港北の歴史を知る本

平成21年3月 横浜市港北図書館


 港北区が昭和14年(1939年)に誕生してから月日も経ち、区制70周年を迎える節目の年もすぎました。区の歴史を知る手がかりになる資料を、港北図書館で所蔵している資料の中から、わかりやすくまとまっているものを中心にご紹介します。

〔 〕はラベルの記号です。


港北区の歴史の概略を知るなら・・

港北区の姿

『港北区史』 港北区郷土史編さん委員会編集発行 1986年刊 〔郷土・港北213〕

緑区と分区した後に編纂された港北区の歴史を知るための基本資料です。原始から中世までは通史、近世から現代までは、綱島、日吉、大曽根・樽・太尾、篠原・師岡・菊名・大豆戸、城郷、新羽・新吉田・高田、中川の7地区に分け、細かく追っています。鶴見川年表もあり、鶴見川との戦いの歴史が良くわかります。


『港北百話 古老の話から』 港北区老人クラブ連合会発行 1976年刊 〔郷土・港北291.3〕

『港北区史』が編纂される10年前に、港北区老人クラブ連合会の手により、発行されました。昭和48〜50年の間に区内の各地区で催された「古老を囲んで港北を語る」という地域座談会による、古老の体験・見聞を聞き取り、編集したものです。寺社にまつわる話、年中行事、地域の言い伝え、特産品、地名の由来、町名の移り変わり、鶴見川にまつわる話、などが項目ごとにまとまっています。
古地図8枚、地形図新旧を載せています。索引は地域別・事項別の2種類です。


港北ニュータウン

『港北ニュータウン 四半世紀の都市づくりの記録』 住宅・都市整備公団港北開発局発行 1997年刊 〔郷土・港北518.8〕


都筑区現代史の基礎資料です。市の六大事業の一つであったニュータウン土地区画整理事業の全体が詳しくわかります。換地・存置整備の細かな計画や地下鉄計画、道路交通の整理、都市施設の整備などを詳説しています。記述編と資料編の二部立てです。区部でいえば現新吉田町の一部です。ニュータウンの開発年表が役立ちます。


『神奈川区誌』神奈川区誌編さん刊行実行委員会発行 1977年刊 〔郷土213〕


神奈川区史の基礎資料です。町名の沿革が出ており、昭和14年に港北区が新設されるまでの旧神奈川区部分(師岡保・小机保)の記述があります。


こんな資料もあります

『吉田沿革史』 港北ニュータウン郷土誌編纂委員会編集発行 1983年刊 〔郷土・港北213〕

港北ニュータウン郷土誌叢書として復刻されたもので、原著の2冊が1冊にまとめられました。港北ニュータウンを知る基本資料です。武蔵国都筑郡吉田村に在住した著者による旧吉田村(現新吉田町・新吉田東)の記録で、明治43年から3年の間書いたものです。幕末から明治にかけての動向がつぶさにわかります。鶴見川・早渕川流域の水難・治水の歴史を知る上で重要な資料も収録しています。


『都筑の民俗』港北ニュータウン郷土誌編纂委員会編集発行 1989年刊 〔郷土・港北382〕

港北ニュータウン郷土誌叢書の『吉田沿革史』に次ぐ2冊目で、民俗編の位置づけです。港北ニュータウンを知るための基本資料です。昭和49〜59年の民俗的な調査の成果が豊富な写真・図版とともに収録され、同地域で過去に行なわれた市教育委員会・農業協同組合による調査の成果が基礎資料として活用されています。港北区に関係する場所は現在の新吉田町・新吉田東・高田町・高田西・高田東・新羽町・北新横浜です。参考資料として地方資料も収録されています。語彙索引も充実しています。


港北の地名の由来を知るなら・・

ハマ線地名あれこれ 横浜篇

『港北区史』 港北区郷土史編さん委員会編集発行 1986年刊 〔郷土・港北213〕


横浜線東神奈川駅から長津田駅間に存在する町名及び旧村名に係る歴史をまとめたものです。由来については口承や伝承をできうるかぎり紹介し、関係する文献についても豊富にあげています。


『横浜の町名』横浜市市民局総務部住居表示課発行 〔郷土・港北291.3〕

横浜の町名を調べる最も基本的な資料です。発行年によって記述に違いがあります。
 1982年版 1991年版 1996年版の3種類あります。


『横浜市町区域要覧 平成8年3月』 横浜市市民局総務部住居表示課発行 1996年刊 〔郷土318.1〕

平成8年現在の町名設置の根拠、読み方の根拠となる市報・県公報が明記 されています。町名の異動などが区ごとの年代順に記載され、廃止された町名なども根拠法令を知ることができます。毎年追録が出ています。


