私の一冊2009

〜この感動をあなたに〜

2009年の読書週間に利用者の皆様のオススメの本を募るアンケート「私の一冊2009 〜この感動をあなたに〜」を行い、推薦文とともにそれらの本を展示しました。ホームページでも紹介します。

(いただいた推薦文は、多少編集しています。書名をクリックすると資料詳細画面から予約ができます。表示されたものとは別の版で、同じ作品が本になっている場合があります。複数巻にわたる本の場合は最初の巻が表示されます。 このリストから資料詳細画面を経由して予約をされたあと、予約・貸出状況確認等のサービスを利用するためには、再度ログインする必要があります。)

『殿様の通信簿』 磯田道史/著

   元禄3年(西暦1690年)ごろ、当時の大名243人の人物評価を載せた稀有な書物『土芥寇讎記』を元に、難解な原文を現代語に直し、赤穂浪士討入事件の浅野内匠頭、水戸黄門など特に知られた殿様数名を記して有ります。時代小説の読者は、一度読んでみたらいかがでしょうか。

(推薦者:67歳)

『グッドラック』 アレックス・ロビラ/著

   全てを失った男性に54年ぶりに再会した友人が語りだす「幸福とは何か」の物語。そして、「幸福となる為に必用な材料とは?」 読み終えた瞬間、それを実践したくなるでしょう!

(推薦者:30代)

『神との対話 ちいさな魂と太陽フォトブック』 ニール・ドナウド・ウォルシュ/著

   なぜ人間に生まれたのか、その理由は、この一冊にあります。子供に読み聞かせできそうなほどわかりやすい絵(フォト)本です。神さまとちいさな魂のお話、短いけれどこの世に生まれたことに感動します。

(推薦者:30代)

『3つの真実』 野口嘉則/著

   家庭も仕事も危機となった男性に老人が語る「3つの真実」。人間関係がうまくいかない方に、本当の幸福とは何かを知って頂きたいです。3つの真実を知った瞬間、今まで縛られてきた価値観から解放されるでしょう。

(推薦者:30代)

『遥かなる人』 入江厚/著(横浜市立図書館では、現在、所蔵しておりません)

   昭和40年代後半に出版された『小説ジュニア』(集英社刊)所載作品の復刻版。4作品が掲載されているが、それぞれ、あの時代の雰囲気が漂っていて楽しい。若い人にも、象や犬の話なども紹介されていて、涙を誘う話だけど、爽やかな余韻が漂う作品集。親子で楽しめる作品集といえようか。自費出版らしい。

(推薦者:年代不明)

『ザ・シークレット』 ロンダ・バーン/著

   人生を明るく生きるためのヒントになる本です。元気のない時にいつも読み返してはパワーをもらっています。ついつい物事をネガティブにとらえてしまう人には特におすすめです!

(推薦者:)30代

『吉野ヶ里と邪馬台国 清張古代游記 』 松本清張/著

   「魏志倭人伝」に書かれている邪馬台国の所在が、九州説と畿内説の両説があることは考古学ファンでなくとも知られている。今日は雪崩の如く畿内説が有力であるが、清張は「私は九州説だが、これだから邪馬台国がどこにあるか、とは一度もいったことも書いたこともない」と述べている。畿内説の年代も場所も特定する一番槍的な学者の言動に警鐘を鳴らしているように聞こえる。日本の学者の、学界の視野の狭さになげかざるを得ない。

(推薦者:70代)

『わが闘争』 アドルフ・ヒットラー/著

   人心の掌握の天才であり、恐怖の独裁者であった著者の回顧録を通し、人の心理の危うさをあらためて感じる作品です。昨今の小泉郵政選挙や民主党のマニフェスト選挙、9.11のイラク戦争など、一つのキーワードや強力なタレント的な指導者による、人々の一方にかたよる行動原理のおそろしさを、この本により考えさせられる作品です。

(推薦者:40代)

『海の都の物語』 塩野七生/著

   ヴェネツィアの一千年の歴史。どうして誕生し、何故国家が終わったのか、実に良くわかる書物であった。

(推薦者:60代)

『さぶ』 山本周五郎/著

山本周五郎の全作品を読破するきっかけとなった作品です。

(推薦者:70代)

『失われた地平線』 ジェイムズ・ヒルトン/著

   事故(結局は意企された)で生き残った一人の飛行機乗客。シャングリラと思われる山に誘導される。そこで数百年も生きている高僧との会話。最後は逃げて中国にたどり着く。

(推薦者:70代)

『シベリア抑留とは何だったのか』 畑谷史代/著

   あの戦争から64年、戦争を知らない人が多くなり、多くの地で敗戦後も戦い続けた日本兵の手記も沢山出版されている。この本の著者は、詩人石原吉三郎の生涯を書いた新聞記者である。フィリッピン、硫黄島、サイパン、中国、沖縄で、若き命が無念の死を遂げている。このタイトルと同時に、「あの戦争は何だったのか」と問いたい。せめて終戦が2月であってほしかったと思う。

