広報よこはま15ページ OPEN YOKOHAMA 2023(令和5)年2月号 No.888 ○よこはま彩(さい)発見 vol.2 海、港、緑、歴史、地域、人々、さまざまな魅力を持つ横浜。この街の彩りを「よこはま彩発見」としてお届けします。 今回は知られざる幕末の横浜、日本の風景についてです。 さらに詳しい話はウェブページをご覧ください。 「幕末期の横浜、日本の風景を古写真からめぐる」  スマートフォンの普及で、写真は気軽なコミュニケーションツールの一つになってきています。写真は外国人居留地が置かれた横浜にいちはやくもたらされ、海外の写真家が横浜の風景を撮り、日本各地からやってきた旅人は横浜の写真館で肖像写真を撮影しました。横浜は日本の「写真発祥の地」の一つなのです。  明治維新(明治元年・1868年)の前年、日本にやってきた一人のカメラマンがいました。チャールズ・ウィード(Charles Leander Weed, 1824-1903)というアメリカ人です。ウィードは「マンモス・プレート」と呼ばれる大型のカメラを持ち込み、江戸時代最後の年(慶応3年・1867年)の日本を旅してまわりました。しかし、その作品は日本にはほとんど残らず、彼の名前も忘れ去られていました。ところがウィードの写真31枚が一昨年(2021年)に見つかったのです。  大判サイズにプリントされたその古写真には、横浜・金沢八景・鎌倉・江戸・長崎といった日本各地の風景が鮮明に記録されていたのです。横浜の山手から撮った写真には、日本人大工が建てた「半欧米風」の街並みがひろがっています。一方、金沢八景を写した写真には、海と岬が織りなす美しい光景が鮮やかに焼き付けられていました。  今回の展覧会では、初公開となる岡山氏所蔵のウィードが撮影した写真に加え、当館と国内の機関が保管するウィードの作品も展示し、これまで紹介されることのなかった幕末日本の風景を今によみがえらせます。皆さんも古い写真から昔の横浜と日本に思いをめぐらせてみませんか。 ◆特別展「幻の写真家 チャールズ・ウィード −知られざる幕末日本の風景−」 3月12日(日)まで横浜開港資料館(みなとみらい線「日本大通り」駅下車 徒歩2分)で開催中です(有料)。 【問合せ】横浜開港資料館 電話045-201-2100 ファクス045-201-2102 ○職業などで人を決めつけていませんか  コミュニケーションとは「人と人との意思の疎通・情報の共有」であり、そこには必ず「人」がいます。相手の思いを尊重しながら、分かりやすい言葉で正直に自分の気持ちを伝え、相互に信頼関係を築くことが大切です。  あなたは誰かとコミュニケーションを取るとき、その人の職業や出身などで「この人はこういう人だ」と決めつけてしまうことはないでしょうか。  職業や出身などに対する自分の価値観やこだわりから出た言動は目の前にいる相手を傷つけることにもつながります。あらためて一歩立ち止まり、振り返る機会にしてみてはいかがでしょうか。 【問合せ】経済局食肉市場運営課 電話045-511-0445 ファクス045-502-5989 ○ひきこもっている人が生きやすい社会になるために  あなたの周りにも、生きづらさを感じてひきこもっている人がいるかもしれません。ひきこもりの状態になるきっかけは、一人ひとり違います。自分の身を守るため、生きるためにひきこもる場合もあります。特別視するのではなく、ともに地域で暮らす一員として理解することで、誰もが生きやすい社会をつくっていきましょう。 ◆人権啓発講演会 ※WEBで公開中 「ひきこもりを生きる」を支援する 【期間】3月22日(水)まで 【講師】長谷川 俊雄さん(白梅学園大学子ども学部教授) ◆ひきこもりの悩み お話ししてみませんか?  相談は無料です。匿名でも構いません。  電話045-752-8400 ひきこもり相談専用ダイヤル 月〜金曜(祝・休日除く) 9時〜12時・13時〜17時 【問合せ】健康福祉局ひきこもり支援課 電話045-752-8463 ファクス045-664-0403 ○令和4年度 低所得の子育て世帯生活支援特別給付金 申請期限は2月28日(火)〔必着〕まで  支給額は、児童一人につき5万円です。申請が必要な人は期限内に申請してください。対象や申請方法など、詳しくはウェブページまたはコールセンターに問い合わせてください。 【問合せ】子育て世帯生活支援特別給付金 横浜市コールセンター(3月31日まで) 電話0120-567-390(月〜金曜〈祝・休日除く〉9時〜17時) 電話045-641-8412