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図書館員のオススメ本2011-2012



−この1年の間に、瀬谷図書館の職員が読んで、印象に残った本をご紹介します−


このリストは50音順になっています。書名をクリックすると、資料検索画面から予約ができます。
横浜市瀬谷図書館
 電話045(301)7911
児童書研究 019 絵本はともだち 中村柾子/著 福音館書店 1997 197060575
絵本が、子どもたちの生活まるごとの中で、どんなに子どもたちの心を捉え、遊びと空想の世界を広げ、子どもたちを豊かに成長させていくか、本当に納得!の1冊です。著者の中村柾子さんは、長年保育士として、子どもたちに絵本を読み、ともに楽しんできた方です。1冊1冊の絵本と、ひとりひとりの子どもとのかかわりを丁寧に語る本書からは、赤ちゃんから年長さんまでの心と絵本との出会いがいきいきと伝わり、絵本と子どもに関わる大人の心も豊かにしてくれるようです。巻末に、年齢別の絵本のブックリストがあるのも、嬉しいところです。(コメント:職員G)
郷土213 鎌倉・横浜・湘南今昔歩く地図帖 彩色絵はがき、古写真、古地図でくらべる 井口悦男/著 生田誠/著 学研パプリッシング 2011 211065847
明治から昭和にかけての彩色絵葉書や写真・古地図と現在の風景を比べている本。ページをめくるたびに、へぇ〜とかほぅ〜と思わず声が出てしまう。明治のモダンな洋館やら、茅葺屋根の家、市電が走っている通り、昭和の懐かしい町並みなど、興味をそそられる。また、人々の服装や髪型などもおもしろい。類書に「横浜今昔散歩」2009刊あり。(コメント:職員C)
絵本(あか)え きみの町に星をみているねこはいないかい? えびなみつる/〔作〕 架空社 2003 203069093
天文台で星の観察をしていた時のこと。大きな音がして、空飛ぶ円盤が近くの湖に墜落した。ぼくは沈みゆく円盤から5人の宇宙人を助け出した。宇宙服を脱いだ彼らは、なんと、地球のねこそっくりだった。円盤は湖に沈んでしまったので、彼らに故郷に帰るすべはない。そう、ねことしてこの地球で生きていくしかないのだ。5匹、いや5人とも無事にもらい手が見つかったようだが・・・きみの町に星をみているねこはいないかい?もしかしたらそれは、ねこそっくりの宇宙人が故郷を懐かしんで夜空を見上げているのかも知れないよ。(コメント:職員A)
367.4 結婚の条件 小倉千加子/著 朝日新聞社 2007 207001204
2007年に出版された本ですが、現在も日本の晩婚化、さらには非婚化の状況はあまり変わっていないように思います。心理学者の著者は「人はなぜ『適当な洗濯機』は探せるのに『適当な結婚相手』を探せないのか」というような、歯に衣着せぬ口調でズバズバと核心をつく理論を展開します。洗濯機はないと困る生活必需品なので自分のお財布と相談して妥協して決められるが、結婚は妥協するくらいなら結婚しない道を選ぶ人が増え、非婚率はさらに上がるだろうと。日々、大学の講義で学生たちの本音を聞いている著者ならではの鋭い分析に目からウロコが落ちる本です。(コメント:職員B)
絵本(あお)3 さるじぞうほいほい 大川悦生/文 梅田俊作/画 ポプラ社 1976 190449085
とんとむかしのはなし。あるひ、やまのはたけへ、でかけたじぃさまは、ばぁさまのつくったそばこもちをほおばり、くろっぽいそばこがついて、じぞうさまみたいないろになりましたって。いいきもちになって、よこになったじぃさまを、やまのさるたちが「じぞうさまがねてござる。」と、かついでいきましたがの。さてさて、じぞうさまとして、かつがれたじぃさまはどうなりますやら。どんどはらい。(コメント:職員E)
686 事故の鉄道史 続 佐々木富泰/著 網谷りょういち/著 日本経済評論社 1995 195064644
