広報よこはま 15面 2025(令和7)年9月号 No.919 よこはま彩(さい)発見 vol.33 ウェブ版では抽選で読者プレゼントあり 海、港、緑、歴史、地域、人々、さまざまな魅力を持つ都市横浜。この街の彩りを「よこはま彩発見」としてお届けします。 今回は、横浜美術館(西区)からです。 「作り方」を知り、自分の「考え方」を整理する 〜横浜美術館リニューアルオープン記念展 佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)〜 横浜美術館 主席学芸員 松永真太郎 「ポリンキー」(湖池屋)や「バザールでござーる」(NEC)のCMを覚えていますか? 40代以上の方なら懐かしく感じるかもしれません。これらのユニークなCMを手がけたのが、佐藤雅彦です。 「ピタゴラスイッチ」(NHK)でその名前を知っている方も多いでしょう。そんな佐藤作品が一堂に会する展覧会が、横浜美術館で開催中です。  会場に並ぶ多種多様な作品が、一人の表現者によって生み出されたことに驚かされますが、佐藤作品の多様さを知ることは、展覧会鑑賞のファーストステップにすぎません。  佐藤の創作の特徴は、ものごとの「作り方」の開発、つまり「作り方を作る」ことに重きを置いている点です。 展覧会では、文章や映像を通じてその「作り方」を丁寧に紹介しています。作品を楽しみつつ、その方法論をとおして佐藤独自の考え方にふれていただくことが、この展覧会の目指すところです。  一つ一つの作品の背景には、理路整然とした「作り方」、整理整頓された「考え方」が存在し、それが見る人の知的好奇心をくすぐります。 気づけば、自分の思考も整えてみたくなる、そんな気持ちが自然と湧いてきます。連日多くの方で賑わう会場では、時間をかけて熱心に鑑賞する大人たちの姿が目立ちます。 とはいえ、子どもたちの感受性も侮るべからず。 「作り方」の解説を理解しきれなくても、この展覧会が伝えたい「考えることの大切さ」を、きっと感じとってくれるはずです。 写真 ピタゴラ装置(NHK「ピタゴラスイッチ」より)画像提供:横浜美術館 「横浜美術館リニューアルオープン記念展 佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)」は、11月3日(月・祝)まで開催中。 (日時指定券が必要です。) 横浜美術館 有料 【休館日】 毎週木曜日、年末年始 問合せ 電話045-221-0300 ファクス045-221-0317 身近な人の命を守るために 今できること  ウェブサイト「TSUMUGI(つむぎ)」では、悩みを抱え、心が追い込まれている人の状態を知り、寄り添い支える方法が学べます。 大切な人の命を守るため、まずは今できることを知ってみませんか。 命をつなぐための情報を届けています TSUMUGI あなたの「気づき」が命をつなぐ 問合せ 健康福祉局こころの健康相談センター 電話045-662-3558 ファクス045-662-3525 知ってほしい「認知症」のこと  当事者との対談を通じて見えた、診断を受けてからの心の変化や、周囲に伝えたい思いを知り、誰もが自分らしく暮らせる社会について考えてみませんか。 当事者との対談動画を配信中 写真 聞き手はプロレスラー 蝶野 正洋 氏 問合せ 健康福祉局高齢在宅支援課 電話045-671-4129 ファクス045-550-3612 案内はがきが届かない人も確認を! 申請はオンラインが便利です 定額減税補足給付金(不足額給付)の申請は10月31日まで  対象者へ案内はがきを7月に発送しました。 なお、2025年6月2日以降に住民税額の変更があった人や2024年中に横浜市へ転入した人などは、対象でも案内が届かない場合があります。  詳細はウェブページを確認、またはコールセンター、区役所の申請サポート窓口に問い合わせてください。 問合せ 横浜市定額減税補足給付金(不足額給付)コールセンター〈9時〜19時(土日祝・休日を除く)〉  電話0120-045-320 ファクス0120-303-464