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平成23年第3回定例会審議速報 9月2日(金)議案関連質疑 6 井上さくら

○議長(川辺芳男君)次に、井上さくら君。
       〔井上さくら君登壇、拍手〕
○井上さくら君 井上さくらでございます。最初に、1つだけ津波対策について伺います。
 市民に危険を知らせるための同報無線スピーカーの設置、どのようなスケジュールで検討していくのか伺っておきます。
 次に、放射線対策です。
 ここまでの質疑を聞いておりまして、相変わらず市場に出ている食品は安全なのだけれども、不安だという声が多いので対応する、こういう言葉が聞かれます。そう言っていた結果、子供たちに汚染牛肉を食べさせてしまったわけですから、今、安全の前提が崩れたという認識はあるのかないのか、これは市長と教育長、両方にお尋ねしておきます。
 先日新聞に出ていた市長のインタビュー記事を見て私は目を疑いました。市の対応は最善だ、最も恐れたのは漠然とした不安の広がり、過度の対応は逆に市民に不安を与えるという市長の言葉が並んでおりました。これでは給食の汚染牛肉の問題も市の側には何ら省みる点はない、心配する父母の不安のほうが問題だと言わんばかりの内容で、多くの市民を驚かせております。市長、これは本当に市長の言葉なのでしょうか。もしこの記事が市長の真意と違うのであれば、そうではないのだとこの場で訂正をいただきたいと思います。そして、市長自身はこの給食の汚染の問題についてどのように感じているのか、本当のところを市長自身の言葉で市民に向けて今お話をいただけないかと思います。(「そうだ」と呼ぶ者あり)
 この汚染が明らかになる前から給食が心配だというたくさんの市民の声が寄せられておりましたけれども、横浜市はきっぱりと退けてきました。市場に出ているものは安全なのだ、何を言っているのだと。私も話し合いの場に同席しておりましたけれども、本当にかたくなだったのです。しかし、あっけなくその前提は崩れていると私は思います。結果、10万人を超える子供たちに内部被曝の危険を負わせてしまったこと、これは私たち議会も含めて謝罪をし、反省しなければならない問題だと思います。(「そうだ」と呼ぶ者あり)これまでの間違いを認め、責任の所在を明らかにし、二度と繰り返さないようにする、それが求められているのです。市長にその認識はないのか伺います。
 今回の補正予算、給食については相変わらず1日1検体の測定を継続することになっております。この対応と今回の給食汚染の失敗とが私にはどうしても結びつかないのです。今後牛肉だけではない、お米や牛乳や魚、こうしたものが牛肉と同じように後から汚染がわかるということがもう二度とないと言えるでしょうか。1日1検体の測定で給食汚染の再発防止になるとお考えなのでしょうか。これで十分と考えての対応なのか、市長に伺います。
 先日農水省が公表した農地の放射能汚染調査、作付制限地域の外の農地からも5000ベクレルという国の基準を超えるセシウムが検出されました。制限地域外ですから、農作業が行われ、収穫もされます。出荷元での検査はあくまでサンプル調査にすぎませんから、必ず市場に出てきます。本来は制限地域を広くとって生産者に十分な補償をするべきだと思いますけれども、そうはなっておりません。結果、食のセーフティーネットは大きな穴があいてしまっている。こういう中でどうやって子供だけでも守るかということが問われております。できないことではありません。給食については、食材の産地に配慮すること、そして、子供たちが食べる場面にできるだけ近いところで実測をすることです。今回の補正の測定器は空間しかはかれませんけれども、食品もはかれるシンチレーション式測定器を各校に配備をすれば、子供たちが食べる前にその食事全体の汚染状況を把握することは可能でございます。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)これをぜひ提案いたします。
 また、今回計上されている測定器については、校内のまだはかっていない地点をきめ細かく測定することで、いわゆるミニホットスポットを見つけ出し、そこに子供を近づけないこと、いずれは除染を含めた対応に活用すべきです。川崎では、既に学校、公園の堆肥づくりなど、落ち葉の集積場所にはもうしっかりブルーシートがかぶせられております。周りに赤いコーンが立っていて子供が近づかないようにされています。すぐそばの川崎でこういうことをやっているわけですから、横浜でも対応を急ぐべきではないでしょうか。(「そうだ」と呼ぶ者あり)今の2つは提案ですので、お考えがあればお聞かせいただきたいと思います。
