広報よこはま15ページ 2019(平成31)年3月号 ■春の引っ越しシーズンは  区役所窓口が大変混雑します  3月から4月は、引っ越しに伴う届出が集中します。混雑が予想される日を避けて手続してください。  特に、3月25日(月)と4月13日(土)は最も混雑することが予想されますので、なるべく別の日を利用してください。 戸籍課登録担当の混雑予想カレンダー ※当日の天候などにより、実際の窓口の状況と異なる場合があります。  3月11日(月) 混雑  3月12日(火) やや混雑  3月13日(水) やや混雑  3月14日(木) やや混雑  3月15日(金) 混雑  3月16日(土) 閉庁日  3月18日(月) 混雑  3月19日(火) 混雑  3月20日(水) 混雑  3月21日(木・祝) 閉庁日  3月22日(金) 大変混雑  3月23日(土) 大変混雑  3月25日(月) 大変混雑  3月26日(火) 大変混雑  3月27日(水) 大変混雑  3月28日(木) 大変混雑  3月29日(金) 大変混雑  3月30日(土) 閉庁日  4月 1日(月) 大変混雑  4月 2日(火) 混雑  4月 3日(水) 混雑  4月 4日(木) 混雑  4月 5日(金) 混雑  4月 6日(土) 閉庁日  4月 8日(月) 混雑  4月 9日(火) やや混雑  4月10日(水) やや混雑  4月11日(木) やや混雑  4月12日(金) やや混雑  4月13日(土) 大変混雑 ●区役所戸籍課受付時間  月〜金曜:8時45分〜17時 第2・第4土曜:9時〜12時 ◇引っ越しの時は  「マイナンバーカード・通知カードの住所変更手続」も行ってください! 住所変更手続は、引っ越し先の区役所戸籍課登録担当で行います。「マイナンバーカード」または「通知カード」を必ず持参してください。 【この記事に関する問合せは】市コールセンターへ 電話045-664-2525 ファクス045-664-2828 ■アフリカンフェスティバル  よこはま2019  このイベントは、8月に横浜で開催される「第7回アフリカ開発会議」の連携事業です。音楽やダンスなどアフリカ文化に触れるステージやワークショップ、マーケットやフードコートなど、子どもから大人まで、まるでアフリカを訪れたような交流や体験ができます。横浜でアフリカを満喫しましょう! 日 時 4月5日(金)〜7日(日) 11時〜19時(最終日は17時まで) 場 所 横浜赤レンガ倉庫1号館(中区新港1-1-1) 費 用 無料(ワークショップなど一部有料) 昨年の様子の写真 【この記事に関する問合せは】 アフリカンフェスティバルよこはま実行委員会事務局へ  電話045-317-7890 ファクス045-317-7643 ■開港160周年に客船「クイーン・エリザベス」が寄港!  大黒ふ頭客船ターミナル4月グランドオープン  客船「クイーン・エリザベス」船内見学会 日 時 4月28日(日)、5月5日(日・祝)午後(山下ふ頭 集合・解散) 費 用 無料 人 数 各日47人(応募者多数の場合抽選) 対 象 市内在住で、当日まで有効な運転免許証かパスポート所持の人(乳幼児や子ども含む)。  未成年者は、20歳以上の人の同伴が必要。車いすを利用の場合は介助者が同伴。見学時ベビーカー不可。 申込期日 3月15日(金)(消印有効)まで 申込方法 往復はがきの往信面に、行事名(市民船内見学会)、希望日(どちらか1日)、応募者全員(2人まで)の氏名(ローマ字)、性別、国籍、生年月日(西暦)、パスポートまたは運転免許証の種類と番号、住所、電話番号を記載し、返信面に当落通知の送付先を記載してください。  ※応募は1人1通まで。  ※参加者はキュナードメールマガジン会員に登録が必要。 申込先 〒231-0014 中区常盤町2-19 見学会事務局(株式会社旭広告社内) 当落通知時期 3月中旬から下旬まで 客船「クイーン・エリザベス」の写真(写真提供:キュナード・ライン) 【この記事に関する問合せは】 見学会事務局へ 9時〜17時(土・日・祝休日を除く) 電話045-663-7267 ファクス045-681-2695 ■横浜を感じるミニコラム  アッとヨコハマ  『ショートケーキとコーヒー』 山本 東次郎(能楽師)  昭和22年6月8日、多摩川能楽堂で行われた銕仙会(てっせんかい)の定例会が終わった夕方、11歳の私は父に言われるまま、幌付きトラックの荷台に乗った。観世寿夫・栄夫・静夫ご兄弟やお囃子方、能楽師の一行が向かったのは横浜にあるとあるホテル、進駐軍の上官達とそのご夫人のために能楽鑑賞会が開かれたのだ。狂言は「蟹山伏」。シテ(主役)の山伏は父、強力(ごうりき)は内弟子の中島、私は蟹の精の役であった。  終演後の立食パーティーには出演者一同も参加させてもらった。肉あり魚あり、名前も知らない西洋料理のご馳走が宴会場いっぱい、巨大な皿に山のように盛られている。目の眩むような光景であった。  敗戦からまだ2年、日本中が想像を絶するような飢餓状態にあった。母が大事な着物を抱えてどこか遠くの農家に出掛け、さつま芋と交換してリュックサックに詰めて帰ってくるのを暗くなるまでじっと待っていた時、こんな贅沢をしている人たちがいたのだ。  パーティー会場には中島に連れられて行ったが、父がどうしていたか記憶にない。「ギブミーチョコレート!」と叫びなから進駐軍のトラックを追いかけていく子どもたちを見て、「お前があんな真似をしたら許さん。俺は必ず扇一本で日本を救う」と言っていた父であった。子どもや弟子にはご馳走を堪能させながら、賑やかな会場の外で独り、日本の再建に思いを馳せていたのではないか。  クリームたっぷりのショートケーキと初めて飲んだコーヒー、甘くて苦い思い出である。 プロフィール 山本東次郎さん:能楽大蔵流狂言方。1937年5月5日、3世山本東次郎の長男として生まれる。1942年「痿痺(しびり)」のシテで初舞台。以後、狂言の伝承・普及に尽力。1972年4世東次郎を襲名。1992年芸術選奨文部大臣賞。1994年観世寿夫記念法政大学能楽賞。2007年日本芸術院賞など受賞歴多数。1998年に紫綬褒章。2012年には重要無形文化財各個認定(人間国宝)。また、2004年には山本東次郎家一門として、横浜文化賞を受賞。 「三番三(さんばそう)」(大蔵流) 山本東次郎の写真   撮影:神田佳明 提供:横浜能楽堂