広報よこはま4ページ 2019(平成31)年1月号 何のために水道管を取り替えているの?  水道管の取替え工事の様子を小学生に見学してもらいました。  古い水道管と新しい水道管を間近で見た子どもたちからは、さまざまな質問があがりました。 真剣に説明を聞く小学生の写真 新旧の水道管の実物を観察! Q 古くなった水道管をそのままにしておくと、どうなりますか?  古くなった水道管は、大きな地震の力などに耐えられず、破裂したり管の継ぎ目が外れたりして漏水する恐れがあります。  そのため、古くなった管は、優先順位をつけて地震に強い管に取り替えています。  この新しい管は、衝撃に強い材質で、管の継ぎ目に抜け出し防止機能があるため、地震発生時に壊れたり継ぎ目が外れたりしない仕組みになっています。 Q 水道管の取替え工事にはどのくらいのお金と時間がかかりますか?  新たに設置する管の口径にもよりますが、見学中のこの工事の場合、1km取り替えるのに約1億8,000万円で約10か月かかります。市全体では1年に約110kmの水道管を取り替えており、費用は約200億円にもなります。市内の水道管の総延長は約9,200kmあり、これを全て取り替えるためには約80年かかります。  さらに、取り替えた水道管もやがて老朽化するため、水道管の取替え工事は継続して行う必要があります。 Q 水道管を取り替える間は、水道は使えないのですか?  古い管から新しい管に取り替えるときには、一時的に断水が発生します。  そこで、断水時間を短くするために、作業をいくつかの工程に分けています。同じ場所を何度も掘っているのはこのためです。  断水する場合は、日時を事前に伝え、安全かつ早期に工事を完了するよう努めています。 ◆工事に関するお願い  地震に強い水道管への取替え工事に合わせて、各家庭の水道メーターまでの管の一部も耐震性に優れた管に取り替えています。その際、各家庭の敷地内での工事が必要になる場合があります。老朽化や地震による漏水を防ぐためにも、取替え工事へのご理解とご協力をお願いします。 水道工事の看板の写真 【この記事に関する問合せは】水道局配水課へ 電話045-633-0172 ファクス045-664-6739 企業・団体と連携した水源保全の取組 水源エコプロジェクト W-eco・p(ウィコップ) 道志村の水源林の写真  水道局は、山梨県道志村に所有する水源林の整備に企業や団体からの寄附をいただいています。これまでの寄附金の累計は約4,500万円になり、整備費の財源の一部に充てています。また、参加する企業・団体と連携して水源の大切さをPRしています。 参加企業・団体一覧(2018年11月末現在) ●株式会社京急百貨店  ●株式会社ブリヂストン ●公益社団法人神奈川県宅地建物取引業協会 ●株式会社ファンケル  ●株式会社エコシティサービス ●株式会社清光社  ●東京ガスエコモ株式会社 ●パシフィックコンサルタンツ株式会社 ●横浜読売会  ●株式会社GTアソシエイション ●株式会社伊藤園  ●横浜信用金庫  ●株式会社ツクイ ●メタウォーター株式会社  ●株式会社日本ウォーターテックス (協定締結順 敬称略) ■W-eco・p 取組例 ○はまっ子どうし The WaterのPRや特別授業を実施  自動車レースの運営を行う株式会社GTアソシエイションは、水道局とコラボレーションした「はまっ子どうし The Water」SUPER GTボトルを国内の各レースで公式飲料として使用しています。富士スピードウェイのレース当日には水道局もブースを出展し、水源保全のPRをしています。  このほかにも、市内の中学校で特別授業を実施しています。この授業は、プロドライバーやエンジニアが講師となり、自動車業界ならではのモノづくりの技術や経験談なども取り入れ、生徒の皆さんが自分の将来や水源保全について考える貴重な機会になっています。 小山台中学校全校生徒との記念写真の写真 ○社員研修やバスツアーを実施  水源の大切さをPRするため、株式会社ブリヂストンや株式会社ファンケルなどの協力企業・団体が、間伐体験などを行う社員研修や市民向けバスツアーを実施し、水源保全への理解を深める機会をつくっています。 間伐体験の様子の写真 【この記事に関する問合せは】水道局公民連携推進課へ 電話045-633-0157 ファクス045-681-6572