「天かける鉄橋」と謳われた餘部鉄橋が昨年、架け替えられた。昭和61年の列車転落事故以来、強風に弱かった旧橋の欠点を解消するためである。だが著者の網谷は、列車転落事故は強風によるものではなく、橋脚の改修工事の設計ミスが原因と結論付ける。工事は橋脚の縦横斜めの3種類の鉄材のうち、横と斜めを新品の、旧材よりも遥かに強度の高いものに交換することだった。旧鉄橋の写真と送電鉄塔の写真を見比べていただきたい。旧橋脚の横材の何と太いこと!橋脚の縦横のバランスが崩れ、基礎はコンクリートで固められて余裕がなく、11本の橋脚のうち両端は短いため未改修、という鉄橋全体の強度のバランスが崩れたことが背景にあった。そして重いディーゼル機関車(84t)が通った際、鉄橋全体が複雑な揺れ方をしてレールが曲がり、引いていた回送扱いの客車(29t前後)が浮き上がって脱線→転覆→転落に至ったとする。写真を見れば一目瞭然、レールは風とは反対方向にゆがんでいたのだ。(コメント:職員A)
913.6/ハ しゃばけ 畠中恵/著 新潮社 2001 201079727
江戸の廻船・薬種問屋「長崎屋」の若だんなの一太郎は幼い頃から病弱で、いつも寝込んでばかり。そんな一太郎だが、彼の周囲はいつもにぎやか。その血筋から妖怪が見える若だんなが、町に起きる奇怪な事件を彼らと一緒に解いていく、時代劇であり妖怪モノであり推理ものというシリーズの第一作目。個性ある妖怪たちはもちろん、一太郎や両親、菓子屋の跡継ぎなのに腕前はさっぱりな友人栄吉、調子のいい日限の親分など、登場「人」物たちも魅力的です。(コメント:職員H)
440 宙(ソラ)ノ名前 林完次/写真・文 光琳社出版 1995 195046230
ひとことで言うと「夜空の写真図鑑」であるこの本ですが、一味違うのは単なる天体図鑑ではないところ。もちろん良く耳にする名前もありますが、「寒月」「月の船」「星月夜」「夏目星」「星のささやき」といった耳慣れないことばも多く並び、人が「宙」に関心を持ってきたことや風流を感じさせます。約250の美しい写真を掲載しており、通読するもよし、気になるところだけ読むもよし、写真だけ眺めるのもよし。出版社を変えながら版を重ねているのも納得の1冊です。(コメント:職員H)
絵本(あか)あ 旅の絵本 安野光雅/著 福音館書店 1977 190010250
美しい風景と街並み、隠された遊び絵が楽しめるシリーズの本です。イタリア、スペイン、デンマーク、中国などの国々の風景や人々の暮らしやお祭りなどが、丁寧に描かれています。また、とびきりぜいたくな仕掛けが随所に隠され、いろいろな工夫も施されています。読む人が見て、自分で考えるところもたくさんありますし、場面ごとに、解説を付け加えてある本もあります。親子でいっしょになって見たり考えたりする見応えのある楽しい本です。(コメント:職員F)
児童あ No.6 ♯1 あさのあつこ/〔著〕 講談社 2003 203075339
舞台は近未来、2013年。主人公の少年紫苑は、幼くして知能面で最高ランクと認定され、理想都市「No.6」のエリート居住区「クロノス」への居住を許可されている。しかし12歳の誕生日に謎の少年ネズミと出会い、彼を助けた紫苑は、結果として多くのものを失うことになる。アニメ化やコミック化もされた本作ですが、原作もぜひ。「Ya! entertainment」のレーベルから9冊で完結済みのほか、講談社文庫でも発行されています。(コメント:職員H)
文庫913.6/フ 秘太刀馬の骨 藤沢周平/著 文藝春秋 1995 195062791
藤沢周平の中篇。家老暗殺に遣われた幻の剣「馬の骨」。六年も経ったが、誰がその秘太刀の遣い手なのかわからぬままだ。その探索を命じられた半十郎と銀次郎は、藩内の剣客一人また一人と対決して、「馬の骨」の遣い手を突き止めようとするのだが・・・ 長男が病死して気がふさぎがちな妻を気づかう半十郎と無礼で強引な銀次郎二人のコンビもなかなかおもしろい。いわゆる剣豪小説ながら、遣い手は誰なのか最後までわからないところと、藩の陰謀の影まで見えてくるところが魅力だ。 NHKでテレビドラマ化もされた。(コメント:職員D)
