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第31期横浜市社会教育委員 第2回会議 会議録
議題
1 開会
2 議事録の確認について
3 議事
(1) 読書活動の新たな取組について
・いか文庫 店主 粕川ゆき 氏
・MAMEBOOKS 峰尾亮平 氏
(2) 意見交換
4 その他
日時  平成27年3月12日(木) 午前10時から正午
開催場所  関内駅前第一ビル 302号会議室
出席者  秋山委員、奥山委員、笹井委員(議長)、佐原委員、高井委員、竹本委員(副議長)、中村委員、永池委員、依田委員
欠席者  溝上委員
開催形態  公開(傍聴人1人)
決定事項  議事録確認者に佐原委員、高井委員を指名。
議事
■ 議事
(1)読書活動の新たな取組について
・資料2に基づき、いか文庫店主の粕川ゆき氏から報告いただいた。
・資料3に基づき、MAMEBOOKS峰尾亮平氏から報告いただいた。
 
(2)意見交換
竹本副議長:
 私たちが本と出会う場所というと、書店や図書館を考えるが、今日お話を伺った二つの事例というのは、少し未知の世界で、その分ワクワクするお話だった。まずは委員の皆様から質問等があればお聞きしたい。
 
永池委員:
 お話を伺っていて、「未来型の本との出会い」だと感じた。粕川さんから「秘密のいか園」のお話があったが、まさに「秘密の花園」を見せていただいたようだった。学校教育の中での色々な読書活動の可能性を感じた。粕川さんの町田や新宿でのフェア開催のお話で、地域とのネットワークを作っていく、町おこしをしているのではないかなと感じた。マップ作りなどを通して、地域の方とのその後のつながりなどはあったのか。
 
粕川氏:
 町田は全く行った事がなかったので、今通って情報収集している。また、マップ作りも、お店の人から話を聞くのではなく、フェアを開催する書店の書店員や町田にゆかりのある友人からおすすめのお店を紹介してもらっている。渋谷のSPBSという書店で開催したときは、私がそこで働いているので、書店周辺の知人のお店や、古本屋にスタンプラリーの話をしたところ賛同してくれて、その方の知り合いの古本屋も紹介してもらい、そこからつながっていって実現できた。町おこしと自分では思っていなかったが、その書店周辺を盛り上げたい、たくさんの人に来てもらいたいという気持ちは持っている。
 
永池委員:
 学校教育の中で総合的な学習の時間に、子どもたちが地域に出て町おこしをするということが非常に大切になっている。本というものを媒体にして、人のネットワークが広がっていく事が大変魅力的だなと感じた。
 
高井委員:
 粕川さんの話を聞いていて、本というものをきっかけに、遊び心を持ちながらもネットワークを広げていて無限の可能性がある活動と感じた。インターネットを使っているのも新鮮に感じた。事前に色々とホームページ等を拝見させていただいたが、皆さん無報酬でやられているとのことで、そのあたりにご苦労があるのではないかと思った。また、峰尾さんの話を聞いていて、本好きの方や図書館に来る方の中には、比較的神経質な方がかなりいると感じている。私の図書館での経験で、「置き引きに注意」という張り紙だけでも「うるさい」と思う方もいた。そういった制約がある中で、峰尾さんの活動はその盲点をついているのではないか。本を通じて思いを共有するということで、お互いに話をしない人たちが自然な形で話をするようになる。それがすごく素晴らしいと思った。ただ、経済的には厳しい面もあるのかなと感じているが、いかがでしょうか。
 
峰尾氏:
 昼間は働いていて、休日や仕事帰りに出店している。最初は趣味として始めた。町の古本屋はどのように運営しているのか私も疑問に思っている。普通の書店もそうだと思うが、それだけで暮らしていくのはとても大変だと思う。私の場合は、自分の読んだことのある好きな本を売っているので、歩みも遅い。実際、店舗を持ってやっていた時は、コーヒーを出していたので、その日の売り上げというものはあったが、家賃を払わなくてはいけないと考えると、独立するというのは、私のように個人で行っている場合には、慎ましく生活していかないと難しいのではないかと感じている。
 
