広報よこはま4ページ 2018(平成30)年6月号 水道料金の使い道 〜水道料金はどのように使われている?〜  水道事業の大部分は、皆さんから支払われる水道料金で成り立っています。 2か月分の水道料金・下水道使用料※1を約10,000円※2と仮定 そのうち 2か月分 水道料金:5,500円→1か月分 水道料金:2,750円 ※1 水道料金は下水道使用料と合わせて2か月に1度の支払い ※2 2か月あたりの使用水量を42立方メートルと仮定 水道料金は、次のように使われています。(平成28年度決算をもとに作成) 2,750円(1か月換算)の内訳 古くなった水道管などの取替え費用に 1,050円(38%) 施設整備のために借りたお金の返済に 410円(15%) 神奈川県内広域水道企業団※3から水道水を購入する費用に 520円(19%) 水道水をつくって各家庭に届ける費用に 410円(15%) 水道局職員の人件費に 360円(13%) ※3 高度経済成長に伴う水需要の急増に対応するため、横浜市、神奈川県、川崎市、横須賀市が共同で設立。企業団から4団体に水道水を供給。 ポイント 水道料金の半分は、古くなった水道管などの取替えや過去の水道施設整備のために借りたお金の返済に使われています。 水道料金の使い道を説明した動画もぜひ見てください。 「私たちの水道の未来 横浜」で検索 【水道料金の使い道に関する問合せは】水道局経営企画課へ 電話045-633-0143 ファクス045-663-6732 効率的に経営するための主な工夫 水需要に見合った適正な規模の水道管への更新  今後は、人口が減少してさらに水需要が減少することが予想されるため、水道管の取替え工事の時にこれまでと同じ太さの水道管を設置すると過大な施設となってしまいます。そこで、現在の水需要に見合った適正な規模の水道管へ更新しています。 ■管の直径を小さくする 水道管を細くして工事費を削減 直径15pの水道管から直径10pの水道管へ ■2本の管を1本にまとめる 水道管の本数を減らして工事費を削減 直径15pの水道管と直径10pの水道管を直径15pの水道管へ   平成30年度に予定している取替え工事の5分の1程度はこの方法が可能で、全体事業費の約2%(4億2,000万円)のコスト削減を見込んでいます。 【水道管の更新に関する問合せは】水道局配水課へ 電話045-633-0172 ファクス045-664-6739 自然エネルギーの力を利用して電力削減  川井浄水場は老朽化が進んでいたため再整備を行い、2014年に生まれ変わりました。最新鋭の浄水場では、1日に処理できる水の量が約1.6倍に増えました。  川井浄水場は標高が高い場所にあるため、浄水場でできた水道水を、ポンプを使わず高低差による自然エネルギーだけで多くの地域に送ることができます。  1日に処理できる水の量が増えたことで、自然エネルギーで送ることができる地域が広がり、停電などによる断水が起きにくくなるとともに、電力料金を年間で約7,000万円削減することができました。 自然エネルギー活用の仕組みの図 【電力削減に関する問合せは】水道局浄水課へ 電話045-633-0178 ファクス045-663-8820 水道料金などの在り方を議論する審議会を設置しました    水道水を届けるために必要不可欠な水道管や浄水場などの施設は、老朽化が進んでいるため更新していかなければならず、そのためには多額の費用がかかります。施設の更新にかかる費用は水道事業の主な財源である水道料金収入で賄われています。しかし水道料金収入は、平成13年度をピークに減少が続いており、また、本市の人口減少が予測通り2020年から始まると、さらに減少することが見込まれています。  こうした厳しい状況でも安全な水を安定して届けるために、今後の水道料金などの在り方を考える必要があることから、水道事業や企業経営の専門家などによる審議会を2018年4月に設置し、議論を開始しました。 第1回審議会の様子の写真 「横浜市 水道料金等在り方審議会」で検索 【審議会に関する問合せは】水道局経営企画課へ 電話045-633-0143 ファクス045-663-6732 水道局からのお知らせ 水源通行手形を持って水源地へ行こう  5つの水源地※の提携施設で「水源通行手形」を提示すると、割引などの各種優待を受けることができます。  さらに、優待を利用したときに「手形」にスタンプを押してもらうと、集めた数に応じて記念品プレゼントに応募できます。 ※5つの水源地:相模湖、津久井湖、丹沢湖、宮ケ瀬湖、道志川 ■配布場所:各区役所広報相談係、水道局各水道事務所ほか ■配布期間:6月1日(金)〜12月28日(金) 手形の利用は12月31日(月)まで 木製の水源通行手形の写真 【水源通行手形に関する問合せは】水道局浄水課へ 電話045-633-0178 ファクス045-663-8820 「水源通行手形 横浜」で検索 「はまっ子どうし The Water」TICAD7 ボトル 登場  2019年に横浜で開催される第7回アフリカ開発会議(TICAD7)のPRボトルを、6月1日から市関連施設の自動販売機や売店などで販売します。売上金の一部は横浜の水源保全活動とアフリカ支援のために寄付されます。 【ご注文は】水道局お客さまサービスセンターへ 電話045-847-6262 ファクス045-848-4281 【はまっ子どうしに関する問合せは】水道局公民連携推進課へ 電話045-633-0157 ファクス045-681-6572