港南区トップページ > 広報 > 広報区版2015 > 広報こうなん 27年1月号 特集

広報こうなん 27年1月号 特集

始めましょう! 認知症予防

認知症サポーターが腕につけるオレンジリングをイメージしたデザインに「認知症 やさしいまなざし あったかハート」のキャッチフレーズです 認知症とは、さまざまな原因によって、脳の細胞が死んだり働きが悪くなったりしたために、記憶力や判断力が低下して日常生活に支障が出てくる症状のことをいいます。病気として知られているのは、アルツハイマー型・脳血管性・レビー小体認知症などです。厚生労働省の調査によると、認知症は65歳以上の高齢者のうち460万人以上、軽度認知障害の人は約400万人いると推計され、65歳以上の約4人に1人が認知症またはその予備軍といわれています。
 発症のメカニズムは解明されていない部分が多くありますが、「どうすれば認知症になりにくいのか」「どのような生活習慣が脳の活性化によいか」などについて、少しずつ分かってきました。日頃からの取組で、認知症の予防を心掛けましょう。

問合せ:区役所高齢者支援担当(電話:045-847-8415、FAX:045-845-9809)

認知症は早期発見が大切です

 認知症は、早期に発見して適切な治療やケアを受ければ、症状が改善したり進行を遅らせたりすることができる場合があります。
 「単なる物忘れと違うかもしれない」、そんな日常生活の小さな変化に気付き、早めに相談窓口に相談し、医療機関で診察を受けることが大切です。

チェックしてみよう! あなたやあなたの身近な人にこんなことはありませんか

(市健康福祉局「あれ?もの忘れかな?認知症かもしれない」から抜粋) ※これは認知症を診断するための検査ではありません

1 時計に数字と針を記入し、9時25分を示してみましょう
数字と針のない時計のイラストです

2 最近、以下のようなことがなかったか確認してみましょう
(「認知症の人と家族の会 認知症早期発見のめやす」から抜粋)

  • ・同じことを何度も言う
  • ・しまい忘れ、置き忘れが増えた
  • ・今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる
  • ・料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった
  • ・約束の日時や場所を間違えるようになった
  • ・周りへの気遣いがなくなり頑固になった
  • ・趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった

加齢による物忘れとの違い

 認知症の場合は、物忘れを自覚しにくくなり、体験したこと自体を忘れてしまいます。「物忘れの自覚がある」「忘れたのは体験の一部で、ヒントがあれば思い出すことができる」という場合は、加齢による物忘れです。

気になることがあるときは身近な相談窓口へ

 どこに相談したらよいか分からない、受診には抵抗がある場合などは、相談窓口までご相談ください。また、家族や身近な人の様子で「あれ?」と思うことがある場合も、ご利用ください。

身近な相談窓口 地域包括支援センター

 各地域ケアプラザと特別養護老人ホーム 芙蓉苑(ふようえん)に設置しています。社会福祉士・主任介護支援専門員・保健師などが相談に応じています。
開館時間 月曜日から土曜日:9時から21時 日曜日・祝休日:9時から17時
休館日 月1回の施設点検日、年末年始(12月29日から1月3日)
※芙蓉苑は9時から17時45分に開館(日曜日・年末年始除く)

●地域包括支援センター設置施設

施設名所在地電話・ファクス番号
港南台地域ケアプラザ 港南台3-3-1 電話:045-834-3141、FAX:045-834-3145
港南中央地域ケアプラザ 港南4-2-7 電話:045-845-4100、FAX:045-845-4155
下永谷地域ケアプラザ 下永谷3-33-5 電話:045-826-2658、FAX:045-826-2641
芹が谷地域ケアプラザ 芹が谷2-16-12 電話:045-828-5181、FAX:045-828-5182
野庭地域ケアプラザ 野庭町612 電話:045-848-0111、FAX:045-848-0106
東永谷地域ケアプラザ 東永谷1-1-12 電話:045-826-1097、FAX:045-826-1071
日下地域ケアプラザ 笹下3-11-1 電話:045-843-3555、FAX:045-843-2400
日野南地域ケアプラザ 日野南3-1-11 電話:045-836-1801、FAX:045-836-1813
特別養護老人ホーム 芙蓉苑 下永谷4-21-10 電話:045-822-3471、FAX:045-822-3628

身近な相談窓口 区役所(高齢者支援担当)

 認知症の人やその家族に対し、専門医・ソーシャルワーカー・保健師などが相談に応じています。医師による相談(予約制)もあります。
 電話:045-847-8415、FAX:045-845-9809

介護などの相談をしたいときは よこはま認知症コールセンター

 市の認知症相談窓口で、介護経験者や認知症介護の専門家が対応します。
 電話:045-662-7833(火曜日・木曜日・金曜日:10時から16時)※年末年始を除く

直接医療機関に相談したいときは 横浜市認知症疾患医療センター(専門医療相談)

