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記者発表一覧

  

 

【記者発表資料】

水道局建設課

電話:045-331-5560

FAX:045-332-1494

 

 

 

 

 

消防用設備点検委託の入札における落札者の決定誤りについて

 資源循環局及び水道局が発注した消防用設備点検委託において、積算に誤りがあり、その結果、誤った予定価格及び最低制限価格(以下、「予定価格等」という。)で入札を行っていたことが判明しました。正しい予定価格等で入札を行っていた場合、平成24年度以降の14件(資源循環局4件、水道局10件)の契約において異なる事業者の方が落札者となっていました。
 事業者の皆様には多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
 両局の具体的な状況は下記のとおりです。

 

1 資源循環局について

(1) 積算ミスの内容

 平成25年度から平成28年度までに実施した都筑工場消防用設備点検委託において、設計に用いた「建築保全業務積算要領」(※1 以下、要領)では、点検作業員人数の補正人数を1契約につき1回加算することとしていますが、点検を2回行うこととしていたため解釈を誤り2回加算し、積算金額が過大となりました。
 ※1:国土交通省大臣官房営繕部が発行している標準的な積算の考え方を示したもの。

 

(2) 経過

平成29年9月6日

 入札手続き中であった平成29年度都筑工場消防用設備点検委託において、事業者から積算の考え方について質問があり、確認したところ誤りが発見されました。そこで現時点で調査可能な都筑工場消防用設備点検委託について確認し、そのうち4年分(4件)について本来落札者になり得た事業者以外の事業者に落札決定していたことが判明しました。

9月7日〜11日

 局内で発注した、現時点で調査可能な過去の全ての消防用設備点検委託について調査を実施したところ、最低制限価格制度導入(平成24年1月)以降の平成24年度から平成28年度に落札者が変更となるものはないことを確認しました。
(調査件数127件)

9月12日〜14日

 受託者4者及び、本来であれば落札者になり得た4者に対し謝罪と事情説明を行いました。

 

(3) 原因

 平成25年度の委託積算において、積算根拠の内容を確認しないまま、補正人数の加算を1回のみすべきところを2回してしまいました。

 補正人数の加算回数については、要領に記載がなく、同要領の解説書に記載があるのみで、当時の積算者は解説書を確認することなく、1契約の中で消防点検を年2回行うこととしていたため、誤って2回加算してしまいました。

 検算者においても積算根拠について改めて確認することなく、2回加算に疑問を持たないままチェックをしたため、過大な積算金額となってしまいました。

 設計者・検算者とも年度ごとに変わっていますが、経年的に前年度と同様の積算及び検算を行ったため間違いに気が付きませんでした。

 

(4) 再発防止策

 都筑工場では、委託についても工事と同様に係間での相互検算により、チェック体制を強化します。

 局内で統一した積算が行えるようシステムの導入及び一般的仕様書の作成を進めます。

 局内にプロジェクトチームを設け、誤認しやすい積算事例などを取りまとめ、周知徹底するなど積算に対する知識や意識を高めていきます。

 

(5) 参考(入札結果一覧)

 正しい最低制限価格で入札が行われていた場合に、実際の契約者ではない事業者が落札者となっていた4件は次のとおりです。

 

(税抜き価格:円)

年度

実際に行われた入札

ミスがなかった場合の入札

落札価格

最低制限価格

落札価格

最低制限価格

25

1,502,000

1,394,067

1,390,000

1,381,400

26

1,615,000

1,600,500

1,596,000

1,587,525

27

1,615,500

1,612,875

1,601,500

1,597,725

28

1,702,500

1,701,900

1,693,650

1,688,100

 

2 水道局について

(1) 積算ミスの内容

図 積算誤りのイメージ
図 積算誤りのイメージ

ア 29年度の競争入札による発注

(ア)中村ウォータープラザ消防設備点検委託(以下、「中村委託」という。)

 

 [1]内訳明細書において特記仕様書と異なった条件を使用したこと、[2]特記仕様書に記載のない項目を内訳明細書で計上したこと、から本来より高い予定価格等で入札が行われました。

 

(イ)西谷第2分庁舎消防設備点検委託(以下、「西谷委託」という。)

 

 特記仕様書に記載した項目の一部を内訳明細書では計上しなかったため、本来より低い予定価格等で入札が行われました。

 

 

 

 

イ 24年度以降の競争入札による発注

 今回の事務処理ミスの判明を受けて、競争入札で発注した消防設備点検委託のうち、現時点で調査可能な24年度以降の全てについて調査を行いました(最低制限価格制度が適用されたのも24年度です)。アの案件を含む調査結果は次の表のとおりです。

 

年度

発注件数(A)

