広報よこはま3ページ 2019(平成31)年1月号 断水への備え できていますか?  昨年は日本各地で地震や豪雨など大規模な自然災害が起き、被災地では日々の生活に大きな影響が生じました。  本市でも、今後30年以内に震度6弱以上の地震が発生する確率は82%※と言われています。いつ起こるかわからない災害に備えて、対策を始めましょう。 ※全国地震動予測地図2018年版(地震調査研究推進本部) ■災害時にはこのようなことが起こる可能性も… ・水道が止まる  大きな地震などが起きた場合には、水道管の破裂や継ぎ目が外れることによる漏水が原因で断水することがあります。  また、水道管が壊れていなくても、高層住宅の場合は停電によって各階に水を送るためのポンプが止まってしまい、水道が使用できなくなる場合もあります。 ・建物が倒れて、歩くのも危険  道路の陥没や建物の倒壊などにより道が封鎖されるなど、いつも使っている道を必ずしも通行できるとは限りません。 給水所で順番を待つ人々(2011年東日本大震災)の写真 写真提供:村上昭浩さん 地震で倒壊した家屋(2016年熊本地震)の写真 ■まずは自分の身は自分で守ろう ○一人当たり最低3日分で9L以上の飲料水を備蓄しておきましょう  本市では、大規模な災害などで断水した場合に備えて災害時給水所を整備していますが、夜間や悪天候など発災時の状況によっては、すぐに給水できない場合があります。また、給水を受けても自宅まで運ぶには大変な労力を必要とします。このようなことに備えて飲料水を備蓄することが大切です。  飲料水を上手に備蓄する方法の1つとして、「ローリングストック法」があります。普段から少し多めに購入し、使用した分だけ買い足すことで、一定量を常に備蓄しておくことができます。 詳しくは、動画で確認してください。 「youtube 横浜市 ローリングストック法」で検索 ◆「横浜水缶」飲料水備蓄促進キャンペーン 期間:1月9日(水)から3月21日(木・祝)注文分まで 7年間保存できる備蓄飲料水 備蓄飲料水「横浜水缶」の写真 キャンペーン期間中の注文は配送料無料などの特典があります。 詳しくは、ホームページを確認してください。 「横浜水缶」で検索 申込み:水道局お客さまサービスセンター 電話045-847-6262 ○最寄りの災害時給水所を必ず確認しておきましょう  災害時給水所は、災害などで断水したときに誰でも飲料水を得ることができる場所です。発災後は準備が整った災害時給水所から、順次給水を開始します。  あらかじめ災害時給水所の場所を確認しておくだけではなく、建物の倒壊などで道がふさがっている場合も想定して、災害時給水所まで行く複数の経路を把握しておきましょう。  最寄りの災害時給水所は、各水道事務所や各区役所で配布している災害時給水マップのほか、ホームページで確認できます。 「横浜 災害時給水所」で検索 災害時給水所の標識の写真 ◆水を運ぶ手段も重要  給水を受ける時には水を入れる容器とそれを運ぶ手段を各自で準備する必要があります。リュック型の給水袋や水を入れた容器を運ぶカートなど、使いやすいものを用意しておきましょう。 リュック型の給水袋の写真 水を運ぶためのカートの写真 ■水道局は、災害に強いライフラインを目指しています ○古くなった水道施設の耐震化  皆さんが使用している水道水は、水源から取水・導水施設、浄水場、配水池などの多くの施設を通って各家庭まで届けられており、どれか一つでも施設が壊れると水道は止まってしまいます。安全な水を皆さんに届けるためには、水源から水の通り道となる全ての水道施設を災害に強いものに変えていく必要があります。  水道局では、水道施設の被害を減らすため、これらの施設を計画的に耐震化しているほか、古くなった水道管を地震に強い管(耐震管)に取り替える工事を行っています。 津波にも耐えた耐震管(2011年東日本大震災)の写真 写真提供:仙台市水道局 【この記事に関する問合せは】水道局総務課へ 電話045-633-0110 ファクス045-664-6774