広報よこはま16ページ 2018(平成30)年11月号 ■輝いている人は、あなたの隣に、あなたのまちに  地域には、障害者施設に通いながら企業などの仕事を請け負って働く人、企業で一般社員として働く人、趣味を楽しむ人、いろいろな形で活躍している人々がいます。  仕事中の生き生きとした表情や、夢を語るときの熱意が印象的だった3人。  見回してみれば、きっと近くに、この3人のように輝いている人がいます。 ○スーパーマーケット「まいばすけっと(株)」仲町台駅前店 商品陳列チームリーダー 一柳篤史(いちやなぎあつし)さん 一柳篤史(いちやなぎあつし)さんの写真  目を見て話し、笑顔で挨拶がモットーです  入社3か月でチームリーダーを任されました。混雑する夕方までに商品を補充し、陳列を整えてお客様が買いやすくするのが仕事です。仕事は、チームで行うため、「目を見て話し、挨拶は笑顔で」をモットーに、日頃から仲間とのコミュニケーションを大切にしています。さまざまなことに関心があり、今は、就労を目指す同じ精神障害のある後輩のよき相談相手になれるよう、産業カウンセラーを目指して勉強中です。 人事担当者から  「まいばすけっとでは、知的障害・精神障害・発達障害のある方々がチームとなって各店舗の商品陳列の仕事を行っています。  一柳さんは、情熱を持って仕事に取り組んでいます。また、新人や実習生の教育担当も任されるようになってからは、適度な距離感で相手と接するようになりました。仕事を通じて大きく成長したと思います。」 ○(社福)白根学園工房金魚  那須勇介(なすゆうすけ)さん 那須勇介(なすゆうすけ)さんの写真  いつもきれいに、丁寧に仕事をすることを心がけています  車や歩く人によくわかるよう、薄くなっている街区表示板の文字を白く塗り直します。道路で作業をするので、周りの車に注意したり、脚立に上がらなければいけないこともあり、最初のうちは大変でした。  一生懸命に文字を塗るので疲れることもありますが、文字から白いインクがはみ出ないよう、いつもきれいに、丁寧に仕事をすることを心がけています。 施設の職員から  「知的障害のある人が通う施設「工房金魚」では、市から「街区表示板の補修」業務を請け負い、障害のある方が地域のなかで活躍する機会をつくっています。街区表示板の点検・補修などの作業を通じて地域の役に立っているという実感が、那須さんをはじめ、この作業に携わる皆さんの励みになり、自信につながっています。このほか、工房金魚では区の広報のポスティングなどを行い、障害のある方が地域と関わる活動を心がけています。」 ○フラダンスグループ「ナニプアメリア」車いすフラダンサー 浜島ひろみさん 浜島ひろみさんの写真  心癒されるフラダンスが、最高の趣味です  横浜で暮らし始めてすぐに、障害のある方がフラダンスを楽しめるグループのチラシを見て仲間に入りました。踊りを覚えるたびに楽しくなっていき、今ではフラダンスが私の最大の趣味になりました。発表会に向けて練習し、ステージの幕が上がる時は今も緊張しますが、曲が流れれば気分はアロハの世界。  車いすでも表現豊かに踊ることができる姿から、観る人に何かを感じてもらえたら嬉しいです。 障害者フラダンサーの仲間たちから  「ナニプアメリアのフラダンサーは経験も障害の種別、程度もさまざまです。フラダンスは障害があっても、楽しめます。私たちと一緒に踊りませんか。」 フラダンス発表会の写真 ○障害福祉の現場で働いてみませんか  毎日一人ひとりと向き合い、自分を必要としてくれる人たちの幸せのために働く仕事があります。  2分30秒の動画「福祉の仕事〜障害者支援施設で働くこと〜」をYouTubeで公開していますので、ぜひ見てください。 【障害者の就労に関する問合せは】健康福祉局障害企画課へ 電話045-671-3992 ファクス045-671-3566 【障害者スポーツ・文化活動に関する問合せは】健康福祉局障害福祉課へ 電話045-671-3602 ファクス045-671-3566 【人材確保プロモーション動画に関する問合せは】健康福祉局障害企画課へ 電話045-671-3604 ファクス045-671-3566 【発行】 市民局広報課 電話045-671-2332 ファクス045-661-2351 横浜市役所 〒231-0017 中区港町1-1 電話045-671-2121(代表)