図書館の本棚から・今月の1冊

〜毎月23日は「市民の読書の日」、毎年11月は「市民の読書活動推進月間」 です〜

横浜市立図書館が所蔵する本を、各図書館の司書がご紹介
します。

 

平成30年度

掲載月 タイトル 著者
出版社
出版年
紹介文 紹介した館
7月    ヘンな浮世絵 歌川広景のお笑い江戸名所

ヘンな浮世絵 表紙
太田記念美術館/監修
日野原健司/著
平凡社
2017年
江戸名所を描いた50枚からなる浮世絵「江戸名所道戯尽」。どこが「ヘンな」のか。上野の花見で酔いつぶれて頃部は、神田川では釣り針が他人の紙に引っ掛かるは、とクスリと笑える160年前の江戸っ子達が愉快なのです。 南図書館

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6月 折れた竜骨


折れた竜骨 表紙
米澤穂信/著
東京創元社
2010年
中世のヨーロッパを思わせながらも、魔法が自由に使える世界で起こった殺人事件。
魔法が使えればどんな殺人方法でも可能なように思えますが、誰が?どのようにして?と考えさせられる端正で本格的なミステリーです。
鶴見図書館

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5月 梵字字典

  梵字字典表紙

小峰智行/著 東京堂出版
2018年

 板碑や塔婆、位牌などで目にする文字、梵字。弘法大師空海が説く密教では、一文字一文字に聖なる力、仏の悟りの真理が無限に含まれると考えられ、真言とそれを書く文字を大変重要視しています。
この真言の文字を日本では梵字といい、仏教では悉曇(しったん)とも呼ばれている文字について、その起源、特徴、書くための道具、書き方といった基礎知識から、基本となる梵字の解説までが記されています。専門的な本ですが、文字が大きく、解説も簡潔で、梵字の正しい知識を持ってほしいという著者の思いが伝わってくる本です。

緑図書館

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4月 広辞苑を3倍楽しむ

広辞苑を3倍楽しむ 表紙
岩波書店編集部/編
岩波書店
2014年

 広辞苑(第6版)に収録された言葉の中から50語を厳選し、それぞれの言葉について「解説」「写真・イラスト」「エッセイ」が掲載されています。実際に広辞苑を開きながら読んでみると、より楽しめるかもしれません。

旭図書館

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平成29年度

掲載月 タイトル 著者
出版社
出版年
紹介文 紹介した館
7月  奨学金借りる?借りない?見極めガイド

奨学金見極めガイド
久米忠史/著
合同出版
2015年

 奨学金は、大学昼間部の半数強の学生がなんらかを受給しています。勉学を金銭的に支えるものの一つですが、情報は少なく知られていないものです。本書では、奨学金アドバイザーである著者が、メリットとデメリット、組み合わせ方や具体的手続きまで、申請前、申請後、在学中、返済中の4期に分けて、Q&A形式で疑問に答えてくれます。

磯子図書館

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8月  ねこのおもちゃ絵 国芳一門の猫絵図鑑

ねこのおもちゃ絵
長井裕子/著
小学館
2015年

 猫大好き浮世絵師・歌川国芳と、そのお弟子さんたちによる猫の浮世絵が、これでもか!と紹介されている本です。国芳は猫を何匹も飼っていて、絵を描く時でも懐に猫を入れていたとされる程の無類の猫好きとして知られています。今年は展覧会なども開かれていたのでご存じの方も多いのではないでしょうか。 この本で紹介されているのは主に明治期のおもちゃ絵が多いので、国芳の作品はそんなに多くないのですが、洋装していたり牛鍋屋に行っていたりと当時の文化の様子もわかって猫好きでなくても楽しい本です。個人的には「流行猫の温泉」という絵がお気に入りです。入浴中の猫がやけに艶っぽくて笑いを誘います。

瀬谷図書館

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9月  エクソフォニー 母語の外へ出る旅

エクソフォニー
多和田葉子/著
岩波書店
2003年

 多和田は、たたみかける。売れない作家が尊敬を受ける国がある。外国語で言葉遊びをしてみたらどうなったか。外国語で精神分析は受けられないか。二言語の間の詩的峡谷を探す作家が、母語を外から眺めたエッセイ集。