(A)のうち、予定価格等に誤りがあり、正しい予定価格等で入札が行われていた場合に、契約者ではない事業者が落札者となっていた発注件数

本来の落札者及びくじ引き(※3)により落札者になり得た事業者数

24〜29年度

31件

10件(※2)

19者(14者)

( )内:重複を除いた事業者数

(※2)

この10件のほか、予定価格等の誤りは2件ありましたが、予定価格等が正しかった場合においても落札決定に影響はありませんでした。 

(※3)

落札となるべき価格と同額の入札が2者以上あった場合は、くじ引きによって落札者を決定します。

 

(2) 経過

平成29年

 

 7月21、27日

入札手続きを経て、現在の契約者を落札者として決定し契約締結
(7/21中村委託、7/27西谷委託)

 8月9、14日

開示請求に基づき内訳明細書を開示(8/9中村委託、8/14西谷委託)

 8月17日

開示請求者から、上記委託2件の特記仕様書と内訳明細書の内容に不整合がある旨の連絡があり、確認したところ設計金額の誤りが判明。当該契約自体は有効に成立しており、履行中であることから委託契約は継続

 8月18日〜9月15日

競争入札で発注した消防設備点検委託のうち、現時点で調査可能な24年度以降の全てについて確認したところ、24年度から29年度までに、上記2件の発注以外に8件の発注において、積算の誤りによる落札者の決定誤りが判明

 8月24日〜9月22日

誤りのあった発注において、正しい予定価格等で入札が行われていた場合の落札者及びくじ引きにより落札者になり得た事業者の計14者に対して、訪問等により謝罪と事情説明を行いました。また、当該発注の契約者にも同様に謝罪と事情説明を行いました。

 

 なお、競争入札ではなく公募型見積合せにより発注した平成24年度以降の消防設備点検委託64件のうち12件について積算の誤りがありました。公募型見積合せにおいては最低制限価格の設定がないことから、契約者の決定への影響はありませんでした。

 

(3) 原因

 特記仕様書の内容との整合性を十分確認しないまま、過年度の誤った内訳明細書を複写して使用したため積算誤りとなりました。また、特記仕様書と内訳明細書については、それぞれ記載した項目を一対一で対比できない様式で誤りが見つけにくいため、特記仕様書の項目・条件等を内訳明細書に誤って入力したことに気が付くことができませんでした。

 チェックシートを活用して建設課でダブルチェックを実施していましたが、チェックに必要な項目が足りず十分なチェックができていませんでした。

 特記仕様書と内訳明細書などを作成する建設課と、消防設備が設置されている施設を管理し委託発注を行う施設所管課(各水道事務所等)で作業を行っていますが、双方に当事者意識が欠けていたため、設計書確認作業が十分ではありませんでした。

 

(4) 再発防止策

 誤りを見つけやすく内容の確認が容易となるよう特記仕様書の様式を改善し、特記仕様書と内訳明細書の項目・条件等の内容確認を十分行います。

 チェックシートに特記仕様書と内訳明細書の突合せができるようチェック項目の再確認・見直しを行います。さらに、ダブルチェックの後にもう一人がチェックを行うこととし、チェック体制を強化します。

 ミスが起きにくい環境づくりを進めるため、建設課と施設所管課の双方の責任を明確にします。また、関係各課と今回の誤りの原因を共有し、再発防止策を徹底します。

 

(5) 参考(入札結果一覧)

 正しい予定価格等で入札が行われていた場合に、契約者ではない事業者が落札者となっていた10件は次のとおりです。

 

 

ア 予定価格等を過大に積算

(税抜き価格:円)

年度

委託名称

実際に行われた入札

ミスがなかった場合の入札

落札価格

最低制限価格

落札価格

最低制限価格

27

菊名委託(※4)

825,000

825,000

802,500

802,500

中村委託

810,000

802,500

725,800

712,500

28

中村委託

875,500

870,000

817,500

817,500

29

中村委託

825,000

825,000

750,000

750,000

(※4)菊名委託:菊名ウォータープラザ消防設備点検委託

 

 

イ 予定価格等を過小に積算

(税抜き価格:円)

年度

委託名称

実際に行われた入札

ミスがなかった場合の入札

落札価格

最低制限価格

落札価格

最低制限価格

24

菊名委託

686,857

686,667

718,000

713,334

25

西谷委託

653,340

653,334

660,000

660,000

菊名委託

705,900

700,000

729,000

726,667

26

西谷委託

735,000

735,000

742,500

742,500

菊名委託

787,500

787,500

820,500

817,500

29

西谷委託

735,000

735,000

772,500

772,500

   

 

 

 

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水道局噴水マーク 横浜市水道局建設課 - 2017年10月6日作成
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