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市民局

広報よこはま2013年12月号 ミニコラム「@ヨコハマ」

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横浜を感じるミニコラムアッとヨコハマ
『夢は船長』 古谷 徹(声優)

横浜に生まれ育ったおかげで抱いた夢がある。実家は磯子区の小さな商店街で豆腐屋を営業していた。国道16号線まで歩いて数分、今では埋め立て地に工場が建ち並ぶが、子どもの頃は国道には市電が走り、道路を渡ると潮干狩りや海水浴ができる砂浜が広がって、そのはるか沖にはタンカーや客船が行き交っていた。
正月は毎年、家族で中華街に行き、年に一度のごちそうを食べた後は、きまって山下公園を散歩して、大さん橋に停泊する豪華客船に感動したものだ。子ども心に抱いた夢は、大人になったら外国航路の客船の船長になって世界中を航海すること。
いつの間にか、夢とは全く違う道を歩んで来てしまったが、常に心のどこかに船長への憧れはくすぶっていて、30歳の頃はゴムボートを購入し、わざわざ船長帽をかぶって海釣りを楽しんだりした。
一級小型船舶の免許を取ったのは43歳の夏だ。レギュラーの仕事が一段落して時間ができた毎週末、本牧にある日本船舶職員養成協会に2か月ほど通った。自分の船は未だに持っていないし、その後、全く操船もしていない。30代に始めたウインドサーフィンが体力的にできなくなったら、替わりにクルージングを!と思っているうちに今になってしまった。まだまだウインドでも快感を味わえるのだが、先の事を考えると、マイボートを購入し船長になる夢を、本気で検討しなければならないと思うこの頃である。

一級小型船舶操縦士の免許を取ったときに乗船した日本船舶職員養成協会の実習船との写真
一級小型船舶操縦士の免許を取った時に乗船した日本船舶職員養成協会の実習船と

プロフィール
古谷 徹さん   古谷 徹さん:磯子区出身。関東学院六浦高校、明治学院大学卒業。「巨人の星」の星飛雄馬役、「機動戦士ガンダム」のアムロ・レイ役、「ドラゴンボール」ヤムチャ役など数々の代表作を持つ。現在は声優のほか、ナレーターとしても活躍中。