広報よこはま3ページ OPEN YOKOHAMA 2020(令和2)年9月号 No.859 ○災害から身を守るためには、日頃からの備えが大切です  自宅の地震・火災の対策に取り組み、備えましょう ■地震対策編 ◆負傷や逃げ遅れの対策に家具の転倒防止対策をしましょう  家具や家電の転倒は、けが・逃げ遅れ・電気火災等の原因にもなります。自分自身や家族の命を守るために、転倒防止器具を設置するなど、事前に対策をしましょう。 ◆転倒防止器具の無料取付代行  同居者全員が次の(1)〜(6)のいずれかに当てはまる世帯に、家具転倒防止器具を無料で取り付けます(器具代は自己負担です)。 (1)65歳以上 (2)身体障害者手帳を持っている (3)愛の手帳を持っている (4)精神障害者保健福祉手帳を持っている (5)介護保険法による要介護、要支援の認定を受けている (6)中学生以下 ※「中学を卒業した人」から「64歳以下の人」については、(2)〜(5)のいずれかに該当しない限り、この制度の対象になりません。 ※過去にこの事業を利用している方は申し込みできません。 申込み 11月30日(月)まで(先着順) 問合せ 転倒防止器具の種類や器具の無料取付代行に関して 横浜市まちづくりセンター 電話045-262-0667 ファクス045-315-4099 家具の転倒防止対策に関して 総務局地域防災課 電話045-671-3456 ファクス045-641-1677 ■火災対策編 ◆地震火災の対策に感震ブレーカーを設置しましょう  地震に伴う火災の多くは、電気による出火が原因と言われています。「感震ブレーカー」は、地震の大きな揺れを感じた場合に電気を自動で止める器具で、電気火災を防ぐ効果があります。  このうち、感震ブレーカー(簡易タイプ)は、比較的設置が容易で安価な器具も多いです。ぜひ、この機会に感震ブレーカーの設置を検討しましょう。 分電盤に取り付ける簡易タイプの感震ブレーカー(例)の絵 問合せ 総務局地域防災課 電話045-671-3456 ファクス045-641-1677 ◆火災に強い建物にすることで、あなたの家とまちを延焼火災から守ります。  大規模地震が発生し、木造住宅が多い地域で火災が起きると、近くの建物に次々と燃え広がり、大きな被害をもたらします。建物を建替える際、「耐火性のある建物」にすると、自宅だけでなく隣の家、さらには、まち全体が燃えにくくなり、地震火災による被害を小さくすることができます。 ◇耐火性のある建物 ・柱・はり・壁などの建物の重要な部分が不燃性の材料で覆われている。 ・窓などの開口部に防火設備が設けられている。 「横浜市 まちの不燃化」で検索 問合せ 都市整備局防災まちづくり推進課 電話045-671-3595 ファクス045-663-5225 ○ブロック塀等の所有者の皆さんへ ■ブロック塀等の安全確認をしましょう  基準に適合しないブロック塀等(コンクリートブロックやれんが、大谷石などで造られた塀)は、地震などの際に簡単に壊れ、道路をふさいで、避難などの妨げになるだけでなく、人命を奪うこともあります。また、ブロック塀などが倒壊して事故が発生した場合には、所有者がその責任を問われる可能性があります。安全点検を行い、災害に備えましょう。 ◇ブロック塀等の改善工事について  最大30万円の補助金の申請ができます! 対象ブロック塀等:道路等に面するブロック塀等で、高さ1m以上のもの ※その他にも条件があります。 申請対象者:所有者等 対象工事:(1)除却工事(2)除却工事と合わせて行う軽量なフェンス等の新設工事 補助額:上限30万円(新設工事は除却工事と合わせて30万円まで、対象となる塀等の長さによる限度額あり) 申込方法:事前に相談が必要です。令和2年度中の補助金申請のためには、10月31日までに相談の申し込みをする必要があります。 ■補強コンクリートブロック塀の安全点検チェックポイント  次のチェック項目を点検し、チェックが入らない項目が1つでもあれば、倒壊の原因となる可能性がありますので、まずは専門家に相談しましょう。特に項目の6と7は、自身で確認することが難しい場合もありますので、あらかじめ、専門家に調査を依頼することも必要です。  また、改善工事までの間は付近を通行する方への注意喚起のために、張り紙などの適切な対応をお願いします。 補強コンクリートブロック塀の図(鉄筋・厚さ・高さ・ひび割れ・控え壁・根入れ)(出典:パンフレット「地震からわが家を守ろう」日本建築防災協会 2013.1より一部改) 補強コンクリートブロック塀の場合 □ 1 塀の高さは地盤から2.2m以下か。 □ 2 塀の厚さは10cm以上か。(塀の高さが2m超2.2m以下の場合は、15cm以上) □ 3 塀の長さ3.4m以下ごとに、塀の高さの5分の1以上突出した控え壁があるか(塀の高さが1.2m超の場合)。 □ 4 コンクリートの基礎(建物を支え、地盤に定着させる部分)があるか。 □ 5 塀に、傾き、ひび割れはないか。 □ 6 塀に鉄筋が入っているか。 □ 7 基礎の根入れの深さは30cm以上か(塀の高さが1.2m超の場合)。 「横浜市 ブロック塀」で検索 問合せ ブロック塀等の一般的な相談に関して 建築局情報相談課 電話045-671-2953 ファクス045-550-4102 ブロック塀等の改善工事に対する補助金に関して 建築局建築防災課 電話045-671-2930 ファクス045-663-3255 専門家への相談先に関して 市コールセンター 電話045-664-2525 ファクス045-664-2828