜〜ロサンゼルス 約9,200km 棒グラフ 市内にある水道管 9,200km 1965年以降に設置された水道管(老朽化) 2,400km 1年間で取り替える水道管 約110km 優先順位を付けて計画的に取り替えています  工事には膨大な費用がかかり、その費用は皆さんが支払う水道料金を主な財源としています。財源を効果的に使うため、管の使用年数だけでなく、断水した場合の影響や地震時の被害予測などを総合的に考え、工事に優先順位を付けて計画的に取り組んでいます。 施設の更新は待ったなしの状況です  水道管や施設の老朽化が進み更新時期を迎えている一方で、節水機器の普及などにより給水量は減少し、水道料金収入も減少し続けています。今後もさらに厳しい経営状況が続くことが見込まれますが、着実な更新・耐震化に取り組み、災害に強い水道の整備を進めていきます。 断水を最小限にするために… 水道工事には断水がつきものですが、市では断水を最小限にする方法で工事を進めています。 老朽管を全て撤去してから新しい管を設置すれば断水は1回で済みますが、すべての管をつなぎ終わるまで長期間(数か月)の断水が必要になります。そこで、工事をいくつかの工程に分けて進めています。さらに、断水時間を短くするため、各工程で同じ場所を何度も掘ることがありますが、水道工事への理解と協力をお願いします。 2017年11月に水道工事の現場見学会を開催しました。 参加者は工事の流れや必要性などの説明を聞いた後、実際の工事現場を間近で見学しました。 水道工事の現場見学会の様子 見学会の参加者からこんな声がありました ●道路の下に埋まっている水道管を見ることがないので、このようにして家庭まで水が届けられていることが分かりました。 ●直接現場を見る機会がないので有意義な見学会でした。実際の水道管を使った説明は良い方法だと思います。 ●水道工事の大切さが良く分かりました。 水道工事をお知らせする看板