粕川氏:
 二人で活動しているが、二人とも本業がある。いか文庫は商品を持っていないので、フェアで選んでいる本も、古本を持ち込むとかではなく、全て新刊をその書店で仕入れていただいている。万が一売れ残ってしまった場合は返本するという、お互いにリスクがあまりない状態で行っている。本の売り上げからマージンをいただくのは難しい。フェアの時に、自分で作製しているグッズを販売し、その売り上げを活動費にしている。昨年開催した「本音のフェス」というイベントは、完全に資金がないとできないイベントだったので、クラウドファンディングを活用し、たくさんの方から支援をいただき、開催することができた。現在は働きながらでないといか文庫の活動は難しい。
 
奥山委員:
 乳幼児向けの絵本を購入したいと思っても、町の書店ではなかなかほしい絵本がなく、結局インターネットで探すことになってしまう。クリスマスの時期に、地元の空きスペースを活用して乳幼児向けのおすすめしたい絵本やおすすめのおもちゃを販売したことがある。その時にPOPが活躍した。やはりお母さんたちも、買う時に選ぶきっかけみたいなものがないとなかなか絵本を買うことが難しい。同じように書店の一角でも、定期的にいか文庫のフェアのようなコーナーがあれば、皆さんそこに来るのではないかなと思う。たくさんあるけれども、それをどのように選べばよいのか分からなかったり、自分が出会っていない本にどう出会うかというのは、やはりきっかけがないとできないと思っていたので、お二人の話は、まさにその部分をサポートする活動ではないかなと思った。小学校、中学校位までは本を読むが、やはり若者たちが活字離れが言われ、どうやったらもっと本を読んでくれるのか、どうにか良い本に出会ってくれないかと考えたときにきっかけがない。そこに焦点を当ててくれていることがとてもありがたいと感じた。
 また、私は地域でイベントをたくさん開催しているので、ぜひそこに出店していただきたいと感じた。他の方が見たときに、自分も自分なりのやり方でできる!というモデルになってもらいたい。なかなか仕事としてやるのは難しいだろうなと思いつつ、きっと世の中はコミュニケーションを取りながら本を売るというそういった活動に期待感があるのではないかと感じた。
 
依田委員:
 私も昔文庫活動を行っていて、そこでは子どもから大人まで、様々な人が本について話ができる場になっていた。粕川さんは文庫活動をされていたのですか。
 
粕川氏:
 文庫活動はしたことがない。子どもの頃に、両親から本をたくさん与えられたが、それを誰かと共有したということはない。以前書店で働いていた時に、直接人とは関わらないが、自分が作った売り場にすごく感激してくれている人を目の当たりにした時に、ある意味共有できたのかなと感じて、本を売ることはとても楽しい事だと感じ、今の活動につながっている。
 
依田委員:
 私のグループでは本の展示をしながらブックトークやおはなし会をしているのですが、その会場では年齢に関係なく自由にトークしたりしている。峰尾さんがなさっていることは、それをお一人でやられているのだなと思った。本の話をしていると、皆が集まってくる。そのきっかけづくりをされているのだなと思った。「古書店」という名前だが、売る本は自費で買われているのですか。
 
峰尾氏:
 最近は、本をもらうことが多くなった。周りの方が不要になった本を「捨てたり売ったりするよりは、この本を誰かにつなげてくれるならあげるよ」といってくれる人が多くなった。これを始めてから本がどんどん増えていって、私は一度読んだ本でないと出店しないので、家の中が本だらけになっている。
 
竹本副議長:
 読書活動の新たな取組をお聞きしていたが、依田委員の意見と合わせると従来の文庫活動との共通点も見えてきたようだ。他の視点でのご意見はどうか。
 
秋山委員:
 粕川さんはSNSをとても上手に活用されていると思う。本を紹介したり、一対一で自分の好きな本の話をするといった活動は、昔からあった形だと思うが、それをどう今の時代に合った方向に変えていくのかが非常に重要だと感じた。また、お二人のやり方で私がとても感銘を受けたものが、やはり活字の本を中心に活動している、紙に印刷された本を媒体にしていることが素晴らしいと思う。今は電子書籍が普及してきて、おそらく図書館も電子書籍の導入をまもなく始めるのではないかと思うが、そうすると図書館に来なくても本を借りることができる、お店に来なくても本を買うことができる。そうなってくると、やはりコミュニケーションが少なくなってしまう。そういうものにどうやって人と人のつながりを作っていくか、そういったことが今一層重要になってくるのではないかと思う。また、商売は儲けることも重要ではあるが、やはり誰に何を売って、どれだけの満足を与えることができたか、ということが重要なのではないかと感じた。
 
