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馬場花木園古民家保全(耐震補強及び曳家移転)
最終更新日 2020年12月28日
馬場花木園古民家保全(耐震補強及び曳家移転)
名称 | 馬場花木園 藤本家旧主屋及び付属棟 |
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所在地 | 鶴見区馬場二丁目20番地1 |
構造規模 | 木造 平屋 |
延べ面積 | 主屋133.97(m2)、東屋21.48(m2)、詰所88.96(m2)ほか |
設計 | 株式会社建文 |
工期 | 平成30年4月1日~令和元年6月28日 |
施工 | (建築工事)馬淵建設株式会社 (電気設備工事)会津電業株式会社 (衛生空調設備工事)株式会社金子工業所 |
全景
旧藤本家住宅主屋・詰所棟
主屋外観
主屋南面
主屋西面
主屋・詰所棟東面
主屋
主屋ダイドコロ(土間)・ザシキ
主屋ダイドコロ(土間)・ザシキ
主屋台所(土間)
設計者からのコメント
馬場花木園には、茅葺屋根の古民家(旧藤本家住宅主屋)と東屋が建っています。主屋は大正2年(1913)に現在の港北区篠原から移築されたといわれる建物で、東屋は納屋を茶室に改修した建物です。
今回の工事では、屋敷地の景観を継承し、主屋や東屋の歴史的・文化的価値を継承しながら、来園者のみなさんが安全に使えるよう、耐震補強工事を実施しました。また、茅葺や土壁など、伝統技術を用いた修復工事を行いました。工事中には、地元住民の方々を対象に見学会を行い、伝統技術を体験してもらうためのワークショップなども実施しました。
主屋の裏手には詰所棟を新築し、より多くの人が快適に利用できるように、主屋へのスロープや多目的トイレ等を設置しました。詰所棟は、主屋の茅葺屋根より軒を低く抑え、以前この場所に建っていた建物と同じ天然スレートを屋根材に採用するなど、景観意匠と積層した歴史に配慮した計画としました。
馬場花木園は、周囲の宅地化が進む中で、自然豊かな谷戸の地形の中に古民家が建つ、昔ながらの景観がよく残っており、主屋並びに東屋は横浜市の「特定景観形成歴史的建造物」に指定されています。気軽にお立ち寄り頂き、皆様に歴史的景観を体感して楽しんで頂けることを願っております。
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