広報よこはま3ページ 2018(平成30)年5月号 ガーデンネックレス横浜2018 横浜はバラの街 〜バラの魅力と歴史をひもとく〜 はまみらいの写真  市の花であるバラを市民の皆さんに楽しんでもらえるよう、「ガーデンネックレス横浜2018」の取組を通じて、バラの街づくりに力を入れています。  まもなく見頃を迎える、横浜のバラの魅力と歴史を紹介します。 これからが見頃。市内のバラの名所 港の見える丘公園 香りの庭  香りがとどまりやすい沈床花壇※の形を生かし、約100品種の香りのバラや香りの植物を集めたローズガーデンです。ローズアーチではバラの香りのシャワーが降り注ぎます。 ※花壇の位置を周囲より低く設け、見下ろすように設計された花壇。 バラとカスケードの庭  約80品種、500株のバラとカスケード(小さな滝)を中心とした庭園で、まるで絵画の中を歩くような景色が広がります。庭を眺めながら山手111番館のカフェでお茶も楽しめます。 イングリッシュローズの庭  「横浜市イギリス館」を背景として、あたかも自分がイギリスの庭園にいるような、風情を感じられるバラ園です。  約150品種、1,100株のイングリッシュローズを中心に、シルバーやブルーを中心とした草花による色彩が調和した庭園です。 山下公園 未来のバラ園  丈夫で育てやすいバラを中心に、誰にでも栽培できるバラ園を目指し、「未来のバラ園」と名付けました。約190品種、2,300株のバラに多種類の草花を加え、連続するアーチやタワーによる立体的なバラ園となっています。 山手イタリア山庭園 NEW  「外交官の家」の周辺に今年新たに約300株のバラが植えられ、庭園の魅力が高まりました。 山下公園で見られる! 横浜ゆかりのバラ  開催中の「ガーデンネックレス横浜2018」の会場である山下公園の「未来のバラ園」では、横浜にゆかりのあるバラを見ることができます。 ローズ ヨコハマ  横浜ばら会創立50周年を記念し、市の花にふさわしい品種として創出された、大輪の黄色いバラ。 はまみらい  開港150周年を記念して選定され、横浜のさらなる発展への願いを込めて名付けられた香り高いバラ。 ル ポール ロマンティーク  花名の意味は「ロマンチックな港」。  花つきが良いため、満開時は圧巻の景色に。  未来のバラ園の中央に植栽。 バラ園ガイドツアー  見頃を迎えたバラ園を歩きながら、職員や管理者が見どころを案内します。 【日時・会場】(1)5月19日(土)山下公園(2)5月20日(日)港の見える丘公園 各13時30分、14時30分、15時30分 ※荒天中止 【人数】各先着30人 【ガイド】市職員または(株)サカタのタネ社員 【申込み】ガイド開始5分前までに、下記の場所に集合 山下公園…中央入口(噴水周辺) 港の見える丘公園…中央入口 【ガイドツアーに関する問合せは】環境創造局南部公園緑地事務所へ 電話045-671-3648 ファクス045-664-2588 バラの歴史 横浜開港とバラ 当時の山手の洋館の様子の写真 (開港資料館所蔵)  西洋バラは、明治元年に山手の植物商クレマーによって導入されました。  その後、横浜や東京の植物商が普及に取り組み、政治家や高官などから栽培が広がっていきました。 バラを通じた日米の交流 シアトルのバラ植樹の様子の写真 (市史資料室所蔵)  1923年の関東大震災で大きな被害を受けた横浜に、米国シアトルの日本人会から援助が届きました。  本市はその返礼として石灯籠を贈り、シアトルからは重ねてバラの苗が本市に贈られました。親善の証であるシアトルのバラは、山下公園や野毛山公園などで増やされ、その苗は市民に安価で配布され「愛市(あいし)の花」として普及することとなりました。 市の花バラの制定 YOKOHAMAバラのマーク  開港以来、市民に親しまれてきたバラは、1989年に市制100周年を記念して、市民の投票により市の花として定められ、花と緑あふれる横浜を創造するシンボルとなっています。 ガーデンネックレス横浜2018は、6月3日(日)まで バラの開花情報については 「ガーデンネックレス横浜」で検索 (C)ITOON/GN 【ガーデンネックレス横浜2018に関する問合せは】 NTTハローダイヤル 電話050-5548-8686(8時〜22時、6月4日まで) 【この記事に関する問合せは】 環境創造局みどりアップ推進課へ 電話045-671-2688 ファクス045-224-6627