広報よこはま3ページ OPEN YOKOHAMA 2021(令和3)年11月号 No.873 ○お互いに尊重しあい、ともに生きる社会をめざして  12月4日〜10日は人権週間です。2か月にわたり人権特集を掲載します。これをきっかけに人権について考えてみませんか。 人権特集は12月号へ続きます ■性のありかたは十人十色  男性は「男性らしく」、女性は「女性らしく」振る舞い、「異性を好き」になり、恋愛することだけが「当たり前」「普通」なことだと考えていませんか。  人それぞれ性格が違うように、性のあり方も「男性」と「女性」の2つに分けられるほど単純ではありません。「からだの性(戸籍に記載されている性別)」、「こころの性(自分が認識している性別)」、「性的指向(好きになる相手の性別)」などは全ての人に関わる性の要素です。これらの組合せは多様であり、十人十色、一人ひとりに性のありかたがあり、性的少数者(LGBTなど)だけでなく、全ての人が多様な性の当事者です。  多様性を認め合い、誰もが「自分らしく」いきいきとした生活を送ることができる社会になるよう、性の多様性を知ることから始めてみませんか。 本市では、性的少数者等支援(LGBT等支援)をしています ◆個別専門相談「よこはまLGBT相談」 要電話予約   月2回面接相談 予約専用番号 NPO法人SHIP 電話045-594-6160 ◆交流スペース「FriendSHIPよこはま」事前予約不要  月2回開催 問合せ NPO法人SHIP 電話045-577-2150 ◆パートナーシップ宣誓制度 要事前予約  問合せ 市民局人権課 電話045-671-2718 問合せ 市民局人権課 電話045-671-2718 ファクス045-681-5453 ■みんなでつくろう!体罰のない社会  2021年10月に「横浜市子供を虐待から守る条例」が改正されました。体罰禁止が法律で明記されたことを踏まえ、虐待や体罰などにより、子どもの品位が傷つけられることなく、全ての子どもが一人の人間として尊重され、健やかに成長することが追記されています。 ◆なぜ体罰はいけないの?  体罰が子どもの成長・発達に悪影響を与えることは、科学的にも明らかになっており、体罰などが繰り返されると、心身にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があると報告されています。  子どもの年齢に合わせ、どうすればよいのかを、言葉や見本を示すなど、本人が理解できる方法で伝える必要があります。 ◆一人で抱えないで!地域全体で子育てする風土を  子育ての課題は、個人の問題ではなく、地域社会全体のこととして捉え、孤立感や負担感など辛さを抱えている保護者を支えながら、地域で子どもを育てていくという意識が重要です。  すべての子どもたちが、いきいきと自立した大人になれるよう、子どもの最善の利益(子どもにとって最もよいこと)を考え、社会全体で体罰などによらない子育てを広げていきましょう。 こども虐待の相談・通告は… よこはま子ども虐待ホットライン 電話0120-805-240(はまっこ24じかん) 24時間365日 LINEでの相談は… かながわ子ども家庭110番相談LINE 問合せ こども青少年局こども家庭課 電話045-671-4288 ファクス045-681-0925 ■一人で悩まず、まずは相談を  相談は無料ですが、通話料がかかる場合があります。 ◇人権相談(市民局市民相談室)   連絡先:電話045-671-2306   受付時間:水曜13時〜16時、事前電話予約、面談での相談(祝・休日、年末年始を除く) ◇みんなの人権110番(横浜地方法務局)   連絡先:電話0570-003-110 電話045-641-7926  受付時間:月〜金曜、8時30分〜17時15分(祝・休日、年末年始を除く) ◇子どもの人権110番(横浜地方法務局)   連絡先:電話0120-007-110 電話045-226-5582  受付時間:月〜金曜、8時30分〜17時15分(祝・休日、年末年始を除く) ◇女性の人権ホットライン(横浜地方法務局)   連絡先:電話0570-070-810 電話045-226-5581  受付時間:月〜金曜、8時30分〜17時15分(祝・休日、年末年始を除く) ◇外国語人権相談ダイヤル“Foreign-language Human Rights Hotline”(法務省-Ministry of Justice-)  連絡先:電話0570-090-911  受付時間:月〜金曜(Weekdays)9時〜17時(祝・休日、年末年始を除く) ◇いじめ110番(市教育委員会)  連絡先:電話0120-671-388  受付時間:毎日、24時間受付 ◆人権擁護委員を知っていますか?  「ハラスメントかも知れない」「インターネットで悪口を書かれてしまった」、このようなとき、どのように対処しますか?  人権擁護委員は、皆さんの人権を護るために法律に基づいて法務大臣から委嘱され、みんなの人権110番など、相談窓口で皆さんの人権に関する悩みごとや困りごとについて相談を受けています。現在89人の委員が横浜市内の各区で活動しています。  人権相談を通じて、被害者から人権侵害の申告などがあった場合は、法務局職員と協力して事案の調査にあたり、当事者と話し合うことなどで、円満な解決を図っています。 「さまざまな活動を通じて、皆さんが抱える人権についての悩みや不安を解消するためのお手伝いをしています。困ったことがありましたら、一人で悩まず、ぜひ人権擁護委員にご相談ください。」(横浜市 人権擁護委員会 小林 千惠子 会長) ■中学生人権作文コンテスト  令和3年度の全国中学生人権作文コンテスト横浜市大会表彰式を開催します。中学生が日常生活の中で自らの体験などを基に人権について考えた人権作文の応募が、今年度は55,079編ありました。最優秀賞作文は12月号に掲載します。 人権イメージキャラクター(やなせたかしデザイン) 人KENまもる君 人KENあゆみちゃん 問合せ 市民局人権課 電話045-671-2379 ファクス045-681-5453 新型コロナウイルス感染症の感染状況により、掲載内容に変更がある場合があります。詳しくは、ウェブページまたは各問合せ先に確認してください。