広報よこはま15ページ OPEN YOKOHAMA 2019(令和元)年9月号 ○横浜の秋は、里山の大花壇へ  この秋も里山ガーデンの大花壇が期間限定でオープン。また、同じエリア内では、本格的なアスレチックが楽しめる「フォレストアドベンチャー・よこはま」(有料)が常設でオープンするなど、新たな魅力が加わりました! 【日時】9月14日(土)〜10月14日(月・祝)9時30分〜16時 【会場】里山ガーデン よこはま動物園ズーラシア隣接(旭区上白根町1425-4) 【費用】無料 横浜の花と緑をPRするマスコットキャラクター「ガーデンベア」(C)ITOON/GNの画像 ■三上真史さんによるトークショー&ガイドツアー 【日時】9月15日(日) 13時30分〜14時30分 小雨決行 【人数】30人(開始30分前から整理券配布)+立ち見あり  詳しくは、ホームページを確認してください。 「里山ガーデン」で検索 問合せ NTTハローダイヤル8時〜22時 案内期間は10月16日(水)まで 電話050-5548-8686 ファクス045-224-6627 ○横浜南部市場が新たな食の拠点に  中央卸売市場本場を補完する役割を担う横浜南部市場に9月20日(金)、複合商業施設「ブランチ横浜南部市場」が新たに開業します。また、市場のプロも利用する食品関連卸売センターが、市民の皆さんが買い物できる商業施設になります。開業から4日間は、ステージやマルシェなどのイベントを開催しますので、ぜひ来場してください。 【住所】金沢区鳥浜町1-1(シーサイドライン南部市場駅直結) ブランチ横浜南部市場イメージの写真  開業イベント期間中は大変な混雑が見込まれます。来場する際は、できるだけ公共交通機関を利用してください。 ※車を利用して来場し、施設内の駐車場が満車の場合は、臨時駐車場を利用してください。 詳しくは、ホームページを確認してください。 「ブランチ横浜南部市場」で検索 問合せ ブランチ横浜南部市場に関して  9月19日まで:大和リース横浜支店(9時〜18時) 電話045-650-5402 ファクス045-650-5440  9月20日から:事務局(9時〈20日は10時〉〜18時) 電話045-374-5392(代表) ファクス045-374-5397 横浜南部市場に関して 経済局南部市場活用課 電話045-459-3318 ファクス045-459-3307 ○まずは相談を!   ひきこもりなどの困難を抱える若者の自立支援  ひきこもりなどの困難を抱えるおおむね15歳から39歳の若者の状態に合わせて、本人や家族からの相談を受け、継続的な支援を実施しています。 ◆若者に関する総合相談  横浜市青少年相談センター(ひきこもり地域支援センター) 電話045-260-6615  月〜金曜8時45分〜17時(祝休日を除く)  ひきこもりに関する一次相談は、年齢にかかわらず受付 ◆ひきこもりからの回復期にある若者の居場所・総合相談(※1)  よこはま東部ユースプラザ 電話045-642-7001 担当区:鶴見・神奈川・西・中・南区  よこはま西部ユースプラザ 電話045-744-8344 担当区:保土ケ谷・旭・泉・瀬谷区  よこはま南部ユースプラザ 電話045-761-4313 担当区:港南・磯子・金沢・戸塚・栄区  よこはま北部ユースプラザ 電話045-948-5503 担当区:港北・緑・青葉・都筑区  各プラザ共通月〜土曜11時〜19時(第3月曜〈祝休日の場合は第2月曜〉・祝休日を除く) ◆就労に向けた総合相談・講座・就労体験  よこはま若者サポートステーション(※2) 電話045-290-7234  月〜土曜10時〜18時(第3月曜〈祝休日の場合は第2月曜〉・祝休日を除く)※対象年齢15〜44歳  湘南・横浜若者サポートステーション 電話0467-42-0203  月〜金曜10時〜18時(祝休日を除く) ※1区役所で出張相談(月2回、予約制)や、若者支援セミナー・相談会も実施しています。 ※2新横浜にサテライトもあります。電話045-290-7234 ■横浜市若者自立支援講演会  ひきこもりなどで悩んでいる本人・家族向けに開催します。費用は無料です。 【日時】10月19日(土) 14時〜16時30分 【会場】関内新井ビル(中区尾上町1-8 11階) 【申込み】10月7日(月)まで  詳しくはチラシ(区役所広報相談係で配布)かホームページを確認してください。 「横浜市 若者自立支援」で検索 問合せ こども青少年局青少年育成課 電話045-671-2324 ファクス045-663-1926 アッとヨコハマ 横浜を感じるミニコラム 「船出の街」 太鼓奏者、英哲風雲の会主宰 林 英哲(はやし えいてつ)さん  私にとって横浜は「船出」の街。童謡「赤い靴」の女の子ではないが、異国を目指す日本人の「最後の港」のイメージだ。  私の叔父は戦前、アメリカに渡ってロサンゼルスの高野山北米別院の住職になった(ちなみにその前の住職は喜多川諦道師、ジャニー喜多川氏の父君)。私の長兄(僧侶)は戦後、高野山南米別院を建立するためにブラジルに渡った。2人とも帰るはずだったが彼の地で人生を終えた。横浜からの船出だった。  この11月、「横浜音祭り2019」で上演する自作「レオナール われに羽賜(はねた)べ」の主人公、画家の藤田嗣治(レオナール・フジタ)さんも大正時代、横浜から船でヨーロッパに渡った。当時の旅程はどれほどだったろうか。今のように飛行機で12時間ほど飛べば着く欧米とは違い、当時は船でしか行けない遠い異国。その時空距離が様々(ようよう)に人生を翻弄し、フジタさんは二度と帰れない日本を思いながら、最後はフランスの土になった。秋の舞台は、その人生を太鼓で描く。  今は、中華街に食事に行ったり最新のアートや舞台を見たりという楽しみで訪れる横浜だが、海を見れば私にはかつての船出のイメージもよぎる。ミナト横浜には、哀しみも含めてそれだけ人の記憶や時が重層している。だがそれこそが昨日、今日の街にはない魅力で、私の好きな所以(ゆえん)だ。 「日本博」(2018年10月パリ)での演奏の様子の写真(H.shimizu) プロフィール 林 英哲さん 1982年太鼓独奏者として活動を開始。84年、初の和太鼓ソリストとしてカーネギー・ホールにデビュー。以後、日本から世界に向けて発信する新しい「太鼓音楽」の創造に取り組む。2000年、ドイツ・ワルトビューネでベルリン・フィルと共演。11月9日、横浜音祭り2019スペシャルコンサート 林英哲・太鼓の世界「レオナール われに羽賜(はねた)べ」出演。97年芸術選奨文部大臣賞、01年日本伝統文化振興賞、17年松尾芸能賞大賞。