広報よこはま15ページ 2018(平成30)年11月号 ■11月10日〜16日は「アルコール関連問題啓発週間」 お酒とのつきあい方と健康について考えてみませんか  冠婚葬祭や季節のさまざまな行事にはお酒が用意されている場合があります。でも実は見た目でだけでは気付けない、お酒を「飲めない人」もいます。飲み過ぎやお酒の強要に気をつけて、お互い気持ちよくお酒の場を過ごしましょう。 ・未成年、運転をする人、妊婦・授乳中の人 ・お酒を分解する力が弱い(飲酒して顔が赤くなる)人 ・治療のため、医師から禁酒と言われている人 ・飲酒すると飲み過ぎてしまうので、禁酒生活を心がけている人  お酒の飲み方をコントロールできなくなる病気であるアルコール依存症は、いつの間にか陥ってしまう可能性が誰にでもあります。しかし、正しい知識を得たり、相談先などのさまざまな助けを借りたりしながら、お酒に頼らない日々を続けることで、回復することが可能です。心当たりのある人は、まずは相談してください。 ●こころの健康 ・各区精神保健福祉相談<予約制>  日時:月〜金曜(祝休日、12月29日〜1月3日を除く)8時45分〜17時     詳しくは居住区の高齢・障害支援課へ問い合わせてください。 ・こころの電話相談 電話045-662−3522  日時:月〜金曜17時〜21時30分、土・日曜・祝休日8時45分〜21時30分 ●依存症で困っている人へ ・依存症相談<面接相談(予約制)・電話相談> 電話045-671−4408  日時:月〜金曜(祝休日、12月29日〜1月3日を除く)8時45分〜17時 【この記事に関する問合せは】 健康福祉局障害企画課へ 電話045-671-4134 ファクス045-671-3566 ■市民が選ぶ横浜10大ニュース  年末恒例の「横浜10大ニュース」を市民の皆さんの投票によって決定します。抽選でプレゼントが当たるチャンスもあります。ぜひ、投票してください。 投票期間:11月20日(火)〜12月11日(火) 投票方法:ホームページかはがき(11月20日から市役所市民情報センター、区役所広報相談係で配布の専用はがき付チラシ)を確認してください。 グリーンライン10周年の写真 詳細は「横浜10大ニュース」で検索 【この記事に関する問合せは】 市民局広聴相談課へ 電話045-671-2335 ファクス045-212-0911 ■ブロック塀等の除却工事費・軽量なフェンス等の新設工事費に対する補助制度 対象地域:市内全域 対象ブロック塀等:道路等に面するブロック塀等で、高さ1m以上のもの          ※補助対象にはそのほかに条件があります。 申請対象者:個人の所有者か管理者 対象工事:(1)除却工事 (2)除却工事と合わせて行う新設工事 補助期間:10月4日(木)〜2022年3月31日(木)〔予定〕      ※除却工事の契約前に必ず相談してください。 補助額:30万円以内 ※新設工事は、除却工事と合わせて30万円以内です。補助率・面積等により補助額が決まります。 申込方法:事前相談が必要です。ホームページを確認または問い合わせてください。 ※補助制度開始前の期間(6月18日〜10月3日)に、ブロック塀等の除却工事の契約をした人は、特例として補助を受けられる場合があります。特例で補助を受けられる場合の申請期限は、12月28日(金)です。 ●改善工事のイメージ 古いブロック塀を除去 → 軽量なフェンスを新設 詳細は「横浜市 ブロック塀改善」で検索 【この記事に関する問合せは】 建築局建築防災課へ 電話045-671-2930 ファクス045-663-3255 横浜を感じるミニコラム アッとヨコハマ 『横浜が一番好き』 枡野 俊明(ますの しゅんみょう)(僧侶・庭園デザイナー)  大さん橋から見れば、北東に位置する鶴見の片田舎、私が生まれ育ったのは鶴見区馬場の建功寺という曹洞宗のお寺があるところです。禅僧としての雲水修行を行ったのも鶴見の大本山總持寺です。修行後は先代住職の補佐を務めた後、建功寺の18世住職に就任し現在に至っています。横浜の鶴見で生まれ育ち、修行も住職を務める建功寺も鶴見です。横浜の鶴見を出たことがない私は、人一倍横浜に対する思いも強く愛着も大きいものがあります。  生まれ育った頃の寺の周囲は田圃と畑ばかり、境内からは一軒の家も見えず、池の金魚を狙ってイタチが毎晩のように襲ってきました。また両親に連れられて行った横浜駅周辺は、西口には砂利の山が残っており、東口側は大型造船所を中心とした工場地帯という、今からは想像もつかない状態でした。そんな横浜も現在では整備が進み、世界に誇る美しい近代的な港湾都市になりました。  私は建功寺の住職を務めると共に、庭園デザインの仕事、そして多摩美術大学で教鞭を執るなど、幅広く活動を行っています。年間20回程、講演などで海外出張をしていますが、横浜に帰ってくるといつも「ほっと」します。無事に仕事を終えたという充実感もありますが、何といっても生まれ育った横浜に帰って来た安心感、そして「横浜が世界で一番好き」という気持ちが大きいからだと思います。  この美しい港湾都市に暮らしていることに誇りを持って、今後も皆様方と共に、より暮しやすい、緑の多い美しい都市になるよう微力ながら尽力して行きたいと思っております。   プロフィール 枡野俊明(ますの しゅんみょう)さん:横浜市鶴見区出身。徳雄山瑞雲院建功禅寺18世住職を務めるほか、庭園デザイナーとして国内外で活躍し数々の受賞歴がある。1998年からは多摩美術大学美術学部環境デザイン学科教授に就任し教鞭を執るなど多方面で活躍中。庭園に関するものから、「禅の心」を基礎にしたビジネス書など著書も多数。第46回(1997年)横浜文化賞奨励賞受賞。 駅ビルCIAL鶴見の屋上にある、枡野(ますの)住職デザインの庭園の写真 枡野俊明(ますの しゅんみょう)さんの写真