中村委員:
 社会教育では良い事をいろいろと行っているが、一番届けたい人には届かない。参加してくださる方よりも、参加しない方に問題があったりすると言われている。そういった事を考えると、お二人の活動はアウトリーチの面で示唆に富むと感じた。教育ではやはり「しかけ」が大切だと思う。お二人には本業があるように、社会教育でも、地域の人々がお仕事や家事等の本業の合間に地域活動をされている。そう考えると仕組みとしては同じだが、経済的に苦労してしまうとできなくなってしまう。その仕掛けを考えることが教育の役割だと思う。地域には本に関する教育資源として図書館がある。例えば、図書館に対して、こんなことを提案したいといったことはあるか。
 
峰尾氏:
 図書館や書店に来る人は、ある程度ニーズがある。その人が年間5冊読むのであればそれを10冊に増やしましょう、という取り組みも素晴らしいと思う。しかし、年間に1冊も本を読まなかったり、図書館や書店に行かない人の方が多いと思う。そういった人たちにどのようにアプローチするのかと考えたときに、どんなに素晴らしいものがあって、来てくださいと言っていても、スタッフが施設の中にいては、新しい人と出会うことはなかなか難しい。図書館の本を地域の飲食店やお店に文庫のように置いて、そこで活動を広げていくということは、私であれば明日からでもすぐできると思う。そこで普段はご飯を食べに来る人がそこで図書館の本を借りて、違う場所で返せる。という事は、普段図書館に来ない人たちと出会う可能性がある。私だったらそういった事をやってみたいと思う。
 
粕川氏:
 いか文庫の活動を始めてから、本関係の友人が増えた。その中で「司書」をやっているという方も多くイベントやフェアに来てくれている。その方達と話をすると、思った以上に図書館内で色々な活動をされていて、すごく面白いと思った。例えば、本の紹介を書いたしおりを作成し、本を借りに来た方に本と一緒にお渡しして、そこでまた新たな本と出会えるきっかけを作ったり、本を読んだ感想を入れられるポストを作って、その感想もみんなで読めるようにしたりしている。また、小学校の図書館司書をしている友人は、小学生にどのようにして本に出会わせるかということで、何も入っていない本棚を用意して、そこに「あいうえお」を書いて、「あ」には「あ」の本を図書室から探して入れて、子どもたちだけで本棚を作ってもらう。そのような面白い取組をたくさんしているんだなという印象があった。今はすぐ良い提案は思いつかないが、そういった色々な面白い取組をされている方とつながることで、話題が広がり、色々な方に知ってもらえたり、図書館に行ってみようと思ってもらえるかもしれないと思う。
 
峰尾氏:
 私はSNSで知り合った人は数名しかおらず、実際の場で出会う人と知り合いになることが一番多い。やはり場に出ることが大切ではないかと感じている。
 
粕川氏:
 私もそれは大切だと思っている。「エア本屋」として、実際はお店が無いので開店していないけれども、毎日私が活動を開始した時点で「開店しました」とツイートしている。ツイッターを使うことはとても楽しいし、効果的だと思うが、そこで知り合った方とイベントやフェアで実際に会えるというのがとても楽しいし、そこからさらに新しいつながりが生まれる。そのつながりのことを「イカリング」と言っているが、その「イカリング」で知り合った人たちが、今度はまた違うところでつながって、好きな本の話をしたり、イベントを企画したりしている。「エア」だけれども「リアル」。書店でのフェアだったり、「イカナイト」というイベントで本のプレゼント交換をしたり、ミニPOP作りワークショップを開催したりして、「イカリング」がどんどんつながっていったら良いな、リアルなつながりができていく事がとても面白いなと思いながら活動している。
 
竹本副議長:
 お二人のお話から、「リアルな場が大切」というキーワードが出てきた。図書館の話も出てきたので、オブザーバーの図書館の方からも何か感想があればお聞きしたい。
 