(推薦者:70代)

『光の帝国』 恩田陸/著

 

   恩田陸氏の本で最初に読んだ本です。とても思い出深い本です。今ではすっかり夢中です。新しいものが出版され、予約をすると200を超えていたりして、今では皆に認知されていて、とても嬉しいです。

(推薦者:20代)

『倚りかからず』 茨木のり子/著

   1999年、著者73歳、8冊目の詩集です。自然や人生や社会を深く洞察し、磨き抜かれた感性で探りあてた優しさや豊かさや真実が、ほとばしるようなみずみずしさで語られています。
   標題の「倚りかからず」の詩では、「できあいの思想や宗教や学問、権威にはもう倚りかからない。自分の目で見、二本の足で立つ」という決意を述べています。しめくくりの言葉は「倚りかかるとすれば、椅子の背もたれだけ」というものです。なんと意味深い言葉でしょうか。

(推薦者:60代)

『かくて昭和史は甦る』 渡部昇一/著

   昭和生まれの私にとって、明治から昭和にかけては表面上の事しか分からなかったが、この一冊に出会って、この時代の事が充分に理解出来た。同年代の方々にも、ぜひ一度読んでみることをおすすめします。

(推薦者:70代)

『徳川家康』 山岡荘八/著

   大変長い本ですが、二年がかりで読破致しました。途中で休んだり、他の本を読んだりしましたが、わくわくしながら読みました。最後の「長い間、御愛読ありがとうございました。」の文に、私も「長かったです。ありがとう。」と頭を下げました。

(推薦者:50代)

『喜劇新思想大系』 山上たつひこ/著(横浜市立図書館では、現在、所蔵しておりません)

   わたしが小学校三年か四年の頃、叔母の家が建てなおされる間、荷物をあずかったのです。その中に叔父の持ち物のこのマンガがあって、ひもを外して内証で読みました。そうしたらその夜、はき気とめまいがしました。エロ・グロ・ナンセンスでショックが大きすぎたんですねえ。その後、高校生の頃、古本屋さんで1巻から4巻まで手に入りましたが、どうしても5巻と6巻がどこにもなくて、もう一度読みたいです。

(推薦者:40代)

『おれの師匠』 小倉鉄樹/著

   鉄舟の生きざまを今、この本にて詳しく知ることができた。

(推薦者:70代)

『百年の孤独』 G.ガルシア=マルケス/著

   数年に渡り雨が降り続ける村、昇天する美女、不死身の予言者等々、ファンタジーや昔話好きにも推せる大河小説の大傑作。現代世界文学の最高峰に位置するとの評も多い作品だが、難解さは無く、とにかく面白いので一度は手に取ってみるべきである。

(推薦者:50代)

『春さんのスケッチブック』 依田逸夫/著

   中学校受験に失敗してしまった男の子が、お父さんとケンカをして、長野県に住む80歳の春おばさん(おばあちゃんのお姉さん)の家へ家出をして、おばさんの話を聞き成長していくお話です。小学生の課題図書ですが、ぜひ親子で読んでみて下さい。とても読みやすい本で、あっという間に読めると思いますが、心に残る事がたくさんあると思います。小学生のお父さん、お母さんに読んでもらいたいです。

(推薦者:40代)

『生きる』 乙川優三郎/著

   直木賞を受賞した表題作の他に、『安穏河原』、『早梅記』の2編が収録されていますが、私はこの2編の方に心ひかれるものがあります。登場人物達は、苛酷で不条理な人生にたちむかうわけではなく、たんたんと受け入れながら誇りをもって生きていく。かっこよすぎると思うのですが、本当に強い人は静かにひっそりと生きているのかもしれません。

(推薦者:50代)

『バーティミアス』 ジョナサン・ストラウド/著

   舞台は魔法使いたちの支配するロンドンです。
   『1 サマルカンドの秘宝』では、12歳のナサニエルがベテラン妖霊バーティミアスを呼び出し、事件を巻き起こす話。
   『2 ゴーレムの眼』では、14歳のナサニエルがエリート魔術師となり、再びバーティミアスを呼び出し、事件を解決する話。
   『3 プトレマイオスの門』では、17歳のナサニエルが政府のトップとなり…… この巻は涙なくしては読めない完結編です。人間臭いナサニエルと、悪になりきれないバーティミアスとのやり取りが最高です。大人だからこそ楽しめる本です!それぞれでも楽しめますが、ぜひ3冊とも読んで頂きたいです。

(推薦者:40代)

『手紙』 東野圭吾/著

   この本は、映画にもなったのですが、人を殺すということについて、とても考えさせられる本です。
   兄が人を殺してしまった。弟は……。是非、読んでみてください。泣けます!!