 最後に、教育長に1つ、給食汚染の問題を受けて、教育委員会が出した保護者への手紙について配付をする仕事の学校長が中身の改ざんをして出した、こういう重大な問題が起きております。どのような考えでこういうことをしたのか、きちんと調査をし、けじめをつけるべきですが、その実態、今後の対応などについて伺います。
 以上、提案を含めて8点申し上げました。ひとまずお答えをお願いいたします。(「よし、すばらしい。検知器はここまで突っ込まなきゃだめなんだぞ、みんな」と呼ぶ者あり)
○副議長(川辺芳男君)林市長。
       〔市長 林文子君登壇〕
○市長(林文子君)井上議員の御質問にお答え申し上げます。
 同報無線の整備スケジュールでございますが、津波からの避難を呼びかけることは大変重要であると認識しておりまして、現在、沿岸部への同報無線などの緊急放送設備の整備を検討することに向けた基本的な調査、研究に着手をしております。
 安全神話が崩れたということについてでございますけれども、市場に流通している食品は、国として暫定規制値を超えたものについては出荷を制限する対策をとっておりました。しかし、牛肉については結果としてこの規制値を超えるものが出荷され、市民の皆様が大きな不安を感じられたことについては大変残念に思います。現在は肉牛の出荷制限がかかっていた4件で安全を確認する体制が整いましたので制限が解除されています。本市においても継続した検査を行い、その結果を迅速、的確に公表いたしまして、市民の皆様の不安を少しでも和らげるよう努めてまいります。
 東京新聞のインタビューに関してでございますが、発災当初から本市や神奈川県を初めとした近隣自治体の大気データを参考にして横浜市域の状況は安全であることを判断し、発信をしてまいりました。また、水道水のように検査による安全確認が必要なものについては国の通知を待たずに検査を開始しています。原発事故以来、放射線に関する漠然とした不安の広がりに対して、ホームページや専用ダイヤルを活用し、放射線に対する正しい情報や知識をしっかりお伝えしてくことが必要と考え、そこに専心をしてまいりました。その後、横浜市域は安全であるとの判断に変化はありませんが、特にお子さん方の健康についての不安が増加してきた状況を受けまして、少しでも安心していただけるように6月13日に校庭等の測定を開始しました。過度な対応をすることで逆に不安を与えたりストレスを感じさせたり風評被害につながることは避けねばならないという気持ち、そして、もちろん市民の方の安全をお守りするという、この両輪で私としてはやってきたつもりでございます。独自基準を設けている都市も一部あるようでございますが、食品などの物の流通を見れば、独自基準によって一部の地域に限られるまちまちな対応をすることには限界がございまして、さまざまな混乱を生むことも明らかです。国の統一した基準、ルールのもとに全国の自治体で広く検査が行われることが大切であると考えておりまして、早く国が子供に配慮した基準を設けるべきだと思います。
 9月に広報よこはまで放射能関係の特集号も発行しています。東京新聞の記事でそういった受けとめられ方をしたとすれば、私自身も言葉が足りなかったと思いますけれども、市としては本当に市民の皆様の安心、安全を第一にやってきたということは私が東京新聞に申し上げたいことでございました。
 それから、過ちを認めて二度と繰り返さないという認識ということはどうなのかという御質問でございますが、現在、各自治体において食材について検査を行っております。また、本市においても給食食材の検査を行い、仮に暫定規制値を超える検査結果が出た場合、その食材の使用を取りやめることにしております。すべての品目を検査することは、1食に10種類の食材を使用する給食を48ブロック調査することや、仮にすべての食材をミックスしたものを一度に検査しても、汚染食材の特定には再度検査が必要なこと等から非常に難しい問題がございます。
 1日1検体で十分かという御質問でございますが、現在、民間検査機関に依頼いたしまして1日1検体の検査を行っていますが、今後拡充することを検討しておりまして、拡充する部分については衛生研究所の検査機器を活用できるように調整してまいります。
 以上、お答え申し上げました。
○副議長(川辺芳男君)山田教育長。
       〔教育長 山田巧君登壇〕
○教育長(山田巧君)食材の安全かという認識についてでございますけれども、これまで食材については、発災後、国等からの通知など、その時点で得た情報をもとに判断してきてございます。しかしながら、発災後、保護者の方々からの食材に対するお問い合わせも多く、また不安の声も多かったことから、6月16日の給食食材については、6月16日の野菜の検査から逐次検査を行っておりまして、品目についても、少しずつではありますけれども、充実を図ってきております。今後とも検査を継続して、その結果を迅速、的確に公表することによって市民の皆様の不安を少しでも和らげるよう努めてまいります。
