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連載3 ホタルと花で憩いの川に ―佐江戸せせらぎ水辺愛護会・都田江川せせらぎ水辺愛護会

連載3 ホタルと花で憩いの川に ―佐江戸せせらぎ水辺愛護会・都田江川せせらぎ水辺愛護会

区内の自然を守っている市民の活動を紹介します。全7回。


区の南部を東西に走る「江川」をご存知ですか? 幕末の頃より鶴見川取水の農業用水路として、昭和40年頃まで重要な役割を果たしていましたが、地域の急激な都市化により役目を終え、一時は枯渇し、荒廃していました。しかし、平成8年に最上流部にある都筑水再生センターの高度処理水が流れる水路となり、今では「江川せせらぎ」の名で美しい親水施設として整備されています。上流部ではホタルが舞い、下流部は有名なお花見スポットに。でも、この美しい環境が、地域住民と企業の参加により作られていることはあまり知られていません。今回は、江川せせらぎで活動する2つの水辺愛護会をご紹介します。


ホタルとニシキゴイの名所を夢見て!

上流部(佐江戸町)で活動しているのは「佐江戸せせらぎ水辺愛護会」。流域の住民や企業が個別に行っていた美化活動に、一丸となって取り組もうと、平成17年に結成されました。現在の会員は約50人と法人14社。「抜群のチームワークで、毎回の活動もほぼ100%の出席率でフル回転しています」と笑顔の安部会長。流域950メートルを2時間かけて清掃。70リットルのごみ袋100個分もの雑草やごみを回収します。また活動日以外も毎日のように会員が手入れをしているため、いつもピカピカ! 川岸にはカワセミやシラサギ、トンボもよく飛んでくることで有名です。たくさんの花を植え、ニシキゴイの稚魚100匹を放流し育てています。川は水源が水再生センターのため、年間平均水温24度と高く、コイもよく育ちます。
そして、5月も下旬になるとホタルが! 都田西小の児童が学校で幼虫を飼育し、3月に放流しています。ホタルの餌や天敵などに注意して見守り、3カ月後、手塩にかけたホタルが舞う喜びをみなで分かち合います。なかなかたくさんは育ちませんが、将来はホタルの乱舞が見られるようにがんばっています。水温が高いため、見ごろは5月下旬から6月初旬と他より少し早め。6月に行われる「ほたるの宴」ではごちそうも振る舞われます。「ぜひ遊びに来てください」


・佐江戸せせらぎ水辺愛護会
定例活動/年5回ほど、不定期。午前8時から11時頃まで。
会長・安部喜平さんTEL(931)3860



写真左から●こんなキレイなカワセミもよくやって来るんですよ。●ホタルを愛でながら地域の人と交流する「ほたるの宴」。●一丸となって清掃活動。約1キロに渡る水辺も2時間ですっきり、さっぱり!●活動後は豚汁で乾杯。「これがまた楽しいのです」。左端は会長の安部さん。


見上げれば200本の桜、足元には1万5千本ものチューリップ!

下流部(東方町付近)で活動するのは「都田江川水辺愛護会」。「江川」でピンとこなくても、「桜とチューリップが競演する都筑の名所」と聞けば、「あそこね!」という人も多いのでは。940メートルの区間に、昭和60年頃、市に働きかけてソメイヨシノ200本を植えました。その後愛護会を結成。約50人が中心となって毎日コツコツと花壇づくりや清掃活動をしてきました。努力が実を結び、毎年4月には川岸の両側から枝を伸ばした桜のトンネルと彩り豊かなチューリップがほぼいっせいに咲き誇り、それは見事! 区外からも花見客がやってくるほど有名になっています。チューリップを植え始めたのは10年前で、毎年増やし、今では1万5千株になりました。秋に都田小の児童と一緒に球根を植えています。
スイセンやカキツバタも美しく咲き誇ります。「花いっぱいの川を作りたい。花を植えることで自分も癒され、花が咲くと周りから褒められ、またやる気になります」と語る長谷川会長。来年の春は、さらに見応えのある花々に出会えることでしょう。どうかお見逃しなく!


・都田江川せせらぎ水辺愛護会
定例活動/月1回、不定期。午前8時半から11時頃まで
会長・長谷川秀男さんTEL(942)9700



写真左から●約1キロに渡り桜とチューリップが競演する花・花ワールド。県外まで知られる名所なのです。●5月はカキツバタを楽しめます。合間を縫って清掃活動。●11月のチューリップの球根植え。都田小児童もお手伝い。●花見会での長谷川会長。「たくさんの人にこの風景を見てもらいたいです」

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