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社宮司様と新天地

 ここで紹介している内容は、現在とは異なる場合がありますのでご注意ください。

44. 社宮司様と新天地 (南浅間町30の17付近)

社宮司(しゃぐうじ)様と新天地

西区の古刹(こさつ)のひとつ洪福寺近く、この青果店は創業60年だとか。店の前は国道16号線で左は尾張屋橋(おわりやばし)、右へ行けば保土ケ谷である。まっすぐ行くと緑に囲まれた社宮司公園があるが、名の由来は洪福寺の守り神といわれる社宮司大権現にある。別名「おしゃもじ様」は杉山神社にも合祀されているが、本来は百日咳や咽喉(のど)の病に霊験あらたかで、昔はお詣(まい)りの人々がひきもきらなかったという。もっともお寺で伺ったところ、近頃はなんと眼病の神様として有名なのだそうな。

もうひとつ、この店の裏手に戦前、花柳(かりゅう ※)の巷(ちまた)として名を馳せた「新天地」があった。全盛時は2、30軒の廓(くるわ ※)があったというが、今は閑静な住宅街で、往時の面影はまるで無い。
※ 花柳の巷 廓…ともに遊女屋の集まっている所

文・絵 長谷川 泰 (西区文化協会 騎虎の会主宰)