 続きまして、教育委員会から学校へ発送した文書についてでございますが、8月末に暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された牛肉を4月、5月の段階で学校給食で使用されたということが確認されたことを受けまして、8月30日に教育委員会事務局から各学校に対して、保護者あての文書、学校給食において使用した牛肉についてというタイトルの文書を配付するよう依頼をいたしました。しかしながら、一部の学校において、文書の内容を一部変更した上で保護者に配付したことが判明いたしております。今後、事実関係を調査、確認の上、適正に対処してまいります。
○副議長(川辺芳男君)井上さくら君。
       〔井上さくら君登壇、拍手〕
○井上さくら君 ありがとうございます。市長は先ほどの答弁で、国の子供の基準は一日も早く設けてほしい、こういうことをおっしゃっていました。全くだと思います。今つまり不十分であるということをこれはお認めになったものと思います。市場のものがすべて安全なのかどうかということについては若干わかりづらかったのですけれども、少なくとも子供についてはこれは不十分であるという立場に立つのであれば、それについてできるだけのことを横浜市がやらなければならないだろうと思います。先ほど給食食材の検査は非常にたくさんあるので難しいというお話でしたけれども、ですから、食事としてでき上がったところで、出口の子供たちの口に近いところではかるということをぜひとも御検討いただきたいと思います。
 そして、いまだに学校給食の牛肉汚染の問題を書かれているホームページなどでは、この程度なら大丈夫なのだというふうにも受けとめられる記述が載っております。これについては市長は今そのようにお考えなのでしょうか。内部被曝という体内に放射性物質を取り込むことの恐ろしさというのはまだわかっていないこともたくさんあります。それを単純に外部被曝のレントゲンなどと比較をするのは過ちだということを認識していただきたいのですけれども、そのあたりをどのようにお考えか。また、この程度なら内部被曝であっても大丈夫なのだと信じていらっしゃるのだとすれば、市長のお言葉でその根拠を教えていただきたい。そうでないのだとすれば、そういう見解を担当局が持っているでしょう。健康福祉局か保健所長なのか、これらがそうした立場で市長にレクチャーをしているのであれば、これは重大な命にかかわる見解の間違いですので、ぜひその点を市長からきちんと正していただきたいと思います。お願いいたします。
○副議長(川辺芳男君)林市長。
       〔市長 林文子君登壇〕
○市長(林文子君)井上先生の御質問でございますが、決して大丈夫だとかそういうふうに安穏な気持ちで私も考えているわけではございません。私自身も絶えずさまざまな関係者から情報を入れながら、このことについては慎重に慎重に考えているわけでございます。
 放射性セシウムに汚染されてしまった給食を食べたお子様へは、保護者の方のお気持ち、この心配なお気持ちは本当にそれはもう、先生もそうですし、私どもは本当によくわかっております。ただ、国際的な基準から見て、今回の摂取量ですと健康に影響を及ぼすとは考えられない低い値だという見解がいろいろなところから出ているわけでございます。また、横浜市よりはるかに放射線量が高い福島県での尿検査でもすべて異常もないということですし、尿検査をしても放射性物質が検出されない、検出されたとしても、(「異常が出るのは3回だけなんだよ」と呼ぶ者あり)はるかに低いレベルであるというような情報もあるわけでございます。今は複数の専門家の御意見等を入れますと、今回の摂取量では健康に影響はない線量だということは聞いております。ただ、それだからと安穏に考えているわけではございませんから、また、私どもとしても慎重に市としてもいろいろと検討してまいりたいと思います。
 以上、お答え申し上げました。(「20年後じゃないとわからないんだよ、これは」「すごく重大な問題だよ」と呼ぶ者あり)


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横浜市会議会局 - 2011年12月2日 作成 - 2011年12月2日 更新
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