こちらもあわせてご覧いただけます。

『日本歴史地名大系 第14巻 神奈川県の地名』 平凡社発行 1984年刊 〔参考291.3〕
『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店発行 1984年刊 〔郷土291.3 参考291〕
『横浜市史稿 地理編』 名著出版・臨川書店の二種類あります
   名著出版発行 1973年刊 〔郷土213〕
   臨川書店発行 1985年刊 〔書庫郷土213〕


港北の各地域の歴史・名所・旧跡等を調べるなら・・

新羽史

『新羽史』230クラブ発行 2004年刊 〔郷土・港北213〕

太古の遺跡に関する記述や鶴見川との関わり、地名の由来・農業・寺子 屋・伝承・屋号など民俗的なものなど新羽に関するものが集まっています。 旧跡・伝承などについては、現在の写真が豊富に収録されています。


明治・大正・昭和初期に発行された地誌

『橘樹郡大綱村郷土誌』1913年刊 〔郷土・港北213〕


明治維新頃から大正にかけての大綱村(現綱島東・綱島西・綱島台・綱島上町)の様子を項目別に記しています。港北図書館にあるのは複写資料です。当時の小学校の教育資料としても活用されました。


『城郷村誌』抜き刷り版 昭和2年頃発行〔郷土・港北291.3〕


港北区史を調べる基本資料の一つです。小机町・鳥山町・岸根町の旧跡も収録されています。

『神奈川県橘樹郡案内記』横浜市港北図書館発行 1987年刊 〔郷土・港北291.3〕


郷土史家個人所蔵本を定本とし、川崎市立中原図書館所蔵本で校合したものを、巻頭写真を削除し仮名遣いを現代のものに改めて、発行したものです。神奈川県下で発行された様々な地誌の沿革が概観できます。


『歴史教室』 『歴史探訪』 『地域探訪』など

各地区センターや区役所の地域振興課が主催した会の講師として招かれた地域の歴史家による手作りの資料です。地域の歴史・名所・旧跡等自分の足で直接調べた事柄も多く収録され、貴重な記録です。

『港北区篠原地区歴史教室』1995年刊 中央図書館のみ所藏〔横浜213.7〕

『港北区高田地区歴史探訪』1995年刊 〔郷土・港北213〕

『港北区大倉山を巡る太尾大曽根地区歴史探訪』1996年刊中央・山内・都筑所藏〔横浜213.7〕

『港北区神奈川区鳥山・菅田地区を巡る歴史探訪』1996年刊〔郷土・港北213〕

『港北区新羽地区を巡る歴史探訪』1997年刊 〔郷土・港北213〕

『地域探訪 港北区大曽根地区』1997年刊 〔郷土・港北213〕

『港北区綱島地区地域探訪』綱島地区センター発行 1997発行 〔郷土・港北213〕


『港北歴史教室』シリーズ

区役所主催で行なわれた港北歴史教室シリーズです。すべて〔郷土・港北 213〕にあり、出典も明記されています。『歴史探訪シリーズ』のように地域の歴史、名所旧跡を追えるので、入門書として使いやすいです。『・・鳥山の獅子』では無形文化財となっている獅子舞を紹介しています。

『逍遥・花と史蹟・城郷』1984年刊

『漂泊・浅き夢見し新羽の谷戸』1985年刊

『愁思・雅楽の韻律・高田』1 、2 二冊とも1985年刊

『寂寥・先人の轍踏みにし大倉山』1986年刊

『廻国・しずのふせや・駒林』1987年刊

『生【ズキ】の息吹猛しき鳥山の獅子』1988年刊

『遥かなる戦の傷を負いし岸根の丘』1989年刊

『温泉に憩うるも今は夢桃源郷』1990年刊

『沈黙の半世紀日吉の足下戦の跡』1、2 1991年刊


学校誌も少し紹介します

小・中学校で発行している学校誌の中から、地域の歴史・名所・旧跡の記述が詳しく、内容もコンパクトにまとまっているものをいくつかご紹介します。


城郷

『城郷』横浜市立城郷小学校発行1990年刊〔郷土・港北376〕

現在の町の様子、学校の移り変わり、町の移り変わりなどを詳しく記述しています。馬頭観音・小机城についても詳しくかかれています。参考資料もあげられています。


太尾の歴史

『太尾の歴史』横浜市立太尾小学校発行1985年刊〔郷土・港北376〕

過去・現在の太尾を詳しく記述しています。鶴見川との戦いの歴史もページを割いています。旧跡・年中行事の記述も詳しいです。年表があります。


 港北区役所のホームページのご案内

港北区役所でつくっているホームページ内で、港北区の紹介として歴史をご案内しています。

港北区の歴史概要

町名の遍歴・由来



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