 以下の病院に設置しています。まずは電話でご連絡ください。

 ・横浜市立大学附属病院 福祉・継続看護相談室 電話:045-787-2852(月曜日から金曜日:9時から17時)
 ・横浜舞岡病院 医療相談室 電話:045-822-2169(月曜日から金曜日:9時から16時)
 ・済生会横浜市東部病院 療養福祉相談室 電話:045-576-3000(月曜日から金曜日:9時から17時)
 ※いずれも祝休日・年末年始を除く

今日から取り組む認知症予防 実践しよう!脳を生き生きさせるコツ

その1 生活習慣病を予防しよう

 認知症発症のメカニズムは解明されていない部分が多くありますが、近年、運動や食生活など生活習慣の改善が、認知症の予防につながることが明らかになってきました。

●運動習慣の改善
 ウオーキングなどの有酸素運動をすると、全身の血流を促進し、脳に十分な酸素や栄養を送ることができます。1日8,000歩を目標に、無理のない範囲で継続しましょう。また、インターバル速歩(そくほ)※を取り入れると筋力アップにつながり、さらに効果的です。
※インターバル速歩…早歩き・ゆっくり歩きを3分ごとに交互に繰り返す歩き方
早歩き・ゆっくり歩きを3分ごとに交互に繰り返している様子

●食習慣の改善
 栄養素のバランスに気を付けましょう。特に、野菜・果物に含まれるビタミンC・Eやβ(ベータ)カロテン、イワシ・サバなどの青魚に多く含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)は認知症の予防に効果的だといわれています。
カボチャ、トマト、ホウレンソウ、キャベツ、イチゴ、青魚のイラスト

その2 たくさん話してたくさん笑おう

 人と話し交流すると、脳が刺激されて活発に働きます。外出して友人に会うなど、積極的に人とコミュニケーションをとる機会をつくりましょう。また、笑顔で和やかな会話が弾むと、心も安定することが分かっています。
3人の男女がお茶をしながら会話を楽しんでいるイラスト

その3 脳の3つの機能を鍛えよう

 認知症になるとまず先に低下する機能が3つあります。日頃からこれらの機能を意識的に使って鍛えておくと、認知症の発症を遅らせることも可能です。

1 エピソード記憶
 出来事や経験を記憶し、それを思い出す機能です。

 おすすめトレーニング「日記をつける」
楽しそうに日記をつける女性のイラスト

 時間をさかのぼって「いつ、どこで、何をした」ということを思い出すことで、エピソード記憶が鍛えられます。慣れてきたら“2日遅れの日記”に挑戦してみましょう。

2 注意分割
 複数のことに同時に気を配りながら行動することです。

 おすすめトレーニング「料理を作る」
ニンジンを切る手を止めて鍋の様子を確認する男性のイラスト
 ひとつのことを済ませてから次のことに移るのではなく、“魚を焼きながら煮物を作る”というようにいくつかの作業を同時に行ってみましょう。

3 計画立案
 料理の手順や旅行の行程など目標・計画を立てて行動することです。

 おすすめトレーニング「新しいことに挑戦する」
じょうろを持ち園芸を楽しむ男性のイラスト
 新しい体験をしようとすることは、脳の良い刺激となります。気候や成長に応じて世話の方法などを判断する園芸や、相手の手を読みながら自分の攻め方を考える囲碁・将棋などの趣味を持つのもよいでしょう。

地域で行われている認知症予防活動

 今回は2つの活動を紹介します。認知症の予防活動については、お近くの地域包括支援センターへお問い合わせください。

せりがや虹の会(場所:芹が谷地域ケアプラザ)

 地域ボランティアが中心となって、認知症予防のために立ち上げた会です。「あかるく あたまを使って あきらめない(3A)」をモットーに、人との関わりや触れ合いを図って認知症を予防する3A方式などを取り入れ、コミュニケーションゲームやお話の時間を楽しんでいます。
15人ほどが椅子を円形に並べて中央に穴の開いたシーツを持ち、シーツ玉入れを楽しむ様子
▲みんなで協力し合う「シーツ玉入れ」

虹の会(場所:日下地域ケアプラザ)

 認知症予防講座の卒業生を中心とした自主グループです。「生涯、住み慣れた地域で生き生き暮らしていこう」をモットーに、体操やゲームで体を動かし、おしゃべりをして笑い合うなど、講師の提案するさまざまな脳活性化プログラムを通して、脳と心を元気にする活動を実践しています。
3人ほどで膝を寄せ合い、2文字の単語のしりとりを楽しむ様子
▲頭を使う「2文字しりとり」

©2007-2014 City of Yokohama. All rights reserved.