広報よこはま2ページ OPEN YOKOHAMA 2020(令和2)年9月号 No.859   ○風水害と地震  避難の考え方を理解し、日頃から備えましょう  災害の種類やその場の状況に合わせた避難の考え方などを理解しておくことが大切です。自分がいつ、どこに避難すればいいのか、また日頃からの備えには何が必要なのか事前に調べておきましょう。 ■風水害 ●発災前の行動 ◆地域の危険性を知る  ハザードマップなどで、土砂災害警戒区域や洪水浸水想定区域に入っているかどうか、自宅周辺の災害リスクをあらかじめ確認しましょう。 ◆避難するタイミングを確認する  台風や大雨などは、事前に進路や規模が予測できるため、接近時の計画を立てておくことで適切な避難行動につなげることができます。  事前に一人ひとりの避難行動計画(マイ・タイムライン)を作成しましょう。  マイ・タイムラインは本市ウェブページからダウンロードできます。 「横浜市 マイ・タイムライン」で検索 ◎警戒レベル別の情報提供 ・警戒レベル5 災害発生情報 ・警戒レベル4 避難勧告、避難指示(緊急)  「危険な場所から全員避難」を促す避難情報 ・警戒レベル3 避難準備・高齢者等避難開始  「高齢者や避難に時間のかかる人は危険な場所から全員避難、その他の人は避難の準備」を促す避難情報 ・警戒レベル2 洪水注意報、大雨注意報等 ・警戒レベル1 早期注意情報 ◆避難行動を理解する  避難とは、安全を確保することです。必ずしも行政が開設する避難場所へ逃げることだけが避難行動ではありません。  また、風水害時に開設される避難場所は、地震の際に開設される避難所と異なることがあります。事前にお住まいの区のウェブページなどで確認しましょう。 ◇水平避難  安全な場所へ避難(指定緊急避難場所などの避難場所、近くの高台、土砂災害警戒区域外の親戚の家など) ◇垂直避難  丈夫な建物の2階以上、または近隣の高い建物へ避難 「横浜市 風水害時に開設される避難場所」で検索 【横浜市内で大型台風や大雨が発生】  ↓ ●発災後の行動 ◆実際に避難行動をとる ・お住まいの地域の警戒レベル3(避難準備・高齢者等避難開始)または警戒レベル4(避難勧告)の発令を目安に、避難行動をとりましょう。 ・防災情報Eメールやテレビなどで随時災害情報等を収集してください。 「横浜市 防災情報Eメール」で検索 ・避難勧告等が発令されていなくても、周囲の状況に応じて適切な避難行動をとりましょう。 ・危機が迫った状況では、建物内の安全な場所へ避難する屋内退避も有効です。 屋内退避(斜面と反対側)  建物内の安全な場所へ退避(斜面など危険な場所の反対側の2階以上) ■地震 ●発災前の行動 ◆避難所(地域防災拠点)を確認する  本市では、市内1か所でも震度5強の地震を観測した場合、全ての避難所(地域防災拠点)を開設します。お住まいの区のウェブページなどで、避難所(地域防災拠点)の場所を確認しましょう。 【横浜市内で震度5強以上の地震が発生】  ↓ ●発災後の行動 ◆自宅や周辺の被害状況を確認する  自宅や周辺で火災や倒壊の恐れはありますか(自宅で引き続き生活することは困難ですか)? →はい:避難所(地域防災拠点)へ避難する  家の倒壊、焼失などで、住める場所がなくなった人は、避難所(地域防災拠点)で一時的に避難生活を送ることができます。  新型コロナウイルス感染症等の状況も踏まえ、安全な場所にある親戚の家や友人宅も避難先として確保しておくなど、事前に複数の選択肢を用意しておくことも大切です。 →いいえ:在宅避難  自宅で生活をしましょう。必要な物資や情報は避難所(地域防災拠点)から提供を受けることができます。 ■避難の際の注意点 [!]避難先ではお互いに気遣い、協力し合って生活をしていくことが大事です。日頃から食料や生活必需品を入れた非常持出袋を自宅に用意しておき、避難の際には必ず持っていきましょう。 [!]新型コロナウイルス感染症予防のために行う、手洗いや咳エチケットなどは、自分だけではなく周りの人の命も守る大切な行動です。感染症対策として、体温計やマスクなどの衛生物品の準備もお願いします。 [!]本市の避難所(地域防災拠点)における感染症対策の考え方は、本市ウェブページに掲載の『新型コロナウイルス感染症を踏まえた地域防災拠点の開設・運営のポイント』をご覧ください。 「横浜市 避難所における新型コロナウイルス対応」で検索 問合せ 避難所運営・ハザードマップに関して 総務局避難等支援担当 電話045-671-2011 ファクス045-641-1677 避難行動(マイ・タイムライン)に関して 総務局地域支援担当 電話045-671-3456 ファクス045-641-1677