オブザーバー(山口中央図書館長):
 図書館がいかに外へ出ていくか、新しいお客様を獲得するかが最も大切なことではないかと思う。図書館の利用者は、横浜市民利用施設と比べても、すごく多いと言われている。利用者の中でも、インターネットで予約をして、本の受け渡しだけに来館する人が約85%である。長い時間図書館に滞在する方もいらっしゃるが、司書とコミュニケーションを取ってくれる方というのは、必ずしも多くない。司書が色々な工夫や努力をしてイベントをしているが、どうしても館内中心に考えてしまう。いかに利用者の方と読書体験などを共有していくかということについては、今日お二人からお話を聞いたことや、図書館が外部の方とつながっていくことによって、これから実現できたら良いなと感じた。
 
佐原委員:
 本当に具体的に「よし!やろう!」とアクションを起こした、踏み出せたきっかけは何だったのか伺いたい。
 
粕川氏:
 ツイッターとフリーペーパーは、知り合いの中でやろうという話が出て、「じゃあやろうかな」という気軽な気持ちだった。書店でのフェア開催は、東京で書店員が集まるイベントがたくさんあり、勇気を振り絞って行ってフリーペーパーを配ったら、フリーペーパーを受け取ったある書店員が、「面白いからうちの書店の棚貸してあげるよ。自由に使っていいよ」といってくれて、自分からやりたいといったわけではなく、お声掛けいただいたことが「第一歩」になった。その後色々な書店から声がかかるようになった。今後も書店員の方との仕事は続けていきたい。
 
峰尾氏:
 もともと音楽関係のイベントに関わっており、自分が発信して関わっていけることは何かと考えたときに、たまたま「本」を持っていたという、あまり深い経緯はないが、それが拠点を持たず、4年半続けているというのは、他の方が求めてくれないと成立し得ない。また、自分の好きなことを話したいというのもあると思う。自分が続けてこられたのは、必要としてくれる方がいるから。イベントスペース内に、本を読むことができる空間があったらいいな、と思ってくれたことが大きいと思う。
 
佐原委員:
 固定概念を崩してくれたキーワードがいくつかあった。まず「本は体験」という言葉。私は、読書は一人で読んで学習するという、「本=学習」というイメージがあって、それを「体験」と言われたことがとても新鮮だった。「読書」という行為が個人としての「体験」になっているんだということ。「本」を媒体にして、共通体験をしている。また、お二人のお話から、「好き」という言葉がたくさん出ていた。とても良いなと思った。今の時代、「私はこういう人間です」といった自分を表現することが日本人はとても苦手だと思うが、「私はこの本が好きです。この本のこういったところが・・・このシーンが・・・」といった表現の一つとして、「好き」という表現で関われる、オープンマインドになれる。その中に、実は「自分軸」というのが見え隠れしているのではないか。お二人が続けてこられているというのは、自分軸が「本」というものを通して、伝え合っている、対話の中で相手に響いている、伝えられているのではないか。「好き」ということを表現されていることがとても興味があった。継続の源泉になっているのではないかなと感じた。また、継続している原動力は何かなと最後に伺おうと思ったときに、峰尾さんがおっしゃってくださったので、その求められていること、色々なイベントを通して本当のことを伝えてくださっているから、もっと共鳴したい、共感したい、相手もオープンマインドになって、対話をし合える関係性ができて、そこで化学反応が起きたり、そのようなことの繰り返しから、小さな活動が、どんどん積み重なっていく。たまたま今回「読書」というテーマだが、「読書」に限らず色々な活動の一番のベースになるのではないかと感じた。
 
峰尾氏:
 私は良く「本を読みたいけれど、何の本を読んだらいいのか分からない。本屋に行っても、何の本を買ったらよいのか分からない。」と言われる。私はCD屋で6年ほど働いていたが、今は一年に何回もCD屋に行かない。書店にもあまり行かない。行ったらたくさんの種類が並んでいて、POPも置いてあるが、あまり入ってこない。友人や知り合いから、おすすめされた本やCDはとても大切なものになる。一度読んで、その後本棚にしまってあるものを見つけたときに、またその時の思い出がよみがえってくる。書店に行っても何を買っていいのか分からないが、誰かがおすすめしてくれると、とても入ってくる。とても好きな言葉に「物はその大きさの分だけ思い出を詰めることができる」というものがある。本だったらこの中にその人の思い出を詰めることができる。感想を伝えて持ち帰ってもらうことで、とても特別なものになる。そういった可能性を秘めているものだと思う。そんな本に出会う一つのきっかけになったらいいなと思っている。
 
