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藤棚のむかし

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2. 藤棚のむかし (藤棚町1丁目52の7付近)

藤棚のむかし

藤棚の名は、今の藤棚商店街の入口に鈴木家という茶店があり、そこに見事な藤の棚があったことに由来する。ここの名物が藤棚饅頭という酒まんじゅうで、昭和の10年代まで売っていた。ちょっと小振りであったがうまかった。

明治の末ごろまでは田や畑の方が多かったというが、弘明寺の花街が久保町に移転してきたこともあって、この辺りはにわかに華やいだようだ。今の第七有隣堂の近くに車宿があり、人力車がきれいに装った芸者衆を乗せてにぎやかに走り回っていたという。

文・絵 長谷川 泰 (西区文化協会 騎虎の会主宰)