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市民局

■■ティー・ミーティング~ようこそ市長室へ~ ■■

平成23年度開催状況

 

ハヤシランチミーティングロゴ
当日
日      時: 平成23年12月19日(月)
14:00から15:00まで
会      場: 市長室
出席団体: 「多文化まちづくり工房」
(8名)
団体概要: 泉区の県営いちょう団地で、日本語教室や子どもへの補習、生活相談などを行うほか、外国籍の若者中心の防災チーム「TRYangels(トライエンジェルス)」を立ち上げ、地域で活動しています。平成22年度に、神奈川県初の国際交流基金地球市民賞(※)を受賞しました。

平成23年度 第9回目のティー・ミーティング~ようこそ市長室へ~は、「多文化まちづくり工房」の皆様を市長室にお迎えし、“地域における多文化共生のまちづくりについて”をテーマに意見交換を行いました。


(まちづくり工房)
泉区のいちょう団地には、ベトナム・カンボジアなど多くの外国籍の方が住んでいます。「多文化まちづくり工房」は、平成12年に発足しました。日本語教室から出発し、現在では、子どもたちの学習サポート、生活相談や居場所づくりなども行っています。外国籍の方から寄せられる生活相談は、年間で約1,000件にものぼり、多言語の通訳たちが力を生かしています。

 



(まちづくり工房)
平成22年8月には、泉消防署と協働で「TRYangels(トライエンジェルス)」という外国籍の若者中心の防災チームを立ち上げました。東日本大震災発災時には、外国籍の方のお宅を訪問して、安否確認や、避難誘導を行いました。震災後、計画停電などが続き、日本人でも情報を入手しにくい状況の中で、外国籍の方々の戸惑いは大きかったと思います。そこで、団地内で「エレベーターは使えません」という多言語の掲示をしたり、団地内の放送機器を使って、停電などに関する情報を多言語で放送していました。今後も「TRYangels(トライエンジェルス)」の活動を発展させていきたいと思います。

 

 


(まちづくり工房)
私たちは、泉消防署と協働で、人工呼吸・AEDなどの応急手当方法に関する多言語のリーフレットも作成しました。その際、実際にAEDの訓練を受け、どういった部分が読み手に伝わりにくいのか、何度も話し合いを重ねました。泉消防署の方々は、日々の命の現場での経験を生かし、リーフレットの作成にとても親身になってアドバイスをくれたり、小さなことでも丁寧に対応してくれました。

 

 


(まちづくり工房)
外国籍の方は、防災訓練などの活動にも大変積極的で、地域の方々も「皆優しくて、とても良い方たちだね」と言っています。外国籍の方と実際に関わってみると、日本人よりも気兼ねなく接してくれる方が多いです。互いに歩み寄り、もっと地域の中での関わりを増やしていきたいと思います。

 

 


(まちづくり工房)
外国籍の方自身が自分たちのまちづくりに参加することで、暮らしやすいまちが実現すると思います。高齢化が進む中で、外国籍の若者の力を、地域の担い手として取り込んでいくことが非常に重要です。行政と協働しながら、外国籍の方も日本人も、一緒に地域を支えていける仕組みが作られれば良いと考えています。

 

 


(市長)
今後約30年の間に高い確率で大地震が起こると言われているため、防災に力を入れていかなければなりません。日頃から、地域での高齢者の見守りや、支えあいを行うことも大切です。皆様がなさっている活動は、外国籍の方が地域に溶け込む強力な後押しになっていると思います。多様な文化や国民性をお持ちの皆様が、地域で助けあって生活されていることはとても素晴らしいことなので、それをより幸せなものにしていくために、互いに協働していければ良いと思います。

 


(まちづくり工房)
外国籍の方の中には、能力は高くても日本語ができないばかりに、十分に力を生かせない方がたくさんいます。これは、彼ら自身にとっても、日本の社会にとっても、非常にもったいないことです。これまでの日本語教育は、留学生のための教育がほとんどでしたが、今後は、日本に生活し、日本の力になっていく方々のための教育を充実し、人材として育てていくことが必要だと思います。

 



