広報よこはま2ページ OPEN YOKOHAMA 2023(令和5)年1月号 No.887 〇新春対談2 明けましておめでとうございます。横浜市出身で、ももいろクローバーZとして活躍されている高城れにさんをお招きし、横浜市での思い出や魅力についてお話を伺うとともに、2023年への思いを語りました。 ■横浜、大好きです! 山中市長:ようこそ横浜市役所にお越しくださいました。この市庁舎の印象はいかがですか? 高城れにさん:みなとみらいの景色が見えて、横浜を楽しめる場所ですね。富士山も見えるんですね! 山中市長:横浜は、まち全体がテーマパークと言えるような、魅力的な場所が集積しているまちです。高城さんは横浜出身と伺っていますが、横浜にどのような印象をお持ちですか? 高城れにさん:横浜はお祭り好きな方が多いという印象があります。みなとみらいや中華街でイベントもたくさん行われていますし、開港祭も盛大に開催されますよね。先祖代々、横浜に住んでいるので、一生涯横浜から出たくないと思うくらい横浜が大好きです! 山中市長:それは市長としてもとても嬉しいですね。どんなところに遊びに行かれていましたか? 高城れにさん:子どもの頃は野毛山動物園やコスモワールドなど、いつも横浜で遊んでいました。ワールドポーターズや横浜駅の西口にも買い物に行っていました。大人になってからは野毛にお酒を飲みに行くこともあります。横浜は、大人も子どもも色々な楽しみ方ができる、まさにテーマパークのようなまちですよね。 ■芸能界も横浜から 山中市長:10代から活躍されていますが、芸能界に入られたきっかけは何だったのですか? 高城れにさん:きっかけはスカウトだったのですが、その場所も横浜だったんです。ライブはもちろん、ドラマの撮影など、お仕事でもよく横浜に来ています。 山中市長:横浜はチャレンジができるまちですし、感性を磨ける場所、刺激を受けられる場所だと思うんです。高城さんも芸能界に入られてから今に至るまで、様々なチャレンジを続けられていると思います。その横浜出身の高城さんが活躍されていることはすごく嬉しいですし、横浜の誇りだと思います。 高城れにさん:ありがとうございます。私が「横浜大好き」というのは、なじみがあるだけでなく、自分の中で落ち着けるまちだからです。それはまちの雰囲気や人柄などが大きく影響していると思っています。お仕事が忙しくなっても、「横浜に帰れる」というのが芸能活動を続けてこられた要因の一つだと思っています。 山中市長:それは嬉しいですね。横浜には、先進的な場所もあれば、異国情緒あふれるような街並みもあります。郊外部に行けば田園風景も広がっています。多様性があって風通しがよく、オープンなまちですよね。 高城れにさん:そうですね。とても開放的なまちだと感じています。都会もあれば、自然を感じられるところもあって、バランスがいい。家の近くでよくサワガニを見たことを思い出します(笑)。 ■子育てしたいまちの実現へ 山中市長:私は横浜の魅力をさらに高め、子育て世代に選ばれるまちをつくり、次の世代にしっかりとつないでいきたいと考えています。今後の政策をまとめた中期計画では、「子育てしたいまち 次世代を共に育むまち」を基本戦略としました。横浜でもいよいよ人口減少が始まっています。子育て世代の皆様が横浜にきてくだされば、地域や経済の活性化につながります。それが市民の皆様へのより良い行政サービスや新しい活力に結びついていく。そうした好循環を創り出していきたいと思っています。  そのために、誰もが安心して出産や育児ができるよう、子育て世代への支援に力を注いでいます。その直接的な支援の一つが「小児医療費助成の拡充」です。高城さんは、「子どもの医療費」と聞いて思い浮かぶことはありますか? 高城れにさん:私は幼い頃よくけがをする子どもでした。熱を出したり、腹痛も頻繁にあったので、「子どもの医療費」にはお金がかかるイメージですね。それに、子どもの病気やけがは予期できないものなので、余計に負担が大きいと思います。 山中市長:子どもは不意に風邪もひきますし、けがもします。アレルギーやぜん息など基礎疾患がある場合には、定期的に通院も必要です。そういったご家庭のご負担を減らし、子どもたちの健やかな成長をお支えしたいと思っています。 高城れにさん:子どもに、何かあった時にためらわずに受診できる制度があるのは、とても助かると思います。そういう子育て世代に温かい環境は、すごく大事ですよね。 ■中学校給食にかける想い 山中市長:それから特に力を入れているのが、中学校給食です。高城さんは中学生の頃お弁当を召し上がっていましたよね。 高城れにさん:はい。給食というと楽しいイメージがあります。中学校も給食があるととても助かると思います。 山中市長:栄養バランスがとれた食事をこの時期に食べる。それが子どもたちにとって重要だと思っています。 高城れにさん:中学生は、部活動も活発になりますし、ちょうど身体がつくられる基礎となる時期でもありますよね。 山中市長:そうなんです。栄養バランスのよい食事で成長期の子どもたちの健康を支えたい。そして、お弁当を作る時間を保護者の皆様とお子さんが触れ合う時間にしていただくなど、心のゆとりにもつなげていただきたいと思っています。 高城れにさん:私の両親も共働きだったのでよくわかります。朝早起きしてお弁当を作ってくれて、そのあと仕事に行く姿を見て大変そうだなと思っていました。大人になるとやらなければならないことがたくさん増えますから、お弁当作りに割く時間は大変だなと改めて思います。中学校給食で栄養バランスを考えてもらえるのも助かりますよね。 山中市長:中学校給食は、ご飯も温かいし、とてもおいしいんですよ。 高城れにさん:そうなんですね!給食ってとても素敵なことだと思います。小学生の頃、一か月の献立表が教室に貼られて、それを見るのがすごく楽しみでした。みんなで食べる給食の楽しさだったり、学校ならではの放送委員の放送があったりだとか、そういうことが良い思い出になっています。給食があれば授業も頑張れますしね。あと1時間頑張ったら給食だ!みたいな(笑)。 ■住みやすいまち、住み続けたいまち 山中市長:私は横浜を「住みたい、住み続けたい」と思えるまちにしたいと思っています。高城さんは、コンサートなどで色々な都市に行かれていると思いますが、どのようなまちに魅力を感じますか? 高城れにさん:全国47都道府県どこも素敵なまちだと思いますが、やっぱり生まれ育った、なじみのある横浜が好きという気持ちがブレずにあるので、横浜のようなまちに住みたいです(笑)。横浜市民の方は、「横浜出身である」ということに誇りを持っていると思います。皆さん横浜市歌を歌えるイメージがあります。私は毎朝学校の朝会で横浜市歌を歌って、一日が始まっていました。