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広報こうなん26年12月号 特集

ノロウイルスに負けない!予防と対処のポイント

  毎年冬から春にかけては、ノロウイルスによる感染性胃腸炎が流行しやすい時期です。ノロウイルスの特徴や予防法、正しい対処法を学び、これからの季節に備えましょう。

問合せ:区役所食品衛生係(電話:045-847-8444、FAX:045-846-5981)、区役所健康づくり係(電話:045-847-8438、FAX:045-846-5981)

ノロウイルスとは?

小腸で増殖するウイルスで、感染力がとても強く、体内にウイルスが10から100個入っただけで感染します。乳幼児から高齢者まであらゆる世代に急激な症状を伴う胃腸炎(感染性胃腸炎)を引き起こします。

症状は?

 感染から症状が出るまでに1日から2日かかります。吐き気・おう吐・下痢・腹痛などの症状が1日から3日続き、ときには発熱・頭痛・筋肉痛を伴うこともあります。症状が回復しても、便の中にウイルスが1か月くらい排出されることもあります。
 発症・感染の疑いがあるときは、医療機関を受診しましょう。

乳幼児・高齢者は特に注意!
 乳幼児や高齢者、慢性疾患がある人などは、下痢やおう吐で脱水症状になりやすく、吐物で喉を詰まらせたりすることもあり、注意が必要です。

発生状況は?

 感染性胃腸炎は年間を通じて発生していますが、毎年11月から急激に増え始め、12月や1月にかけて患者数が増加する傾向にあります。これからが流行の時期です。

市内の感染性胃腸炎患者発生状況 (横浜市感染症発生動向調査より)
市内の感染性胃腸炎患者発生状況

横浜市衛生研究所 横浜市感染症情報センターのページ
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/idsc/)にリンクします




※感染性胃腸炎とは、細菌やウイルスなどによる下痢やおう吐などの症状を起こす感染症のことです。
  原因となる病原体の多くがノロウイルスですが、他にもロタウイルス、アデノウイルスなどがあります

※患者数は、定期的に発生状況をご報告いただいている医療機関からの平均値です

どうやって感染するの?

 口や鼻からノロウイルスを取り込むことで感染します。感染経路は、主に3つあります。

ノロウイルスの主な感染経路3つ

食べ物から人へ

人の便などに含まれたノロウイルスが、川や海に流れ出て二枚貝などの体内で蓄積され、その汚染された貝を、生や加熱不十分の状態で食べたときに感染します。

人から食べ物、食べ物から人へ

ノロウイルス感染者が手をよく洗わずに調理すると、感染者の手から調理器具や食品にウイルスが移り、その汚染された食品を食べたときに感染します。

人から人へ

ノロウイルス感染者の便やおう吐物の処理のとき、手指に付着したウイルスから感染したり、吐物などに含まれるノロウイルスが乾燥して空気中に浮遊し、その粒子を吸い込んで感染します。

ノロウイルスによる感染症や食中毒を予防するには

手洗い 全ての感染症対策の基本です

 せっけんによる手洗いでは、ノロウイルスの感染力を失わせることはできませんが、手の脂分・汚れを落とし、ウイルスを取りやすくします。正しい手洗い方法を身に付けましょう。

手洗い 1番目 
流水でよく手をぬらした後、せっけんを付け、
手のひらをよくこすります
手洗い 2番目 

手の甲を伸ばすように
こすります。


手洗い 3番目
指先・爪の間を
念入りにこすります。


手洗い 4番目
指の間を洗います。


手洗い 5番目
親指と手のひらを
ねじり洗いします。


手洗い 6番目
手首も忘れずに
洗います。


せっけんで洗い終わったら、十分に水で流し、清潔なタオルやペーパータオルでよく拭き取って乾かしましょう!

 


洗い残しが多いところは、ここ!!「洗い残しが多いところはここ!」

図のようなところは汚れが残りやすいので、念入りに洗いましょう。
また、手洗いの前に、時計や指輪は外しましょう。






手洗いは…
  ● 帰宅したとき
   トイレの後
   調理(食品を取り扱う)前
   食事の前 
   おう吐物やおむつなどの片付けをした後               などに、正しく行うことが大切です

十分な加熱 食中毒対策の基本です

 ノロウイルスは、85度から90度で90秒間加熱することによって感染力を失います。特に、ノロウイルスに汚染されている可能性のある食品(カキ、シジミといった二枚貝など)は中心部までしっかり加熱しましょう。生や加熱不十分の状態での食事を避けることが大切です。

気を付けよう  
ノロウイルスに感染、またはその疑い(おう吐や下痢の症状)があるときに調理をすると、食品を介して他の人に感染を広げる可能性があるので、特に注意が必要です

汚物・吐物の処理と消毒 汚物や吐物を適切に処理することが大切です

 ノロウイルスの消毒には、次亜塩素酸ナトリウム(台所用塩素系漂白剤など)または加熱が有効です。調理器具は十分に洗浄した後、塩素系漂白剤または熱湯などで消毒しましょう。汚物・吐物で汚染された物や場所は、 次の手順で消毒液を作り、しっかり消毒しましょう。


消毒液の作り方(市販の台所用塩素系漂白剤(有効塩素濃度5パーセントから6パーセント)を使用する場合)
※ノロウイルスには逆性せっけんやアルコール系の消毒(殺菌)剤はあまり効果がありません!
 汚染がひどい場所(約50倍希釈):トイレの消毒、便や吐物で汚れた床など
 500ミリリットルのペットボトルに水を入れ、ペットボトルのキャップ2杯(約10ミリリットル)の漂白剤を加える。
 その他の場所(約200倍希釈): 調理器具やドアノブ、手すりなど
 2リットルのペットボトルに水を入れ、ペットボトルのキャップに2杯(約10ミリリットル)の漂白剤を加える。

 消毒液の作り置きはできません!
 消毒液は、時間がたつにつれて効果がなくなっていきます。
 また、ペットボトルで保管すると飲み物と間違える可能性もあるので、必要な量を必要なときに作るようにしましょう!

汚物・吐物の処理方法

  • ※塩素系消毒液の取扱いに注意しましょう。原液の台所用塩素系漂白剤の「使用上の注意」をよく読み、用法・用量を守りましょう
  • ※ウイルスを含んだ微粒子が部屋に広がるのを防ぐためにも、窓を開けて必ず換気をしてください
 汚物・吐物の処理方法1
 
使い捨ての手袋・マスク・エプロンを必ず
着用してください。


汚物・吐物の処理方法2 

ペーパータオルや新聞紙などで外側から
内側へ、ウイルスを飛ばさないように
静かに拭き取ります。


汚物・吐物の処理方法3

拭き取った汚物はすぐにビニール袋へ
入れ、しっかり縛って捨てます。ビニール
袋の中に消毒液をしみ込む程度入れて
消毒すると、より一層効果的です。 
 汚物・吐物の処理方法4

汚染された場所は、消毒液を浸した
ペーパータオルなどを敷き、10分程度
放置してから水拭きをします。



 



吐物の処理方法は、動画(保土ケ谷区作成)でもご確認いただけます。正しい処理方法を身につけましょう。

 保土ケ谷区吐物処理動画へリンク:https://www.youtube.com/watch?v=iSfVYPag_pE
  
YouTube横浜市公式チャンネル「CityOfYokohama」の動画へリンクします)


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