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介護保険料額決定通知書の発送にあわせて、市内約94万2千人の皆さんに特殊詐欺への注意を呼びかけました!!!
令和5年は、オレオレ詐欺等の特殊詐欺が横浜市内で933 件発生し、約20億7,200万円の被害がありました。(暫定値)息子や孫をかたり現金をだましとる「オレオレ詐欺」や、還付金の手続を装って、ATM へ誘導し操作させる「還付金詐欺」の被害が多発しています。これらの詐欺は、電話に出てしまったことから始まるものが多く、留守番電話等に設定し、すぐに電話に出ないようにするなどの対策が有効です。そこで、特殊詐欺への対策を呼びかける内容のチラシを、介護保険料額決定通知書に同封し、注意を呼びかけました。
最終更新日 2024年7月1日
送付対象者
介護保険料額の決定を通知する、65 歳以上の第1号被保険者(約94万2千人)
通知書発送日
令和6年6月13 日(木曜日)から順次発送
チラシデザイン
従来の啓発手法とは異なり、人の行動や特性に注目し、強制力を伴わず人々が望ましい行動をとるよう促す「ナッジ」を活用したデザインを採用しました。
チラシの作成に当たって、科学警察研究所犯罪予防研究室長 島田貴仁氏と横浜市行動デザインチームYBiT に協力を頂きました。
◆科学警察研究所犯罪予防研究室長 島田 貴仁(しまだ たかひと)
大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了。
カーネギーメロン大学公共政策・経営研究科修士課程修了。博士(人間科学)。
専門は応用心理学・環境心理学・犯罪予防。著書に『犯罪と市民の心理学』
(共編,北大路書房)、『犯罪予防の社会心理学―被害リスクの分析とフィールド実験による介入』(ナカニシヤ出版)など。
◆横浜市行動デザインチームYBiT(ワイビット)
いわゆる「ナッジ」など行動科学の知見をふまえて行政実務の改善に取り組むチーム(2019 年に、地方自治体では日本で最初に設立されたナッジユニット)。庁内の幅広い分野で相談を受け、助言を行なっている。
ナッジポイント
◆ナッジポイント1
市内で一番被害の多い「預貯金詐欺」(令和6年4月時点)は、市役所や区役所の職員を名乗り、新しい給付金の支給や医療費などの払い戻しがあるからと、キャッシュカードの確認や取替の必要があるなどの口実で自宅を訪れ、キャッシュカードをだまし取る手口です。
詐欺の電話を受けた時点では、それが詐欺の電話かどうか分かりません。実際の「預貯金詐欺」の詐欺電話に近い状況を想像していただき、電話を取る前から警戒しないと詐欺に気づくのが難しいことを実感してもらうため、一見して詐欺に関するチラシとは分からないデザインにしています。
◆ナッジポイント2
読んだ人が簡単にいますぐできる行動を、「~しない」という表現ではなく、具体的に示しています。
◆ナッジポイント3
詐欺の犯人が録音を嫌がり電話を切るという、行動のメリットを明示しています。
自分が留守電設定することが知人も留守電設定するきっかけになるという、利他的な動機づけを記載しています。
このページへのお問合せ
市民局地域支援部地域防犯支援課
電話:045-671-3705
電話:045-671-3705
ファクス:045-664-0734
ページID:403-573-516