778/ヒ ヒッチコックに進路を取れ 山田宏一/著 和田誠/著 草思社 2009 209057684
山田宏一と和田誠の二人の対談の映画本は、読みやすくてためになり、おもしろいものが多いが、これも楽しめた。子どものころは、ドキドキして怖くてたまらなくて大嫌いな映画監督だったが、大人になってから観直したら、そのすばらしろさがわかるようになったヒッチコック。その監督の魅力を知る上でもぜひ読んでもらいたい本だ。「ヒッチコックって誰?」という人は、最初から制作年代順に読んでいってもいいと思うし、ヒッチコックをよく知る人は、自分が観た映画のところだけ読んでもいいと思う。新たな映画の魅力に気づいてほしい。(コメント:職員D)
児童ハ ヒトラー・ユーゲントの若者たち 愛国心の名のもとに スーザン・キャンベル・バートレッティ/著 林田康一/訳 あすなろ書房 2010 210079424
歴史上類を見ないナチスの暴虐を支えていたのは、まだ少年少女といえる若者たちだった・・・。ヒットラー・ユーゲントは、はじめは、楽しいキャンプや若者の集いとして始まります。親たちも安心して参加させていたのでした。しかし、大恐慌の後の頼りない政府への不信と高い失業率、そして国家としてのプライドの揺らぎを背景に、ナチスがドイツを掌握すると、強制的な教育と軍事訓練の場となり、やがて若者たちは、ナチスにのみ忠実な殺人機械のようになっていきます。おびただしい若者たちの死の上に迎えた終戦。生き残った若者たちも、自分たちの信じていたナチスの真の姿に向き合えず、苦しみます。ナチスがいかに若者の心をつかみ、真実から目をそらして死と殺人にかりたてたか。それを痛切に訴えるこの本は、現代、当時とどこか似たこの世相の中で、私たちに再びナチスのような影が忍び寄ってきたら、それを防ぐために、何をするかと問いかけて終わります。(コメント:職員G)
288 ブルー・ブラッド ヨーロッパ王家の現代史 山下丈/著 筑摩書房 1995 195063168
20世紀初頭、ヨーロッパ中の王家に英国ヴィクトリア女王の子どもたちが嫁ぎました。その結果、絶大な勢力を誇った大英帝国はヨーロッパ王室も制覇したといっても過言ではありません。しかし、激動の100年ともいえる時代の渦に巻き込まれ、悲惨な最期をとげる人々もいたのです。最後のロシア皇帝ニコライ2世の妻アレクサンドルは、ヴィクトリア女王の孫で、その家系は男子にしか出ない血友病の因子を持っていました。ただ一人の世継ぎであるアレクセイ王子は血の止まらない病いを発症し、皇后は後に怪僧と呼ばれたラスプーチンに傾倒していきます。革命が起こり、一家は惨殺され、長い間、その遺体は行方不明でしたが、1992年に発見されます。そして、DNA鑑定の結果、ニコライ一家だと確認されました。そのDNA鑑定に協力したのは、現イギリス女王の夫・フィリップ殿下でした。殿下の母方の祖母の妹が皇后アレクサンドル(ドイツ名アリックス)だったからです。血族という視点で歴史を読み直してみませんか。(コメント:職員B)
291.3 ホントに歩く大山街道 中平龍二郎/著 風人社 2007 207056214
江戸時代、庶民の大山詣の道として盛んに利用されたことで整備されるようになった大山街道。本書では、赤坂御門から大山山頂までのルートを紹介している。現在の地図と昔の地図が併記されていて、ポイントになる場所の写真も掲載されているので、わかりやすい。道路自体は昔の面影は残っていないものの、寺社・塚・道標等往時のものを探しながら歩いてみませんか。2011年に出版された、神奈川県内の様々地域からの大山街道を紹介した本、『キャーッ!大山街道!!』も合わせてご覧ください。(コメント:職員C)

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教育委員会事務局瀬谷図書館−2012.1.17作成−2013.11.29更新
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