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親子の会話で決まる20代の投票率
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選挙時の投票参加の呼びかけには実に様々な手法があり、横浜市選挙管理委員会は、24〜30項目の選挙時啓発を行っている。1998年の第8回から2003年の第11回までの投票参加状況調査では、それらに関して「見聞きしたもの」およびその「印象の度合」を調べている。また、1999年の第9回投票参加状況調査以降においては、「選挙を知った方法」について10ないし11の項目を挙げて尋ねている。
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選挙を知った方法
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第11回調査を使って、「選挙を知った方法」の全項目について、20代と20代以外に分け、さらに、それぞれの棒グラフ内を投票した者としなかった者に色分けした図を示すと図14のようになる。
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図14 選挙を知った方法
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テレビ報道や、候補者の運動、ポスターなどによって選挙を知ったものの比率が高いのは当然だろうが、注目しなければならないのは、図15あるいは図16が示すように、20代においては、「選挙を知った方法」としての、投票案内はがきの受け取り、あるいは家族・友人・知人に聞いたといったことが、投票参加に有意な(統計学的に意味のある)差をもたらすことである。これらは、20代以外では投票したものの比率に有意な(統計学的に意味のある)差をもたらしてはおらず、特に20代において効果的な啓発活動であるといえよう。
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図15 投票案内はがきによって選挙を知ったことによる投票参加の差異
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図16 家族・友人・知人から選挙を知ったことによる投票参加の差異
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見聞きしたもの、印象の強かったもの
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選挙時の投票参加の呼びかけを、20代の投票した人が見聞きした比率で単純に順位づけると表1のようになる。
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表1 20代の投票した人が見聞きした選挙啓発活動
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表1を印象の強かったものの順位で並べ替えると表2のようになる。
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表2 20代の投票した人の印象に強かった選挙啓発活動
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いずれの表においても、*や★は、これらの啓発活動のうち、20代の実際の投票参加(投票したものの比率)に、第8回から第11回調査のいずれかで、有意な(統計学的に意味のある)影響を与えたものである。特に★印を付けたものは20代においてのみ有意な影響を与えており、20代において特色的なものであるといえる。
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期待される選挙時啓発活動
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以上の結果より、選挙の告知としては、まずはきちんと投票案内はがきを受け取らせることと同時に、家族や友人等とのネットワークが重要であることが窺える。次回の市長選挙より、個人別のはがきではなく、世帯別の封書で投票案内が行われる予定だが、これにより、有権者に直接届く投票案内の情報量が増え、また、世帯ごとに届くことで、選挙に関する家族内での会話が増えるとすると、20代に対する啓発効果は、非常に高いと考えられる。
また、20代に対する啓発活動としては、生活動線上にある駅や、屋外での啓発が効果的であることが示されているといえる。また、若年層自らが啓発事業に参加することで、家族や友人との話題に上りやすくなるであろうし、若年層のネットワークによる相乗効果も考えられる。今後とも様々な工夫に期待したい。
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