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連載第1回 「社員食堂のメニューに都筑野菜登場!」

 ボッシュ(株)横浜事業所(牛久保)/生産農家 加藤之弘さん(折本町)

 

きっかけは、自分たちにできる地域への貢献

  市営地下鉄中川駅の北側に位置するボッシュ()横浜事務所では、今年度から社員食堂のメニューに地元で穫れた新鮮な都筑野菜を使っています。提案したのは、事務管理部門のセクションマネージャーを務める栗林進さん。「環境にやさしく、地域の活性化にもつながる地産地消。これを何とか取り入れたいと思いました」とのこと。一人ひとりにできることをしようという、社会貢献を重視するドイツボッシュ社ゆずりの社風からの自然な発想でした。

 

 善は急げ! とはいえ最初の一歩が分からず都筑区に相談したところ、地場野菜の流通販売を手がける横濱花菜屋(よこはまはなや)の花田勝文さんを紹介されました。社員食堂の支配人・木村哲也さん《エームサービス関東()》を中心に検討を重ねた結果、社内の給食委員会で承認されました。木村さんは次のように話します。

 

 「栗林さんのすばらしい提案を、ぜひ実現したいと思いました。メニューの値段を維持するために花田さんのアドバイスをいただき、規格にとらわれない仕入れや豊作になった旬の野菜を選ぶなどの工夫をしています」。それに加え、食文化や宗教への配慮も必要、と栗林さん。「ここで働く社員の国籍は常時15ヵ国ぐらいあります。菜食主義だったり、宗教や宗派によって食べられる肉の種類が限定されたり、酒は調味料のみりんさえ口にできないなどの制約があり材料選びにはたいへん気を遣いますが、木村さんたちはとても細やかに応じてくれています。その甲斐あって、ここは数あるボッシュの社員食堂の中でもダントツで評判が良く、とってもおいしいです」。

 

 都筑野菜の代表格である小松菜やほうれんそうを4月から小鉢ものの材料に使っていて、今はまだ不定期入荷ですが、今後は定期的に注文して主菜にも使いたいとのこと。「小松菜とエリンギのペペロンチーノとか、いいですよね」と、木村さんは新しいメニューをあれこれ思案中です。

 

 献立や、掲示物・メニューの見せ方などを検討する給食委員会の矢部恵美子さんは次のように話します。「やはり、新鮮な野菜は美味しいですよね。それに加え、このメニューが地域経済や農業に貢献できる点にも着目して、社員は一品一品を選んでいます。横浜事務所のメンバーの社会貢献への関心はたいへん高いと思います」

 

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この日の小鉢は数種類の和え物。

社員にもたいへん好評でした。

社員食堂のメニューは見た目も味も二重丸!

左から、花田さん、矢部さん、栗林さん、木村さん


 

収穫したての新鮮さが地場野菜の強み

 年間25〜26種類もの作物を育て、横濱花菜屋と提携して出荷している折本町の加藤之弘さん。先祖をたどれば、なんと400年前の江戸時代から続く農家だそうです。「消費者のすぐそばの畑で穫ってすぐに運べるから、大根でも人参でも、青々とした葉付きのまま出荷します。葉はしなびやすいから通常は切り落としてしまうけど、栄養たっぷりなんです」と、ふわふわした葉が揺れるにんじん畑を見せてくれました。新鮮な農産物は都筑区の宝。生産者と利用者の間をとりもつ都筑区の取り組みが地産地消の輪を広げ、農業支援につながっていることを、加藤さんの笑顔が物語ってくれました。

 

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味噌をつけてかじりたい加藤さんのキュウリ。

これから夏野菜の収穫に追われます。

畑にはふわふわと揺れるにんじんの葉。

天ぷらにして食べたい!

キュウリをパリッ。

「旨いねー」と自然に笑みが浮かぶ加藤さん。



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