南図書館

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10月  小栗往還記

小栗往還記
松本徹/著
文藝春秋
2007年

 説教節の代表作「小栗判官」。文芸評論家の著者が、絵巻『をくり』を中心に、物語を振り返りながら縁の場所を訪れます。
 妻・照手姫の父に毒殺された小栗は閻魔大王の計らいで復活しましたが、墓から這い出た姿はまるで餓鬼のよう。見る事も話す事も歩く事もできませんでした。熊野本宮の湯に入れば元の姿になるというので、餓鬼阿弥と名付けられた小栗は車に乗せられ、道行く人々に引かれて熊野を目指します。
 金沢区が登場するのは夫と引き離された照手姫の場面。父の命により牢輿ごと相模川に流された照手は、六浦の浜に打ち上げられ漁師の長の大夫に引き取られました。しかし彼女に悋気を起こした長の老妻に折檻された上、人買いに売り渡されます。
 著者は金沢八景駅から、六浦の浜を訪ねます。照手姫を追ってきた侍女が絶望して身を投げたという侍従川を見、瀬戸橋を渡り姫小島へ。姫小島は、照手姫が長の老妻から松葉燻で責められた場所。老妻は、塩焼き小屋の棚に照手を乗せ、下の松葉に火をつけて燻しました。だが、観音菩薩の法力により照手は難を逃れたのでした。姫小島は土地開発に伴い消滅し、その後現在の川岸に再現されました。

金沢図書館

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11月  自然葬のススメ あなたにもできる海洋散骨、0葬、宇宙葬、樹木葬

自然葬のススメ
島田裕巳/監修
徳間書店
2015年

 従来の葬式は現代の生活スタイルにそぐわないと考えた著者による、シンプルな葬送に関する本です。葬式が持つ意味を明らかにし、散骨などの新しい供養が紹介されています。

旭図書館

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12月  鶴見花月園秘話  東洋一の遊園地を創った平岡廣高

鶴見花月園秘話
齋藤美枝/著
鶴見区文化協会
2007年

 鶴見区政80周年を記念して出版された、鶴見花月園についての集大成ともいえる図書。創業者・平岡廣高の生い立ちから、鶴見花月園の成り立ち、少女歌劇やダンスホールについても書かれていて、鶴見花月園について知りたかったら、まずはここから。カラー口絵も豊富で、当時の様子がしのばれます。

鶴見図書館

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1月 世界の郷土菓子
 
世界の郷土菓子
林周作/著
河出書房新社
2017年

 世界のさまざまな地域で古くから作られてきたお菓子についての本。今まで見たことも聞いたこともないようなお菓子がたくさん載っていて、ページをめくるたびにわくわくします。そうしたお菓子が生まれた土地のことや、作っている様子を思い浮かべれば、人々の暮らしを感じることもできます。日本でも気軽に手に入る食材ばかりなので実際にお家で作ってみるのもよし、食べに旅行へ出かけるのもよしで楽しい1冊です。

緑図書館

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2月 厳選!デザインマンホール大図鑑
 
厳選!デザインマンホール大図鑑
カラーマンホール研究会/編
垣下嘉徳、山市香世/監修
グラフィック社
2015年

 道を歩いていると、ふと視界に入ってくるマンホール。見比べてみたことはありますか?この本には、特産品や名所が描かれているものや、歴史や文化を感じることが出来るマンホールが553枚紹介されています。身近なものでは、東海道五十三次の戸塚宿と箱根駅伝をデザインした、戸塚区にあるマンホールも掲載。マンホールのデザインが気になって、歩くときの楽しみが増える1冊です。

戸塚図書館

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3月 正しい目玉焼きの作り方 ―きちんとした大人になるための家庭科の教科書―
正しい目玉焼きの作り方 表紙
森下えみこ/イラスト
毎田祥子、井出杏海、木村由依、クライ・ムキ/監修
河出書房新社

 春から新生活を始める方や家事に不慣れな方のために。料理、洗濯、掃除、裁縫のあれこれを基本から学んで生活力のある大人を目指しましょう!こんなこと今さら聞けない…という大人の方にもオススメです。

南図書館

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