広報よこはま3ページ OPEN YOKOHAMA 2023(令和5)年3月号 No.889 〇災害に備えて日頃の備えを見直しましょう  2023年は東日本大震災から12年、関東大震災から100年を迎えます。いつ起こるか分からない災害に備えて、自宅などの身の周りの安全や日頃の備えを見直しましょう。 ■在宅避難を想定した備えを ◆在宅避難(在宅被災生活)とは  大地震発生時、自宅に倒壊や焼損の危険性がない場合に、地域防災拠点(避難所)へ避難するのではなく、自宅などで避難生活を送る方法です。  地域防災拠点では、備蓄品数や一人あたりのスペースが限られているため、発災時には、在宅避難が可能かどうかを検討しましょう。 ◆在宅避難のポイント ・食料や生活用品の備蓄・ローリングストックや住宅の耐震化を進めましょう。 ・家具の固定や耐震マットの設置により、家具の転倒・落下対策を行い、安全に生活できる部屋を確保しましょう。 ・物資や情報を円滑に受け取るためにも、地域防災拠点の訓練に参加しましょう。 ・「在宅避難=自宅」ではなく、親戚や友人宅も選択肢に入れておきましょう。 ・在宅避難が難しいと判断した場合、すぐに地域防災拠点に向かいましょう。 ◆自分や家族の性別、年齢、ペットなどの家庭構成に応じた備えをしましょう 備蓄は最低3日間分(できれば1週間分) ・乳幼児のいる家庭  *ミルク(液体ミルク等)  *ほ乳びん  *離乳食  *スプーン  *おむつ  *おしりふき  *着替え  *ベビー毛布  *おんぶひも  *おもちゃ ・妊婦のいる家庭  *さらし  *母子手帳  *新生児用品 ・食事に特別な配慮が必要な人のいる家庭(糖尿病・腎臓病・アレルギー・難病など)  *栄養強化ゼリー  *栄養強化流動食  *低たんぱく質ご飯 ・要介護者のいる家庭  *着替え  *おむつ  *障害者手帳  *補助具等の予備  *介護食  *非常電源の確保  *常備薬等 ・ペットのいる家庭  *ケージ  *首輪  *リード  *フード  *ペットシーツ  *糞尿の処理用具  *常備薬等 ◆トイレパック(携帯トイレ)の備蓄をしましょう  トイレパックがあれば、災害時に水洗トイレが使用できなくなった場合でも、自宅で用を足すことができ、使用後は燃やすごみとして出せます。1人あたり1日5回×3日間分の15個を目安に備蓄しましょう。ホームセンターや100円ショップなどで購入できます。 このほか、自宅の安全対策も重要です  家の中を点検し、家具の転倒防止対策や通電火災を防ぐ感震ブレーカーの設置などを行いましょう。 ■自宅などで生活ができない場合は地域防災拠点へ ◆地域防災拠点とは  地震により自宅が倒壊、焼損するなど、自宅での避難が困難な人が一時的に避難生活を送る場所です。市内1カ所でも震度5強以上を観測した場合には、全ての拠点を開設します。  自分の地域防災拠点はウェブページを確認してください。 ◆地域防災拠点の主な役割 ・自宅等で生活できなくなった場合の避難所 ・最低限の水や食料の備蓄場所 ・安否・被害などの情報集約・伝達場所 ・救援物資の集配拠点・救助・救護活動の拠点  在宅避難者や地域防災拠点以外で被災生活を送る人も、物資や情報が得られます。 ◆避難時の持ち物  地域防災拠点に避難するときは、可能な限り家庭で備蓄したものを持参しましょう。拠点の備蓄は、自宅などの倒壊、火災などで、家から備蓄を持ち出せない人のための最低限の備蓄です。  家庭で必要なものを用意しておくことが大切です。    ■平時「いま」から災害時「いざ」まで一体的にサポート 無料アプリ 横浜市避難ナビを活用しましょう 主な機能 ・風水害時の避難行動計画「マイ・タイムライン」の作成 ・地域防災拠点などの最寄りの避難所検索、ルートの確認 ・ハザードマップや避難所、避難場所の開設情報 ダウンロードはウェブページから 【問合せ】 在宅避難について 総務局地域防災課避難等支援担当 電話045-671-2011 ファクス045-641-1677 避難ナビについて 総務局地域防災課地域支援担当 電話045-671-3456 ファクス045-641-1677 トイレパックについて 資源循環局街の美化推進課 電話045-671-2555 ファクス045-663-8199