粕川氏:
 私はツイッターで本以外の好きなこともたくさんつぶやいている。それをきっかけにいか文庫を知ってくださる方がたくさんいて、「私も○○が好きです」と言ってくれることがある。リアルではないけれども、そこで好き同士がつながって、自分が好きなものが好きな人は信頼できる。その人がおすすめしているならイベントも行ってみようかな、本も読んでみようかな、と広がっていくと思う。
 
峰尾氏:
 よく「自分の好きな本を売っていいんですか?」と聞かれることがある。私は良いと思っていて、本は毎日同じものを読むわけではない。本棚にあるよりかは、自分の好きな本をお店に並べて、誰か手に取ってくれるかとドキドキして、手に取ってくれた時にはそれは嬉しい気持ちになると思う。自分の一番好きなものを共有できる。その可能性があるので、自分の本棚にしまっておくよりかは、お店に並べた方が良いと思っている。
 
永池委員:
 教師の読書や本に対する考え方を変えなければいけない。今までは一冊の本に対して、歴史上のたくさんの人物と出会うことができるといった、「本・人・私」といった形で、読書活動をやってきたと思う。読書という同じ体験をしていると、人と人との間に会話が生まれる。ネットワークが広がる。もう一つは「お気に入り」。学習指導要領の中にも「お気に入りの本を言語活動で紹介しましょう」、「POPづくり」、「様々なコーナーを作りましょう」といった項目がある。しかし、実際教師がその概略図の中で、できているかといったらなかなかできていない。ここが大きな壁になっている。だから、読書イベントを学校挙げてやろうと思う。異年齢で交流が生まれる。また、学校司書が全校配置になるので、ぜひ「子どもたちが行きたくなる図書室」といったもののヒントを頂けたらと思う。
 
竹本副議長:
 今回お二人の事例をお聞きして、どのような場や仕組みが必要か、というヒントを頂けたと思う。本を媒体にして人と人がつながれるということを学ばせて頂いた。
 
笹井議長:
 今回お二人にお越しいただき、これからの読書の可能性や人と人がつながれる可能性など、色々なヒントをいただいた。すごく面白いと感じたことが、私は社会教育畑の人間だが、例えば100人地域の方がいたら、100人をつなげるためにはどうしたらいいのかと考えてしまう。つまりみんなが共有できるテーマがないのかなと考えてしまう。そうではなくて、一人一人の興味関心が違っていい。そこから自分の好きなものでつながっていく、ということを前提に考えているという事がとても新鮮だった。横浜のような都市部ではよりそういう考えを持つことが大切。価値観の多様化と言ってしまえばそれまでだが、色々な人が色々なことを考えている。それを前提として好きなものでつながってくということが素晴らしい。今まではどうしてもまとまって共有できるものという発想で考えてしまうが、そうではなく、一人でも二人でも好きなものでつながっていく。それが読書は体験だという、私個人としては芸術そのものが体験だと思うが、今の日本はオリンピック・パラリンピックの気分ではないけれども、非日常的な体験ということが非常に少なく、だからこそオリンピック・パラリンピックに注目するのだと思うが、そういったものを日常的に増やしていく必要があるのではないか。本を読むことが体験だとかCDを聞くことが体験だとか、そういったアプローチがとても大切で、大げさかもしれないが社会の中にある色々な閉塞感を、日常生活の中で克服、打破していかなくてはいけないのかなと感じた。そういった意味では、読書の可能性を改めて教えていただいた。
 
■ その他
事務局(石田課長)
 次回は5月から6月を予定。次回も事例研究として実際に活動されている方をお招きし、お話をお聞きする予定。
資料
*第31期横浜市社会教育委員名簿 <資料1>
*ヒアリング団体概要「いか文庫」 <資料2>
*ヒアリング団体概要「MAMEBOOKS」 <資料3>
特記事項  
教育委員会事務局 生涯学習文化財課 - - 2015年05月28日更新
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