広報よこはま3ページ 2017(平成29)年11月号 人権特集 12月4日〜10日は人権週間です お互いに尊重し合い、ともに生きる社会をめざして 12月4日〜10日の人権週間にあわせ、人権について一緒に考えてみませんか。 なくそうDV! 絶対に許さない!配偶者や恋人からの暴力(DV)  DVは、配偶者や恋人など親密な関係にある相手を、対等なパートナーと認めず、相手を支配しようとする暴力行為です。  DVのなかでも、若年層で起きる交際相手からの暴力のことをデートDVといいます。国の調査(男女間における暴力に関する調査(内閣府 平成26年度))によると、約10人に1人は交際相手から被害を受けた経験があるというデータもあり、大変身近な問題です。  パートナーを怖いと感じていませんか。我慢したり、自分を責めたりしていませんか。こんなときは、ひとりで悩まずに市DV相談支援センターへ相談してください。  暴力は犯罪であり、どんな理由があろうと決して許されません。誰もが暴力を受けずに安全に暮らす権利があります。私たち一人ひとりがDVを社会全体の問題として理解・認識することで、暴力を許さない姿勢を示しましょう。   言い訳にしない「好きだから」 〜ストップ デートDV〜 九都県市(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市・相模原市)は共同でデートDV未然防止の啓発に取り組んでいます。 問合せ 政策局男女共同参画推進課 電話045-671-2035 ファクス045-663-3431 問合せ 市DV相談支援センター 電話045-671-4275 電話045-865-2040 犯罪被害にあうということ  テレビなどの報道では、毎日といっていいほど殺人や傷害、性犯罪などのニュースを見聞きします。それでも、どこか自分自身と関係のない世界の話と思ってしまうことはありませんか?  犯罪被害は誰にでも起こりうることです。  犯罪被害にあうと生活は一変します。被害の状況によっては治療が必要になったり、事件事故のショックから普段どおりの生活が送れなくなったりすることもあります。周囲の人々のさまざまな憶測、興味本位の態度や発言で深く傷ついたり、生活を脅かされたりすることもあります。そのうえ、捜査への協力や裁判、区役所での手続き、通院などで、膨大な時間を取られることもあります。  そのような状況の中、犯罪被害にあった人の生活を守るためには、周囲の理解と、良識のある対応が大切です。人権週間を機に、この問題について、自分のこととして考えてみましょう。 犯罪被害者等支援シンボルマーク 「ギュっとちゃん」 問合せ 市民局人権課 電話045-671-3118 ファクス045-681-5453 問合せ 市犯罪被害者相談室(相談専用) 電話045-671-3117 ファクス045-681-5453 介護者が元気でいられるために  介護が必要になるときや、その後どのくらい介護をする必要があるかなどを予測できないため、高齢者の介護者が介護疲れに陥ることがあります。「本人の希望に沿う介護をしなければ」「人に頼るのはよくない」などと介護者自身が追いつめられてしまった結果、いわゆる高齢者虐待が起こってしまうことがあります。介護サービスを活用したり、介護者自身が介護から離れ自分の時間を持つことは大切で、介護者が心身ともに健康でいられることが、適切なケアにつながります。  介護のことなどで不安になったとき、また地域で困っている人がいたら、近くの地域ケアプラザや居住区の区役所へ相談してください。いつもと様子が違うと感じたら、声をかけ合うことで介護者の気持ちが軽くなるかもしれません。住み慣れた地域で安心して生活できるように、地域全体で支え合っていきませんか。 高齢者虐待の発生原因(複数回答可、上位4位まで) 介護疲れ・介護のストレス 25% 介護者の疾病・障害 23.1% 本人に認知症がある 16.1%  経済的に困窮している 14.4% 出典:平成27年度 高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査結果 問合せ 健康福祉局高齢在宅支援課 電話045-671-3924 ファクス045-681-7789 多文化共生のまちづくりのために  開港以来、海外から多様な文化や考え方を受け入れて発展してきた本市は、日本人にとっても外国人にとっても暮らしやすいまちづくりを目指しています。  平成29年9月末時点で、市内には約160の国や地域から来た約9万人の外国人が暮らしています。  平成25年度に実施した外国人意識調査では、約7割が地域活動に参加の意向があるという回答をしています。  地域や学校、職場でイベントなどを行うときは、あなたの周りにいる外国人にも声をかけてみてください。  日本とは言葉も文化も違う国から来た人たちなので、「言葉が通じないかもしれない」「なんとなく声をかけづらい」という気持ちが最初はあるかもしれません。しかし、声をかけ、一緒に行動することは、言葉や文化の違いにかかわらず、互いを理解するきっかけになります。 問合せ 国際局政策総務課 電話045-671-3826 ファクス045-664-7145 人権啓発講演会&中学生人権作文コンテスト表彰式 避難するということ 〜原発災害避難者調査から  福島大学行政政策学類の元教授で、2011年から2017年まで、朝日新聞社と共同で原発災害避難者の実態調査を6回にわたって実施した今井 照(あきら)さんによる講演会です。全国中学生人権作文コンテスト市大会表彰式も同時開催。優秀作品3編を生徒自身が朗読します。 【日時】11月23日(祝) 13時30分〜16時15分(開場:13時) 【会場】鶴見区民文化センター サルビアホール(鶴見区鶴見中央1-31-2) 【対象】当日先着350人 ※手話・筆記通訳、車椅子席、親子室あり ※保育あり(予約制・1歳以上未就学児まで)。11月15日までに問合先に連絡を (公財)地方自治総合研究所主任研究員 今井 照さん 問合せ 市民局人権課 電話045-671-2718 ファクス045-681-5453