(推薦者:40代)

『風が強く吹いている』 三浦しをん/著

   長編だったので時間がかかりましたが、文章は読みやすかったのでスイスイ読めました。読んでいくうちに、自分も寛政大メンバーなったような…近くで応援している人達のような気持ちになりました。メンバーが苦しいときは、「がんばれ!」と心の中で応援しました。往路ゴールへ向かう上りの道では、「どうしてそこまで走るのか?」と、聞きたくなるくらいです。とにかく泣きました。復路ゴールも…。故障を抱え、選手として走る…最後の箱根駅伝への想い。主人公のハイジのようにひとつのことに一生懸命になれるのは、ちょっと羨ましいような気がしました。復路ゴールの近くでのハイジの、風を感じるシーンが好きです。

(推薦者:40代)

『育児の百科』 松田道雄/著

   第一子誕生時に、先輩ママからプレゼントされました。実家から離れての子育ては不安ばかり。そんな時、ベテラン医師ならではのきっぱりした物言いが心強く、子どもが1歳になるまでは、本当に毎日のようにこの本を開いたことを思い出します。小学校に上がる前までの子育てに、頼れる一冊です。

(推薦者:30代)

『山の出べそ』 畦地梅太郎/著

   山を愛した版画家、畦地梅太郎(1902〜99)の画文集です。昭和33年に串田孫一氏らが中心になって創刊した山の芸術誌『アルプ』(創文社)に連載された画文を本にしたもので、元版は創文社から1966年に出ています。「朴訥とした、味わい深い語り口で綴られた」文章と、飄々としたユーモアに満ちた挿絵は、明るいながらもどこか透きとおった哀しみを読む者に与えます。一連の作品に 『山の眼玉』 、『山の足音』 などがあります。『山の版画家畦地梅太郎』 もおすすめです。

(推薦者:50代)

『モンテ・クリスト伯』 アレクサンドル・デュマ/著

   実に面白い本であり、別添のものを作ってみました。

  • (別添資料)
  • 「文学の中の裁判事件」 −アレクサンドル・デュマ作『モンテ・クリスト伯』(山内義雄訳)から−
  • 【事件】殺人
  • 【被告人】ベネデット.21歳.パリ近郊のオートィユで生まれる.「職業は?」との問いに、「はじめは贋金つくり、次に泥棒、そして最近人殺しをした」と答えた。
  • 【何をしたか】カドルッスを殺した
  • 【記事】ベネデットが殺したという確たる証拠はなかった.ベネデットが殺したというのは、死にかけていたカドルッスが、かつて自分と同囚だったものを告発した言葉にもとづいたもので、したがって、あるいは
    憎悪や復讐の気持ちから仲間を告発したのかもしれなかった。しかし、検事総長ヴィルフォールは、ベネデットが犯人であると確信し、まとめあげ、起訴状の朗読を雄弁に行った。
  • 【審理】
  • 裁判長「被告人、姓名は?」
  • 被告人「私は、自分の姓名を知りません。ただし、父の名前でしたら知っております」
  • 裁判長「では、父の名を言うがよろしい」
  • 被告人「父は、検事総長をしております」
  • 裁判長「検事総長?」(あっけにとられる)
  • 被告人「そうです。そして、名前を言えとの仰せなので申し上げます.その名をヴィルフォールと申します」(法廷内、どよめく)
  • ・・・
  • ・・・
  • ・・・

★さらに続きますが、ここまでとさせていただきます。(瀬谷図書館)

(推薦者:年代不明)

『秘書検定クイックマスター2級 改訂版』 財団法人 実務技能検定協会/著

   検定受験のために読んでいた本でしたが、日頃の実務等にも、とても役立つ内容も書かれており、ビジネスマナー全般について勉強ができる本です。私は、就職する前にこの本に出会うことができて、社会に出る前に正しいビジネスマナーが学べたので、若い人たちに特に薦めたいです。

(推薦者:20代)

『ストーンハート』 チャーリー・フレッチャー/著

   主人公のジョージが、ロンドンの中をストーンハート(ロンドンストーン)を目指して、ぼうけんする。色々なちょう像たちも動き出し、味方と敵に分かれ、ロンドンストーンのために戦う。ジョージの過去もぼうけんするうちにあかされていく。三部作なので、すごく読みがいがあった。ぜひ読んで下さい。

(推薦者:12歳)

『モゴール族探検記』 梅棹忠夫/著

   モゴール族と呼ばれるモンゴル高原の覇者の末裔がアフガニスタンの奥地にひっそりと暮らしている。その少数民族の言語を収録する為に、言語学者と共にモゴール族を探し当てる探検の旅の記録である。民族学者の著者の透徹された目で、彼らの生活、文化を生々と伝えている。

(推薦者:60代)

『梅原猛の授業 道徳』 梅原猛/著

   「人を殺してはいけない」
中学生、高校生の親世代の人達! 何故?どうして?と聞かれて、それは・・・・・・・・と答えられますか。社会は複雑になりすぎて、善悪の判断をつけるのがむずかしくなっている時代です。
この本に限らず、現代道徳を知ろう。

(推薦者:70代【生涯現役】)

『天北原野』 三浦綾子/著

(紹介文なし)

(推薦者:70代)