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広報こうなん26年5月号 特集

「協働による地域づくり」のための学び合いの場 ―学び舎(や)ひまわり―

話し合いの様子のイラスト 港南区では、「協働による地域づくり」を一層進めるため、地域の皆さんと区職員が同じテーブルで一緒に学び合う「学び舎(や)ひまわり」を開講しています。平成25年度は第1期生が卒業しました。
 学び合いで出された知恵や工夫、受講生同士のつながりは、「協働による地域づくり」を進めるための新たな一歩となりました。その様子を紹介します。

 問合せ:区役所地域力推進担当(電話:045‐847‐8383、FAX:045‐841‐7030)

「学び舎(や)ひまわり」とは?

    港南区では、
  • ●地域に愛着を持ち、次世代につなげる「ふるさと港南」を実感できること
  • ●「安全で誰もが安心して暮らせるまち」「超高齢社会の中でも一人ひとりが元気に暮らせるまち」になること

 そのような姿を目指し、地域と行政が力を合わせて「協働による地域づくり」を進めています。
 その取組を一層進めるため、地域づくりを担う人材を育成する場、地域と行政が顔の見える関係をつくる場として、地域の皆さんと区職員が同じテーブルで一緒に考え学び合う「学び舎ひまわり」を平成25年度から開講しました。

 「学び舎ひまわり」は、港南区連合町内会長連絡協議会(区連会)、区役所と、地域の実情に応じた人材育成に経験がある「認定NPO法人市民セクターよこはま」が、それぞれの知識や経験を出し合い、協働で運営しています。

開講式

開校式のあいさつ 第1期生として27人(区民受講生18人、職員受講生9人)が参加しました。  区民受講生は、15地区連合町内会からの推薦で、自治会町内会の役員や民生委員・児童委員等の委嘱委員など、地域づくりに関わるさまざまな立場の区民の皆さんが集まりました。また、職員受講生として、地域に関わる区役所の地区担当職員が参加しました。

あいさつをする「学び舎ひまわり」の高森校長(区連会長)

第1講・第2講 まちを知ると、もっと好きになる

第1講では、

 港南区をよく知る地域コーディネーターを講師に招き、区の歴史的・地理的成り立ちについて学びました。そして、地域ごとに5つのグループに分かれ、ガリバーマップ※という手法を用いて、それぞれ日常生活でよく利用する場所や人が集う場所、お気に入りの場所などを探し、普段住んでいるまちの魅力や課題を確認しました。

※ガリバーマップとは
巨大な地図を用意し、まちの魅力や課題などを直接書き込んでいく手法

第2講では、

 第1講で各グループが作成したガリバーマップを合わせ、受講生から出たさまざまな情報をもとに魅力的な地域づくりについて考えました。受講生からは、川の再生や空き店舗の活用、ミニバスの運行などさまざまな構想が出ました。

テーブルに広げた地図を囲んで情報を書き込んでいるようす シールや書き込みのある地図
作業を進めるうちに、自分の住む地域について新たに発見することもありました

受講生の声

区民
地形や昔の国境が、現在の暮らしに影響を与えていることを再認識できた!
区民
港南区の魅力を再発見できて、楽しい時間を過ごすことができた!
職員
区民・職員が港南区をよく知り、好きになることで、「協働による地域づくり」の第一歩となると感じた!

第3講・第4講 地域づくりを肌で感じる現地見学会

 特徴的な「地域づくり」に取り組み、地域の課題を解決した事例として、泉区・栄区にある2つの地域(自治会)を訪れ、それぞれの地域の人に活動の様子を紹介してもらいました。

下和泉での現地調査の様子ミニバスの運行 泉区下和泉住宅自治会

 交通の便の悪さを解消するため、自治会独自でミニバスや移動サービスを運営している取組を見学しました。

桂台での現地調査のようす担い手の確保 栄区湘南桂台自治会

 自治会運営の担い手を確保するため、自治会とシニアクラブや福祉グループが連携して活動を行っている様子を見学しました。

受講生の声

区民
他地域での取組を知り、あらためて自分たちの自治会町内会活動を振り返る機会になった!

第5講 『夢プラン』・『地域のおススメ事例』を考える

 これまでの講義をもとに、受講生はそれぞれ“卒業制作”として地域活動のプランを考えました。
 区民受講生は「いつかは実現させたい」と思っている、自分たちのまちをよくする取組『夢プラン』を考えました。また、職員受講生は、地域に頼りにされる地区担当職員を目指し、区内・市内・全国のさまざまな取組の中から一つ選んで調べ、それぞれの『地域に紹介したいおススメ事例』としてまとめました。

私の『夢プラン』

「昔遊びの町」の再生 小後摩 基(おごま もとい)さん(日野第一連合町内会)
 一昔前は、自分で竹とんぼなどの道具を作ったり自然の中で遊んだりすることが当たり前でしたが、今の子どもたちにはそういった経験をする機会が少ないと感じています。
 地域の自然を生かした遊びや行事を復活させることで、子どもをはじめ幅広い世代が集まる機会を増やし、顔の見える関係づくりを進めていきたいです。そして、いつか子どもたちが「地域の人に育てられた」という実感を持ってくれたら、うれしいです。
町内会認知症サポート隊の養成 磯田 巧さん(永谷連合町内会)
 少子高齢化が進み、私の住む地域でも高齢者世帯が増え、認知症は身近な存在になっています。そこで、講座などを通じて認知症への理解を地域全体で深め、地域の人が中心となって声掛けなどの見守り・支え合いを行うサポート隊を考えました。
 実現に向けて、ケアプラザや社会福祉協議会、民生委員などと連携していくほか、「学び舎ひまわり」でできたつながりを生かしていければと考えています。

    そのほかにも…
  • ●高齢者(65歳以上)全員集合!(地域イベント等での活躍を目指し、65歳以上の住民全員が参加したグループの立ち上げ)
  • ●町内会青少年部の立ち上げ(子ども会を卒業した中学生、高校生による地域活動グループの立ち上げ)
  • ●「おたがいさま株式会社」の設立(お互いさまの心で、遠慮しすぎることなく助け合う仕組みづくり)
  • ●ふれあいサロン憩い(空き店舗を活用した、誰もが参加できる居場所づくり)
  • など、さまざまな夢プランが出てきました!

卒業式 そして、次のステージへ

 高森校長(区連会長)による修了証の授与が行われ、第1期生27人は「学び舎ひまわり」を卒業しました。
 卒業生は、それぞれ地域や職場に戻り、「協働による地域づくり」をさらに進める取組を担っていきます。

卒業生の声

田代 孝之さん(日野連合町内会)
 「学び舎ひまわり」に参加して、地域別の生活行動や課題があることが分かり、大変参考になりました。また、区職員をはじめ他の受講生たちと、顔の見える関係を築くことができました。
 今後は「学び舎ひまわり」で学んだことや培ったネットワークを生かし、地域づくりにさらに貢献していきたいです。
黒川 幸夫さん(区役所地区担当職員)
 地域の皆さんと一緒に受講して、地域を大切に思う気持ちをあらためて共有できました。
 地域・行政が今まで以上に近くなったことで、「協働による地域づくり」をより円滑に進めていけるのではないかと思います。

卒業式記念の集合写真
卒業式記念写真

「学び舎ひまわり」は、今年度以降も開講して、引き続き「協働による地域づくり」のために取り組んでいきます。

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