(まちづくり工房)
家の中では母語、外では日本語に触れる環境で育つ子どもたちは、語学力にハンデを負うことが多いです。中学生くらいになって学習の難易度が上がると、日本語で話はできても、問題を解くのが苦手になってしまう場合もあります。現在私たちは、入学前の子どもたちを対象に、ひらがなの勉強や読み聞かせを行うプレスクールを開いています。小さなころから長い目で見て、しっかりサポートすることが必要です。

 


(市長)
日本で暮らす外国籍の方が最もお困りになるのは、言葉の壁だと思います。仕事をする際にも、言葉が習得できれば、ご自身の力を発揮できる機会が増えるのではないでしょうか。行政としても、日本語習得の機会について広報を充実するなど、できることがあると思います。現在では、外国籍の方も日本人も、皆様が一緒になって暮らす時代になりました。素晴らしいことである反面、いろいろな問題も生じるため、解決に向けて考えていかなければなりません。

 


(まちづくり工房)
多文化共生というと、どうしても国際交流の観点から考えられがちですが、実際には、地域福祉などの部分が大きいと思います。生活相談でも、「予防接種について教えてほしい」など、福祉に関わるような相談が非常に多いです。国際交流や地域振興の観点だけでは見逃してしまう問題もたくさんあるため、今後は福祉の切り口からも、外国籍の方への取組を進めていかなければならないと思います。

 


(まちづくり工房)
「日本語に自信がないため、病院に付き添ってほしい」という依頼も非常に多いです。手術が必要な時など、専門性が高い場合は県から通訳が派遣されることもありますが、例えば、風邪を引いて病院に行きたい時などに対応するシステムが、現状ではありません。外国籍の方が多い地域では、週1回でも病院に通訳を確保し、サポートできる体制を整える必要があると思います。通訳が可能な人材の力を、そういった部分に活用できるのではないでしょうか。

 


(まちづくり工房)
私たちの活動の中でも、特に日本語教室などは、多くのボランティアの方々が教えに来てくださり、支えてくださっているため、これまで続けてくることができました。日本語を教えることに限らず、何かボランティアなどで他者の役に立ちたいと考えている方は案外多いのですが、自分の力をどのような場面で生かせば良いのか、分からないのだと思います。市民がいろいろなところで力を発揮できるチャンスがもっと作られれば良いと思います。

 


(市長)
皆様の「自分たちのまちを暮らしやすいまちにしたい」というお気持ちが、「多文化まちづくり工房」の活動を支えていると思います。現在の日本では、地方自治や地域主権といったことが非常に大切ですが、地域の皆様方に、ご自身でコミュニティをつくっていくという強いお気持ちがなければ、行政で制度を作っても形骸化してしまいます。外国籍の方が多い地域の皆様からは、本日伺ったような問題の解決に向けて、たくさんのヒントをいただけると思います。県や国とも協力しながら、皆様が暮らしやすい横浜市を目指して、努力していきたいと思います。本日は、大変素晴らしいお話をお聞かせいただき、本当にありがとうございました。

 

 

 

  -参加者の皆様のその他意見-



  ※ 国際交流基金地球市民賞
      日本各地で地域の特性を生かし、優れた国際文化交流活動を行っている非営利の団体に対し、独立行政法人国際交流基金から贈られる賞です。

 

  今回のティー・ミーティングには、ヨコハマ・グッズ「横濱 001」の認定企業4社等から、次の商品をご提供いただいています。

 ・かをり商事株式会社 「ヴィーナスの誕生」

 ・ふらんすやま 「横浜散歩道」より「ふらんすやまポテト」、「山下公園の銀杏並木」 

 ・横浜増田窯 「特製茶碗」

 ・株式会社丸加 「横浜絵コースター」

 ・横浜市水道局 「はまっ子どうし The Water」

 *ヨコハマ・グッズ「横濱 001」の詳細については、上のバナーをクリックしてください。

 

 また、菓子皿は、財団法人横浜市資源循環公社から「リユース食器」をご提供いただいています。

 *「リユース食器」の詳細については、こちらをクリックしてください。