広報よこはま15ページ OPEN YOKOHAMA 2023(令和5)年7月号 No.893 〇よこはま彩(さい)発見 vol.7 海、港、緑、歴史、地域、人々、さまざまな魅力を持つ横浜。この街の彩りを「よこはま彩発見」としてお届けします。 今回は7月第3月曜日の海の日にちなみ、金沢区にある「海の公園」についてです。 「海の公園で横浜の海を体感しよう」 海の公園園長 宮口 均  横浜はその名のとおり東側に長い海岸線を有し、昭和初期には本牧や磯子、金沢に海水浴場が並び、水遊びや潮干狩りなど海を楽しめる場所が多くありました。しかし、高度経済成長期に行われた沿岸部の埋立により、自然の海浜は失われていきました。その後、市民に親しまれた横浜の海浜を復元するため、金沢地区の埋立事業に合わせ八景島とともに整備され、1988(昭和63)年に市内唯一の海水浴場のある公園として開園したのが「海の公園」です。安藤広重の浮世絵にも描かれた金沢八景の景勝地の一つだった乙艫(おつとも)海岸の往時を忍ばせるような白砂青松の景観が、どこか懐かしくもある居心地の良さを感じさせてくれます。  遠浅で波も静かな海の公園では、海水浴だけでなく、さまざまな海の楽しみ方を体験できます。春から夏にかけては、自然繁殖しているアサリなどの貝を採取する潮干狩りを、また、バーベキュー場(冬季除く)や三陸産のカキやホタテが味わえるかき小屋(冬季)で、一年を通じ本格的なバーベキューを楽しむことができます。ウインドサーフィンやSUP(サップ)※などのマリンスポーツ、ビーチバレーやビーチサッカーなどのビーチスポーツ、その他にもジョギングやバスケットボール、サッカーなど、潮風の中でスポーツや健康づくりができるのも大きな魅力です。  海洋ごみ問題など海の環境は私たちの暮らしや未来と密接につながっています。横浜の豊かできれいな海を間近に体感できる海の公園にぜひお越しください。 ※Stand Up Paddleboardの略で、大きめのボード(板)の上に立ち、パドル(水かき)を漕いで水面を進んでいくスポーツ。 さらに詳しい話はウェブページをご覧ください。 ウェブ版では抽選で読者プレゼントあり <海の公園> 【交通】JR線「新杉田」駅・京浜急行線「金沢八景」駅でシーサイドラインに乗り換え。「海の公園南口」駅・「海の公園柴口」駅・「八景島」駅下車、徒歩2分 ※有料駐車場あり 【問合せ】海の公園管理センター 電話045-701-3450 ファクス045-701-3334 〇都市公園制度制定150周年記念事業「はま・ゆめパーク」 公園活用企画を募集します 【募集期限】8月15日(必着)  2023(令和5)年は、日本に公園制度が創設されてから150周年を迎える記念の年です。  横浜の公園の未来に向けて、「2027年の国際園芸博覧会の機運を盛り上げる」「自然や緑を感じ、環境にやさしい遊びや、さまざまな体験ができる」「子どもたちや子育て世代も、気軽にスポーツやレクリエーションができる」など、公園活用の企画から実施までを行う個人・団体・企業を募集します。 詳しくはウェブページを確認してください。 【問合せ】環境創造局公園緑地管理課 「はま・ゆめパーク」事務局  電話045-671-2642 ファクス045-550-3916 〇横浜水道の技術を世界へ    国際貢献を始めて50年を迎えました  横浜市水道局は、1973(昭和48)年に、アフガニスタンへ職員を派遣して以来、アジアやアフリカなどの開発途上国の水問題解決への支援を行ってきました。世界の人たちが安全な水を利用できるよう、横浜水道の技術や経験を世界へ伝える国際貢献活動に、これからも取り組んでいきます。 詳しくはウェブページを確認してください。 <パネル展示> 国際貢献活動を紹介します 【場所】市役所1階展示スペースA 【期間】7月3日(月)~16日(日) ※市内の公共施設などでも展示を行います。 【問合せ】水道局国際事業課 電話045-671-3080 ファクス045-212-1169